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かわいいけど猛毒危険、ヒョウモンダコ 唐津で捕獲

2010年7月8日

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刺激を受けると青いリング模様が現れるヒョウモンダコ

 唐津市鎮西町加唐島の磯場で6日、猛毒をもつヒョウモンダコが見つかった。外国では、かまれた人が死亡した例も報告されている。海水浴シーズンを前に、県水産課は「絶対に触らないで」と注意を呼びかけている。

 ヒョウモンダコの唾液(だえき)は、フグと同じ神経毒テトロドトキシンを含み、かまれると呼吸困難や心肺停止を引き起こす。体長10センチほどで、刺激を受けると全身に青いリング模様が現れる。熱帯や亜熱帯の海に生息し、県内で見つかるのは珍しいが、「小型でかわいいからと軽はずみに触れるのは非常に危険」(同課)。

 見つけた場合は、玄海水産振興センター(0955・74・3021)に連絡する。万一かまれた場合は、毒を絞り出し流水で洗いながら、救急車を呼ぶ。吸い出すのは厳禁という。

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