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皆さん、こんにちは。木村剛です。「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「耐震偽造のイーホームズの藤田社長がYouTubeを使って告発を始めました」と教えてくれました。藤田社長がYouTubeで語っている内容を、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが要約してくれていますので、ご紹介いたします。
日本のマスコミは私の告発を一切取り扱ってくれない。安倍総理大臣にも直訴したが門前払いだった。しかたなくアメリカのYouTubeを使って告発します。現在、日本国内では、およそ200万件の耐震偽造の建築物が存在し、さらには年間10万5,00件ペースで 耐震偽造された建築物が新しく建設されています。これ(新規の建築物に占める耐震偽造の建築物)は、日本の建築物の15%に当たります。
私も、ある専門家から、「耐震偽装か否かはともかく、耐震に問題がある建物は5棟に1棟ほどある」(建築基準法が改正された以前の建物は、違法ではないが耐震性は弱い)という話を直接聞いたことがありましたので、藤田社長の証言は、ひょっとすると、当たらずとはいえ遠からず、なのかもしれません。
ただ、あれだけ耐震偽装を問題視したマスコミが、藤田氏の告発を取り上げないというのはアンフェアだと思います。そもそも、あの姉歯耐震偽装事件は、姉歯元建築士の単独犯行であったということで幕を閉じようとしているわけですが、あれだけ、ヒューザーや木村建設やイーホームズを苛め抜く必要があったのでしょうか。あれは、昨今問題視されているイジメそのものではなかったのでしょうか。
特に、あの事件においては、姉歯元建築士と同一視された建築士が自殺するという痛ましいことまで起こりました。藤田氏の主張が正しいか否かを明らかにするためにも、彼の告発を広くマスコミで取り上げるべきなのではないでしょうか。ご興味のある方は、取りあえず、YouTubeをお訪ねください。
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2006 10 31 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。ブログというのは、オープンスペースなので、色んな方々からトラックバックをいただきます。ただ注意したいのが、このブログにも、時折、「どうも詐欺っぽい」もしくは「過剰にすぎる宣伝文句」と思われる宣伝トラックバックが入ってくることです。
皆さんには、万が一にも、そういうトラックバックに騙されないようにお願いしたいと思いますが、例えば、最近の事例で言うと、「今月中に100万円しか稼げない方法」とか「これなら勝てる!驚愕の為替取引必勝法とは?」という如何にも怪しげなタイトルのものが来ています。そういうものについては、下記の2通りの対応をお勧めしておきます。
(1)無視する。クリックもしない。
(2)どういう風に騙そうとするのか、そのテクニックを勉強するために、真剣に研究する。そして、その研究成果を学んで、今後騙されないために役立てる。
ちなみに、私は(1)ですので、「今月中に100万円しか稼げない方法」とか「これなら勝てる!驚愕の為替取引必勝法とは?」については熟読しておりませんが、皆さまも賢明に対処されることを確信しております。
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2006 10 30 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
【書店人の一冊】
『茶と美』
著者:柳宗悦 出版社:講談社(学術文庫)
定価:1313円(税込)
茶道の世界で最高峰とされる「喜左衛門井戸(きざえもんいど)」というお茶碗があるのだそうで、しかしこのお茶碗は名のある陶芸家の作品ではなく、高麗の無名の陶工が、一般向けの量産品として作った安物の飯茶碗なのだそうです。
しかしこの安手の茶碗に、かつての茶人は究極の美を見いだしました。
本書の著者、柳宗悦も、この喜左衛門井戸なるお茶碗がいかに無造作に作られ、いかに平凡であるかを強く説いています。
「しかし、そこがいい」
そう柳氏は言うのです。作為がない、無意識である。そこには自然があり、自然こそ真の美であると柳氏は言います。
なぜかつての茶人はこの平凡きわまる雑器に美を見いだし得たのか。
それは茶人がこの茶碗を曇りのない目で見たからだと柳氏は言います。雑器だからといって見くびらなかった。ありふれた物の中にある美しさを見逃さなかったからだというのです。
ここまで読んで、柳氏はなんと禅を理解していることだろうと私は思いました。
どこかにある究極の答えを探し求めるのではなく、思考を転換することによって身近なものの中に真理を発見しようとする、いや世界そのものが真理であることに気付こうとする禅の思想と、この安物のお茶碗に対する柳氏の見解は何と似通っていることでしょうか。
美しいものがないのではない。美しいものを見る目がないのだ。普段、私達の目は一体何を見ているのでしょうか。
昨今は禅についての本も多く出されていますが、そういう本よりもかえって本書のほうが禅の本質に近いような気がします。
[書店人 川手啓史 弘栄堂書店吉祥寺店雑誌担当]
2006 10 29 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。現在、尊敬語、丁寧語、敬譲語の3つの分類の敬語を尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、丁寧語、美化語という5つの分類にわけるという案が検討されています。私的には分類を細分化し、厳密な解釈を目指すよりは、正しい日本語を実践的に使えるように指導したほうがいいような気がします。
ちょっとした占いです。
まず、お祈りをするように、右手と左手を体の前で組んでみてください。
親指はどちらが上になりましたか?
