三越銀座店、全館新装オープンへ 百貨店競争が激化三越銀座店の増床を発表する三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄社長(手前)=22日午後、東京都中央区 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は22日、三越銀座店(東京都中央区)を増床し、9月11日に全館で新装オープンすると発表した。店舗面積は約1・5倍の3万6千平方メートルになり、銀座地区で最大の商業施設となる。他の百貨店も対抗策を練っており、銀座を訪れるファッションに敏感な消費者をつかもうと生き残りをかけた競争が激しくなっている。 新しい三越銀座店は新館と本館を一体で運営。ブランドごとに店舗を構えるのを減らし、自社で買い付けた商品を充実させる。館内には芝生や託児所などを備えた広場「銀座テラス」も設置。オープンから1年間で630億円の売り上げを目指すという。 迎え撃つ側の松屋銀座店は集客効果を狙って高級チョコレート店を1階にオープンさせる。10万円以上する靴やバッグの品ぞろえを充実させて、高級路線を打ち出し、富裕層の顧客離れを防ぎたい考えだ。 【共同通信】
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