26日午前7時40分ごろ、秋田市八橋大道東の商業施設「パブリ」駐車場で、ドアに血痕の付いた乗用車が止まっているのを通りかかった人が発見、警察に通報した。車の所有者である同市内の30代の男性会社員が行方不明になっており、県警秋田中央署は男性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査している。
同署によると、車はワンボックスカーで、運転席側のドアになでたように血がついていた。車内に携帯電話や財布が残され、車の外に男性のものとみられる左右の靴が落ちていた。男性は25日午後5時過ぎに車で外出後、家族と連絡が取れなくなったという。
現場は秋田市役所の北西約1キロの住宅街。商業施設にはスーパーやホームセンター、書店などが並び、夜間はチェーンなどがかけられ、車は駐車場に出入りができない。【小林洋子】
毎日新聞 2010年6月26日 20時09分(最終更新 6月26日 22時56分)