①右手の親指が上になった人は左脳、左手の親指が上になった人は右脳です。
→これはインプットでどちらを優先に使っているかがわかります。
次に腕を組んでみてください。
どちらが上になりましたか。
②右手が上というか前になった人は左脳で、 左手が上というか前になった人は右脳です。
→これはアウトプットがどちらを優先に使っているかがわかります。
これは一種の右脳左脳占いのようで、同僚にちょっと教えてもらったところ、占い好きの私はどうしても気になって、「うさうさ」という書籍で分析を読んでみました。実はこの本は書店を数カ所回ったところ、どこも置いていなかったので、フィナンシャル ジャパンの書店担当の営業の人に、また拝み倒して、探して買ってきてもらいました。
それによると、インプット脳――相手の言葉や言い方、場の雰囲気など、外部情報をどう受け止めるかというのが①で、アウトプット脳――そのとき自分がどう言うか、どう反応するかというのが②になります。
この「うさうさ占い」では、私は①左脳②右脳だったので「さう」女(左脳の"さ"に、右脳の"う"です)になるようです。要するに外部状況については論理的にインプットし、アウトプットするときは直感やひらめき、感情が優先されるということです。
私の場合は確かに自分で考えるときはいろいろと頭の中で整理しているつもりなので、左脳かなとも思いましたし、いつも論理的に説明したいにもかかわらず、口から出る言葉は感情優先なので、ちょっとあたってるかなという感じでした・・・。
占いで、たぶん皆さんもあながちあたっていると思うことが時々あると思いますが、
この「さう」女の分析で、ちょっと面白いというか笑えなかったのが、
お金の匂いは幸せの匂い、「お金のあるところに幸せあり」がモットーで、お金の量とテンションが比例するタイプということでした。意外とあたってるかも・・・・・・・・・・・(x_x) ☆
ちなみにちょっとお願いして試してみていただいたところによると、ゴー社長は「さう」男でした・・・。この結果はちょっと意外で、絶対「ささ」男だと思っていましたけど・・・(◎-◎;)
先日、霞が関から自宅までタクシーに乗ったときのことです。
運転手さんがとても愛想のよい方で、乗った瞬間から、タイムリーな話題なども取り入れ、控えめながらテンポのよい、かなりフレンドリーなトークがはじまり、時々「あっ、手前の交差点を曲がればよかったな・・・」という反省などもしつつ、信号のタイミングもさりげなくワンテンポだけダッシュを遅くし、相手を話しに引き込み、目的地についたときに、「信号のところで止めてください♪」というと、「信号のところですね」と感じよく答えつつ、目的の信号の一つ先の信号で、「あっ」という間もなく、さりげなく止めてくださいました。
ちょっとあぜんとしましたが、かなり勉強になりました。というのは、 結局いつもより2割増しくらいの料金でしたが、要領が悪かったり、地図がよくわからないでのろのろしている人とは違って、イライラさせずに、まあ仕方がないなと思わせる。 そして、お客さまの気分を害することなく、より高い料金をさりげなく払ってもらう。
これは本当に素晴らしい手法ですよね。かなり感心して、私もこのテクニックをどこかで取り入れてみたいという感じでした・・・。
そういえば、ひそかに会社で、「聞いちゃったルール」というのを少しずつ試しているんです。
弊社は「できることは何でもする(のが当たり前)」という共通認識(というくくりにしておきます)があるせいか、自分の仕事の範囲外で、あまり関係ないと思われる仕事でもすることにあまり違和感がないんですね。
それをいいことに、「ねぇ・・・。これを新しくするつもりなんだけど、他に何かしたほうがいいかな」とか、「この広告のキャッチコピーってこれでいいと思う」とか、同僚に意味もなく親しげに相談をもちかけて、相手が優しくアイディアを出してくれた瞬間に、この「聞いちゃった」ルールが適用になり、「じゃあ、明日までに案を考えておいてね」というように相手に仕事をふってしまうんです。このルールは「聞いちゃった」ら、もうその聞いた人の仕事になるというものです。
まあ、冗談半分ではあるものの、あまりし過ぎると、本当にみんなが私の相談にのってくれなくなるといけないので、ほどほどにしています♪
友人と新橋にある韓国料理のママチプにチョッパル(豚足)を食べに行きました♪ 予約しなくても大丈夫かなと甘く見ていたので、結局8時から9時30分くらいまで待つことになってしまいました。最初の1時間はお店の前の立ち飲みバーでビールを飲んで待ち、その後はお店の入り口の椅子に座って待っていたのですが、お客さんが帰りそうにもなく、我慢できなくなってきたので、トッポッキとマッコッリを無理やり注文して、そこの入り口のとっても狭いウェイティングエリアで、ちょっとだけ始めさせていただきました・・・(>。<)
2006 10 29 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
【FJメディカル 一世紀を生きる】 「沖縄クライシス」から見える日本の未来
世界でトップクラスの長寿国――。日本に与えられた「栄冠」は、もしかしたら過去のものになるかもしれない。
厚生労働省がこのほど発表した2005年の日本人の平均寿命は、男性が78.53歳、女性は85.49歳で前年よりそれぞれ0.11歳、0.01歳縮んだ。
男女ともに平均寿命が前年を下回ったのは1999年以来6年ぶり。女性は21年連続で「世界一の長寿」の地位を守ったものの、男性はアイスランドに次いだ前年の2位から4位に後退。香港、スイスに抜かれた。
「沖縄クライシス」から日本の未来が見える?
厚労省によれば、日本人の平均寿命が縮んだ理由は05年にインフルエンザが流行して高齢者の死亡が増えたことに加え、自殺の増加も影響したためという。ただ、同省は平均寿命が今後延びていく傾向は変わりないとする。
しかし本当に寿命は延びるのだろうか。日本人男性の生活習慣が、平均寿命に影響しているという想像は間違いではないだろう。
実は、「沖縄クライシス」という言葉がある。「長寿県」とされた沖縄で男性の平均寿命が急速に縮んだという事実に、専門家たちが衝撃を受けたことを指す。
02年発表の調査では、00年度に平均寿命が最も長い都道府県は男性が長野県で78.90歳、女性は沖縄県で86.01歳だった。長野は90年以来、沖縄は75年以来の1位。ところが沖縄の男性は95年度調査の4位から、00年度には26位へと順位が急落した。
なぜだろうか。沖縄といえば南国の温暖な気候と、健康的な郷土料理で知られ、これが長寿の秘訣とされてきた。ところが最近は違うらしい。
沖縄県がまとめた「健康おきなわ2010」の中間評価報告書によれば、県内では平均寿命の延びが鈍く、肥満や多量の飲酒によって、県民の健康状態が悪くなっているという。沖縄の30歳代以上の肥満度は、男女とも00年度から5年連続全国1位。その結果のためか、中高年男性で喉頭がん、食道がんの割合が全国平均より高い。また肝疾患の死亡率や飲酒運転による死亡事故の発生率も高くなっている。
特に男性は若くなるにつれて健康のあらゆる数値で順位を落とし、今後も改善の期待はもてないという(以上は「沖縄タイムス」06年7月26日社説を参照)。
沖縄では、南国ならではの陽気な「飲酒文化」に加え、アメリカが71年まで統治していたことで、欧米式の脂肪の多い食事が若い世代を中心に広がったようだ。食生活と運動不足が「沖縄クライシス」の背景となっていると言っても間違いではあるまい。
国レベルでの危機が生じる?
「沖縄クライシス」のように日本の平均寿命ランキングが世界の中で急低下するという可能性は否定できない。「日本人は健康だ」。こうした根拠のない慢心から、食生活に配慮が足りない点が私たちになかっただろうか。健康によいとされる日本食を中心にした食生活をしたのは、1947-49年に生まれた団塊の世代まで。60年代ごろから食生活は欧米式になり、スナック菓子やファーストフードが日本に広がった。
運動の面でも心配だ。厚労省が00年に10年計画で始めた「健康日本21」というプロジェクトがある。運動、喫煙、糖尿病など九分野の計70項目で達成目標をかかげた。04年に出た中間報告で把握できた53項目のうち、20項目で実績が悪化。特に運動関連の項目の数値が低く、30-60歳代の男性の3割が肥満との結果が出た。
内臓に脂肪が蓄積された肥満で、糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすくなった状態を表す「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)という言葉がある。メディアに頻繁に登場するようになったが、日本に約2500万人いるとの推計もある。
沖縄女性の強さに日本の男は学ぶべきか
欧米式の食生活を続けた上に運動不足の重なった人が、今後、高齢化する。その流れが平均寿命に影響を与えることは間違いない。男性の平均寿命が急速に縮み、少子化はともかく、高齢化が防げたという笑えないジョークが未来の日本で流行るかもしれない。
長寿を享受できる方法はなんだろう。「沖縄クライシス」を尻目に、長寿日本一を誇る沖縄女性の強さに、秘密があるようだ。
一般に女性は男性よりも飲酒や喫煙の量が少ない。さらに沖縄料理は、①煮込みの肉料理が多く脂肪が取り除かれている ②豆類(特に豆腐)がよく使われ良質のタンパク質が豊富 ③野菜類や海藻類も多い④天然だしを使い塩分と砂糖の摂取が少ない――などの特長を持っている。
そして沖縄のおばあさんたちは、太平洋戦争では日本で唯一の地上戦が戦われた悲劇と米軍統治の厳しさをくぐり抜けた。健康な食生活と強い精神力が、長寿を享受できる理由となった。神様が沖縄のおばあさんたちにご褒美を与えたのだろう。
「女性」、特に沖縄の女性たちの元気さが、健康に自信の持てない日本の男性の指針になる。こうした時代がやってきたのかもしれない。
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2006 10 28 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
皆さんこんにちは。シンコです。(^^)/☆
突然ですが、日本で初めて革鞄を作ったのは誰かご存知ですか??
今回は、そのルーツを探るべく、デザイナーの「小川正寿」さんのオリジナルブランドである「Les sacs Adam」にお伺いしました。
お店のスタッフの方の話によると、日本初の革鞄職人である「重田なを」さんをおばあ様に持ち、幼いころから多くの鞄職人に囲まれて育ったそうです。(重田さんが、日本初の革鞄職人になるまでの波乱万丈の人生は、こちらをご覧下さいね。
ブランド名の由来は、オーナーデザイナーの小川さんが男性ということもあり、「男性が、女性を美しく見せるためにデザインしたバッグ」という意味をこめて付けられたそうです。そして、コンセプトは「知的で都会的な大人の女性のためのエレガンスカジュアル」。
ワンピースから浴衣まで、着るものを選ばずに持てる大人気の定番商品「ボックス型バッグ」や、A4サイズの書類も美しくオシャレに持てる「ツヤクロコアニリン牛革トートバッグ」など、様々な種類があります。そして、そのバッグはどれも、大量生産は一切行わず、作り方にこだわり、革鞄職人が一つずつ丁寧に作っています。デザインしてから、ショップに並ぶまで、何度も試作品を作り、妥協を許さないそうです。
そのため、美しいだけではなく、とても丈夫で長く使うことが出来るんだそうです。
現在、このようにオリジナルバックを国産で作り続けているところは、非常に珍しく、海外からも注目を集めているようです。
また、お客様から寄せられる要望を、デザインやカラーに取り込んだりと、商品をどんどん進化させていっているんです。そのため、リピーターが多く、中には、1つのデザインの色違いを15個も持っているお客様もいらっしゃるらしいですよ。
インターネット販売(楽天市場)や、メンズも始まり、更に進化する「Les sacs Adam」から目が離せません。
何気なく持っているバッグですが、色々なお話を聞いて、これからはバッグにもっと愛着が出そうです!!
「Les sacs Adam」の皆さんありがとうございました。
最新の拠点網です。(店舗案内はこちら。)
※シンコは架空の人物です。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「My friend’s Tarot」さんが、「阪神タイガース検定」について教えてくれました。
虎ファンやりそう・・っていうか、おもろいやんか~。・・・チャンと合格証と合格認定カードも送られてくる。・・・ファンじゃないのに大阪に育ったせいか、不思議と六甲おろしと、ゴーゴー掛布は歌えてしまうからオカシイわ~。・・・特定のプロ野球球団を対象にした検定は初というが、そりゃ、そうでしょ。こんなんやりたがるのは大阪人か阪神ファンくらいしかいそうにない(笑)。そこが阪神ファンじゃない私も微笑ましく思うところやね~。 ただし、大阪人が楽しんで参加できるか否かの分れ目はここかな? 料金がいる! だってチャンと球団の事業承認を得て実施する検定だ。試験はインターネット上で実施する検定と、筆記による検定の2本建て。ネット検定は基本的な50問。3000円。。 筆記はより詳しい“トラ度”を問う100問。5000円。問題はすべて4択でデイリースポーツ社が作成するんだと。・・・合格基準は共に80点。
さすがに、阪神タイガースファンはスケールとノリが違いますねぇ・・・・・・・・・・・・・・・と、野球ではなくサッカーの浦和レッズに惹かれる私なぞは思うのでした。
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2006 10 27 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「詳しい事はわからんのですが、ここんとこ『いじめ』と『自殺』のニュースが出回っていてイヤ〜な雰囲気ですな」とのたまう「grounder」さんが、鋭くこう指摘してくれました。
まぁまた正義の使者よろしくTVリポータが「いじめはあったんですか!?」とマイクを振り回している・・・(あれも一種のいじめだろう!)
まったくもって、おっしゃるとおり。座布団を10枚差し上げたいと存じます。ちなみに、「作家が急に来たもので」さんのトラックバックを読んでいたら、下記のような微妙な言い回しに出会いました。
近頃、「いじめ」とそれが原因での「自殺」のニュースをよくみかけます。一昨日のテレ朝の報ステでもやっていました。番組を観ていると、いじめで自殺した生徒の通っていた学校で、「いじめ」を「プレッシャー」と表現して、全校生徒に語る校長の映像が流れていました。そして、「なぜいじめという言葉を使わないのか」と校長に対してマスコミがプレッシャー?をかけていました。
ひょっとすると、「まーどんな ぶろぐ」さんが、以下で指摘しているように、学校における「いじめ」を批判している私たち自身が、「いじめ」を許容する社会にしてしまっているのかもしれません。いわゆるメディアスクラムやネットにおける「炎上」などは、「いじめ」そのものですし・・・。まずは、ネットにおける「いじめ」を自らなくすことから始めるべきなのかもしれません。
お笑い芸人が登場するいわゆるバラエティー番組では、人のあげ足とり、からかい、あざけりの連続です。背丈、体重、容姿などの体的特徴を嘲笑の的にするのも、番組の中ではあたりまえになっています。バラエティー番組を見てはいけない! などと制限する親もほとんどいなくなった今の時代、 家族そろって画面の向こう側のお笑いタレントを指差しながら、わっはっは! と嘲り笑うようになってしまいました。このような感受性が鈍った人が集まる社会ですから、学校の教師が生徒をからかっても たいして問題にもされなかったのでしょう。まさかそのことによって自殺者が出るなんて、言った本人は想像だにしなかったことでしょう。
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2006 10 26 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「大卒内定者がここ3年、急激に伸びていてバブル期と同水準」⇒「オフィスワーカー1人当り約20㎡のオフィス床面積が必要なことからオフィスビルの“供給 < 需要”」⇒「ディベロッパーは、ここぞとばかり新規供給に邁進」という背景を指摘している「不動産と景気・経済」さんが、活況を呈する不動産市況に対して、警告を発しています。
追い風の時というのは怖いもので、少々の間違い(間違った立地にオフィスを建てたとか、間違ったビル買収とか)が顕在化しない。不動産業はどんな企業でも参入が容易くフォローの風の時は、供給が芯を喰った適切な立地からどんどん滲み出していく。(ところが)・・・景気減速期においては、潮干狩り状態になった滲み出しゾーンは空室ビル街になってペンペン草も生えない。・・・また、不人気エリアでの開発も要注意だ。今でも不人気の西新宿は、直近の不況時、超高層オフィスビルが空室フロアーだらけになり、月坪1万円で、水面下でテナントを誘致していた。 企業は企業の都合で採用を急に増やしたり、減らしたりするものだ。不動産業界は需要のピークに合わせた供給に突っ走ってはいけないと思う。じゃないと、いつか空室床という不良在庫を抱え、悩むだけ。オフィスビルの供給も立地を間違わず、原油と同様に、潮目を見逃さず自発的に減産することも必要。減産して、賃料下落、空室率の悪化を阻止する賢い供給(ディベロップ)をしていくことが肝要である。この業界は過去何度も同じ愚を繰り返してきた。学習効果のある業界にならないといけない。
「不動産と景気・経済」さんのご指摘どおりだと思うのですが、果たして、今回は、学習効果が現れるのでしょうか・・・? 残念ながら、私は、どうもそうではないような予感がしております。
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2006 10 25 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「福岡県筑前町町立三輪中学校二年の男子生徒が、担任の47歳の教師・・・のいじめで自殺に追い込まれた」というニュースに触れて、「不動産と景気・経済」さんが憤っています。
この男(もはや教師と呼ぶに値しない)、この自殺した生徒に「君は偽善者にもなれない偽善者だ」と言い、以後、級友からは“偽善者”というニックネームを拝命した。別の女子生徒には、授業中に思いつく漢字一文字を書く問題を出し「お前は太っているから書くべき字は『豚』だ」と言っている。この男、自分を何様だと思っているのだろう。この男、教師生活を何年やっているのか知らないが、きっと何十人ものこのような生徒虐待をしてきているのだろう。そもそも、“先生などと呼ばれる者にろくな者は居ない”。だいたい教師には社会性が無い(社会人になったことがないのだから)。
当該自殺事件の真相や詮索については、他の方々にお任せするとして、「教師に社会性が無い≒社会人になったことがない」ということについては、何とか、改善をお願いしたいものです。というのは、私も小学校四年生のときに、社会人としてのモラルに欠けるヒドイ先生に当たってしまいまして、「先生=良い人」「教師=正しい人」という教科書的な方程式がガラガラと崩れてしまった体験を持っているからです。
教師は、その教室においては専制君主になりえるわけで(その一方で、最近は暴徒と化した生徒も多いようですが・・・)、厳しい監視も、選手交替も基本的にはありませんから、大人の良識を失ってもすぐには解雇されません(正確に言うと解雇自体が難しい)。
「“教育再生会議は先ずゴキブリ駆除から始めろ!”」という「不動産と景気・経済」さんの怒りは理解できますし、その「ゴキブリ駆除」を現実的に行うためには相当の知恵を絞らなければいけませんが、まずは手始めとして、教師が民間企業で1年間インターンで働いてみるとか、会社員が臨時教師を務めるなどという形で、「学校」と「社会」で交流を深めてみるということから真剣に模索してみてはいかがでしょうか。
「くまさんの自立」さんは、「人の痛みのわかる先生が減っているのかもしれないですね。思いやりに欠ける人間が多くなっていることかもしれない。日本人の心はだんだん希薄になりつつあるのかもしれません」と指摘していますが、教師については、自分の思い通りになる教室の中だけではなく、まずは、自分の思い通りにならない社会の中で社会人として生活させることによって、基本的な適性をみるべきような気がしています。
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2006 10 24 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「珈琲ブレイク」さんが衆議院議員補欠選挙に絡んで、わが国の政治の実態についてトラックバックしてくれました。
衆議院議員補欠選挙が始まった。自民党にとっては安倍新政権の最初の関門であり、昨年9月の衆議院選挙で大敗を喫した民主党にとっては、巻き返しを狙う来年春の参議院選挙の前哨戦として重要である、とメディアはいう。駅前で、街角で、与党も野党も、議員候補が必死になって声をからし、手を振り、握手をし、頭を下げている。選挙に臨んでの候補者の苦労は、並大抵ではないだろう。政見を説明するというよりも、もっぱら大声で叫び、お願いして、声を嗄らす。頭を下げ、握手で手を痛める。長時間立ち尽くし、歩き続ける。大変なエネルギーの消耗である。 先月小泉政権終結とともに議員を辞職した、竹中平蔵氏のことばを思い出す。「政治家は、議員を続けること、選挙に勝ち続けることだけのために、大変な時間と労力を消耗せざるを得ない。」竹中氏が、議員を辞職した原因のひとつは、このような理不尽とも言える消耗への嫌悪感があったのかも知れない。 有権者は、個々の候補者の政見を理解し、政治に対する姿勢を見、実行能力を判断して投票すべきである。しかし、現実にはなかなかそうはいかず、十分な情報がないまま投票する、ということが多いだろう。候補者が大勢の有権者に向かって自分の意見を表明する機会は実際にはそう多くなく、また有権者が候補者の演説をしっかり聴くチャンスも、そう多くはないのが現実である。結局、候補者の必死の叫び、握手、熱心な挨拶あるいはお辞儀などの印象も、重要なポイントとなってしまうことになる。
私は、間近でみてきて、「政治家」というのは、本当に凄まじい職業だと心の底から思います。私ではとても務まらないですね。あのエネルギー、あのバイタリティ、あのスタミナ、あのテンション、あのストレス耐性は、一体どこからくるものなのか、いつも考えさせられます。
私は、自分ができないことを為し遂げる方の能力を例外なくリスペクトしておりますので、基本的に、すべての政治家をリスペクトしております。ただ、あのエネルギーと、あのバイタリティと、あのスタミナと、あのテンションと、あのストレス耐性を他の分野に振り向けることができたなら、もっと日本はスゴイ国になれるのに・・・、と毎回残念に思いますけれども・・・。
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2006 10 23 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
連載「会社法がわかれば商売がわかる!」(中央大学法科大学院教授 野村 修也)
不発に終わったが、王子製紙の攻撃に対して、北越製紙が導入した買収防衛策は、「事前警告型ポイズン・ピル」と呼ばれるもので、今年の株主総会で、上場企業の多くが導入したタイプのものだ。
議決権の20%を超える株式を取得した者(買収者)が現れた時点で、その買収目的を問いただし、それに誠実に回答しない場合や、回答された買収提案の内容が株主のためにならないとの判断を、経営者から独立した委員会が下した場合には、その時点の株主に新株予約権が交付される仕組みのものである。この新株予約権は買収者にも交付されるが、議決権の20%を超える株式を有する者は予約権を行使できないといった「差別的行使条件」が付されているために、結局のところ、買収者だけが希釈化のリスクに見舞われる仕掛けになっている。
敵対的企業買収に対する防衛策については、企業価値に対する破壊行為を防ぐために必要だとする賛成意見と、いい加減な経営を温存するだけで企業価値の向上にはつながらないとの反対意見が鋭く対立している。事
前警告型ポイズン・ピルの場合は、両者の意見を踏まえて、過不足のない防衛ができるように、独立委員会というレフェリー役を導入している。
今回の北越製紙のケースでは、「防衛策を発動すべし」との判断が独立委員会によってなされたが、結局は、新株予約権を交付する前に事なきを得た。しかし、その独立委員会の判断に対しては、「本当に経営者から独立した意見だったのか」といった厳しい批判や、「初めから結論が見えていたようなもの」といった冷めた見方が支配的だった。その意味で、不発に終わったお陰で、北越製紙の防衛策が法廷闘争に持ち込まれなかったことに、
内心ホッと胸をなで下ろした上場企業も少なくなかった。せっかく導入した防衛策が、裁判所によってケチを付けられたのではたまらないというわけだ。
このように、敵対的企業買収に対する防衛策の導入は、かなり際どい実務の上で展開されている。にもかかわらず、会社法は、利用可能な買収防衛策として、大胆な制度をいくつも導入している。
例えば、どんなに株式を大量に取得しても、行使できる議決権の数は20%を上限とするといった議決権制限株式などが、法務省によって推奨されている。これが認められるのであれば、上場企業でありながら、絶対にっ取られない会社を作ることができる。
既存の会社が、こうした新しい防衛策を導入するためには、莫大な費用をかけて、既に発行している株式を、防衛機能を持った新しい株式に取り替える必要がある。したがって、既存の上場企業がすぐにこの制度を活用することは想定しにくい。しかし、会社法の施行後に設立される会社であれば、最初からこの種の株式を発行しておくことに、さしたる困難は伴わない。
先日発表された計画によれば、早期上場を目指している日本郵政株式会社は、買収防衛策の導入に積極的である。過剰防衛の先例とならないように、合理的な制度の設計が強く望まれる。
今月の特集
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2006 10 22 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。ここのところ季節の変わり目で風邪をひいている人をよく見かけます。ゴー社長も先週はちょっとだけ風邪気味になりそうでしたよ・・・。
みなさんは、「山」と「海」はどちらが好きですかぁ??
私は「海」のほうが好きです。
子供のころから断然「海」 派で、なんとなく開放感があるというか、心が弾む感じなんですけど・・・・、そのせいもあって、今も東京の湾岸に近いところに住んでいます。
いま豊洲地区、品川芝浦地区などの東京臨海部で、船を使った水上交通ルートなどの整備をする動きがでていて、運河や川を通勤や観光に利用して、江戸時代以来の「水の都」の復活を目指すそうです。船や水上バスは好きなので、より早い整備を期待したいです。
今でも私の家の近くから水上バスで、お台場や実家に近い隅田川沿いの地域まで行けるようですが、便も少ないし、残念ながら気軽に利用できるというところまではいっていないですね・・・・。
昨日、かなり久しぶりに大学の時以来の友人に会うことができました。
現実問題として、女性の場合は、ある程度の年齢になると結婚・出産などもあって、特に家庭に入ってしまうと、会う機会が少なくなり、疎遠になってしまいがちです。
友人も子育てが大変みたいで、自分の子供はかわいいものの、かわいい時期はすぐに過ぎてしまい、反抗期がきちゃうようですね。どこで覚えてきたのか「ババァー」というとか・・・(@o@;)
何かで読みましたが、3歳くらいまでのすごーくかわいい時期があるからこそ、「あの時はあんなにかわいかった」という気持ちが継続して、その後も子育てができるそうですが、本当ですか??
私は子育てをしたことがないので、大変さがわかりませんが、本当に親の虐待に関するニュースが多くて、耳にするたびに信じられないのが本音です。この前は女の子3人の母親が3人の子供全員を虐待をしていて、床のゴミまで食べさせていたとかいうニュースがあったので、さすがにびっくりしました・・・・。
友人と懐かしい話をしていて、今考えると結構ありえないことや、若気の至りでは済まされないマズいことをしていたことを思い出して、今さらながら、ちょっと反省っていう感じでした・・・。でも久しぶりに会っても、やっぱり気のおけない友人というのは、本当にいつまでも大切にしたい財産ですね・・・。
そういえば、「昔お付き合いしていた人と街で偶然会ってしまったらどうしよぉ・・・!?」とか考えたことがないですか?
この関係でいうと、私の場合は、自分に都合がいいように、良かったことしか思い出さないというか、イヤなことが良いことにすり替わっていたりするんですよね。友人からの指摘で記憶の修正とか必要でしたが・・・。
でも一般的に言っても、結局のところ、いろいろなことを乗り越えられずに、何かしらの理由があって継続できずに、「縁」がなかったわけなので・・・・、友人と私の意見は、
「偶然街であったとしても、今さらながらって感じで、話もないし、何となく虚しいよね・・・。でも最悪なパターンとして、ふけちゃったし、まったく気づいてもらえないかも・・・」と、寂しくも一致しました・・・(☆_◎) !?
まあ、遊びでも仕事でも何でもそうですが、過去にはとらわれず失敗を教訓にして、前向きな姿勢で新しいものに挑戦したほうがいいですよね~。
先週末のソウルへの旅行は、母親の航空券のローマ字が一文字間違えていたり、ホテルに到着しても部屋の準備ができていなかったり、一日チャーターしたリムジン模範タクシーの予約が前日キャンセルになっていたり、といろいろなハプニングがあって驚きましたが、起こってしまったことは、はっきり言って、偶然でも運命でも大して違いではないですよね。
とりあえず今回は世界遺産などの観光を中心に行動し、大きな問題に発展することはなく無事に帰ってきました。
韓国宮廷料理のレストランに行きました。10月は結婚式やイベントも多いようで、おススメのお店は昼も夜もなかなか予約できずに、やっと「石坡廊(ソクパラン)」のディナーを予約することができました。
ここは、ソウル市有形文化財に指定されている朝鮮王朝の最後の王である純宗の継后の純貞考皇后の生家を移転した伝統家屋で、庭園も絶景でした。
韓国伝統料理の基本となる醤油や味噌などは自家製のもので、李朝時代の宮廷料理を現代風に少しアレンジしてあるということでした。
最初に松の実のおかゆと水キムチをいただきましたた。マツタケは肉厚で美味しかったです。
お料理を次から次へといただきましたが、湯通しした白菜にキムチと豚の三段バラ肉と特製塩辛を巻いて食べるお料理は組み合わせが抜群で見た目よりずっと美味でした。
どれもお食事は美味しかったのですが、『チャングムの誓い』に出てくるお料理とビジュアル的に違っていて、その点は期待が大きすぎたので、ちょっと残念です・・・(x_x) ☆
デザートはなつめの揚げ物や朝鮮人参の生とかで、みかんしか食べられませんでした・・・。
飲み物は韓国風甘酒でこれもちょっと・・・。お酒は何でも好きですが、甘酒は全く飲めないんです。
今回の旅行で一番美味しかったイチオシは、朝食でいただいたあわび粥です。ごま油の風味で絶品でした。
帰りのJAL便は満席で、ラッキーなことにエグゼクティブクラスのお席にアップグレードになりました。1時間40分だと足りないくらい、とても快適でした。
東大門市場では大好きなクォン・サンウに会えたし。人形ですけど・・・。
2006 10 22 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」10月号掲載
【国なき民はいかにして財産を守ってきたのか】 自力で生き抜いてきたユダヤ人の知恵に学ぶ
知恵の宝庫『タルムード』をのぞく
メラメドやソロスのような少年期を、多くのユダヤ人が経験したに違いない。「ラビ」(ユダヤ社会で学者と宗教指導者を合わせた存在)のマービン・トケイヤーは、ユダヤ人の力の源は「知性を重んじること」にあると語る。国を持たず、徒手空拳で苛酷な環境と戦うためには、身に付けた知性しか頼れるものがないからだ。
ユダヤ人は自らを「学びの民族」と呼ぶ。そのためか、アメリカでは教育熱心な母親のことを「ジューイッシュ・マザー(ユダヤの母)」と言うほど。もっとも、浅薄な「学歴賛美」ではない。先人の苦しみや苦難を語り伝え、処世術として知恵を重視しているのだ。
ユダヤ社会では学問が崇高なものとされ、ラビが尊敬されている。「偉大な研究」という意味をもつ『タルムード』は、250万語に上る『聖書』を元にしたラビたちの討論の集積であり、人生に関する示唆に満ち溢れている。
「日の下に新しきことなし」(旧約聖書)というが、『タルムード』は、現代にも十分に応用できる知恵の塊である。その中でおカネにかかわる格言は数多い。とはいえ、盲目的な信仰ではなく、「財産をくさん持つと心配事もそれに応じて増える。しかし、財産がまったくないほうが心配は多い」など、バランスを重視して、おカネと向き合おうとする格言がほとんどだ。
おカネはユダヤ人にとっては、あくまでも中立の存在。人生を望みどおりに生き、リスクを減らす『道具』にすぎないから、「金銭は『機会』を提供する」とか「金銭は『良い人には良いこと』『悪い人には悪いこと』をもたらす」という教えになる。
残念なことに、いかなるときにも財産を守れる「魔法の杖」などない。一足飛びに特効薬にたどり着くという発想こそ『タルムード』が否定する考え方のようだ。だから「一度に海をつくれるのは神だけだ。われわれが海をつくろうと思ったら、まず小川からつくっていかなければならない」などと諭しているのだろう。
「知恵」が迫害に耐える有効な武器だった
ただしユダヤの人々は、財産のない。例えば、危機においても財産を守る方法として、『タルムード』には次のような話が載っている(伊達一啓『ユダヤ人ばかりになぜ、お金が集まってくるのか』より抜粋・編集)。
ある船に商人と学者が乗っていた。商人は船に荷物をたくさん載せていたが、学者は手ぶら。不思議に思った商人は聞いた。 「お前さんはいったい何を売って暮らしているんだい」すると、学者は答えた。 「世界一優れたものです」 「へぇー、世界一優れたものねぇ。何だいそりゃ?」 学者はそれには答えなかった。 そこで商人は、学者が寝ているあいだに周りを調べてみたが、何も出てこない。商人は変なヤツだと学者をあざ笑った。 しばらくして、大変な事態が起こる。乗っていた船が難破して、商人の荷物がすべて海に投げ出されてしまったのだ。 やっとの思いで乗船者たちは岸にたどり着いた。そして、学者も商人も町へ向かった。 町では商人は無視されたが、学者は大歓迎された。学者の持っていた知識が素晴らしかったからだ。 その後、学者は知識ひとつで大変な財産を築いた。それを見て商人は言った。 「あなたの商品はやはり世界一素晴らしかった。私は商品をなくしてしまったが、あなたの商品は一生無くなることはない」
『タルムード』は「人が生きている限り奪えないものがある。それは知恵である」と諭した上で、「知恵は神によって、すでに知識を持っている者に授けられる」と説く。
自ら経験を積んで「知識」を処世のための「知恵」に変える者のみが、どんなに厳しい環境においても生き残っていけるということを示唆した言葉だ。
知恵があれば、困難な局面であっても、財産を守ることができる。次のような話もある(マービン・トケイヤー『ユダヤ五〇〇〇年の教え』より抜粋・編集)。
日本人も、こういう知恵を働かすことができるようになりたいもの。いざとなったらお国は、私たちを守ってくれないのだから……。
賢いユダヤ人の父親が、息子をエルサレムの学校に入れたのだが、重い病気にかかった。もう息子に会えないと悟った父親は、「全財産を奴隷に譲ること、ただし、その中から一つだけ息子が望むものを息子にやるように」という内容の遺書を書き残した。 父親は死に、奴隷は自分の幸運を喜んで、エルサレムに行って息子に父親が死んだことを告げる。遺書を見た息子は、驚き悲しみ、ラビに不平を洩らした。 「どうしておやじは私に財産を残さなかったのだろう。私はおやじを怒らせることは何一つしたことはなかったのに」 ラビは「とんでもない。あなたのお父さんはたいへん賢く、またあなたを心から愛していた。この遺書を見れば、それがよくわかるじゃないか」と答えたが、息子は「奴隷に全財産をやって、息子に何も残さないなんて、愛情のかけらもないし、愚かな行為としか思えない」と憎々しげに言い放つ。 ラビは「あなたもお父さんと同じように賢く自分の頭を使いなさい」と指摘し、息子に向かってこう説明した。 「お父さんは、自分が死んだとき息子が傍にいないので、奴隷が財産を持ち逃げしたり、財産を使い込んだり、自分が死んだことすら息子に伝えないかもしれないと考え、全財産を奴隷に与えた。財産を全部やれば奴隷は喜び、急いで息子に会いに行って、財産も大切にとっておくと思ったのだろうね」 それでも息子は「それが私に何の役に立つのですか」と言ったため、ラビはこう諭した。 「若い者は知恵が足りないな。奴隷の財産は全部主人に属しているのを知らないのか。お前の父親は一つだけお前に与えると言っている。お前は奴隷を選べばいいんだ。これは非常に愛情こまやかな賢い考えではないか」 息子はやっとわかってラビに言われたとおりにし、後日、奴隷を解放してやった。しかし、口癖のように「年とった者の知恵にはかなわない」と言い続けたという。
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ユダヤ人のおカネの発想法
その1 心に堅い「芯」を持つ一方で、柔軟さを学び、ユーモアを忘れない。
その2 「学びの民族」と自称するほどに処世の知恵を尊重する。
その3 おカネと知恵を使いこなしてリスクと苦難を乗り越える。
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2006 10 21 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
本日発売になったフィナンシャル ジャパン12 月号で、「Soup Stock Tokyo」を経営するスマイルズ・遠山正道会長の対談記事を担当しました。ホスト役は元衆議院議員で、現在は早稲田大学大学院教授の北川正恭さんです。
現在も商社に籍がある遠山会長は、タイル画の個展を開いたり、書籍の装丁をしたりとアートにも精通しておられます。そしてスープストックはオシャレなイメージ。政治といえば、ちょっとカタいイメージ。
実は正直なところ(失礼な話ですが)、対談を実施する前、「話が全然かみ合わなかったどうしよう?!」という不安も少しだけありました。
しかし、それは杞憂に終わりました。
皆さんこんにちは、FJオンラインのDこと濱田@近代化遺産に興味があります、です。福岡県は大牟田市に住んだことがあるためでしょうか。こちらのクラブの活動、陰ながら応援しております。
実は先週のエントリ「2人の経営者」のうちのお一人は、この遠山さんだったのです。撮影はスープストック広尾店で、対談は移転する前のスマイルズオフィス(渋谷区、現在は目黒区)で行われました。不安だったとはいえ、「このお二人が対談したらきっと面白い」と思ったのは他でもない私ですし、「きっと大丈夫」と思いつつ対談にのぞんだところ、とても盛り上がりました。
商社に居ながらの起業。ありそうでなかったスープ店。「無添加、食べるスープ」というコピー、思想を具現化したスープの数々。余計な着色のない店内、当時は珍しかった黒いロゴ。フォントもアリもの。シンプルの極み……。
現在のスマイルズは、遠山さんがすべて物事を決定する、というような会社ではないのですが、それでもこうしたモノモノが生まれてきたモトは、遠山さんのキャラクター。その彼のユニークな、一意的な考え方に触れることが出来て、編集者として、だけではなく一個人としても楽しく、頷かされることの多いひとときでした。
同社が掲げる「生活価値の拡充」という理念と、北川教授が三重県知事時代に県政の基本理念とした「生活者起点」は、根底でつながっていると感じました。北川教授と遠山さんが意気投合していらっしゃったのも、その証拠ではないでしょうか。もちろん対談の成功は、お二人のチカラによるところが大なのですが……。
しかし、よくよく考えてみれば、政治家とアーティストだから話があわない、という発想そのものが短絡的でした。猛省。政治もアートも敬遠しがちだけど実は身近なものだし、身近であるべきものだし。感じたり考えたりするのは、つまり触れるのは、同じ人間ですしね。。。難しく考えれば良いというものでもないでしょう。
少しでも盛り上がった現場の雰囲気が伝わればと思います。記事の一部が現在、FJオンラインで公開されていますので、よろしければ読んでみてください。では。
2006 10 21 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
皆さんこんにちは。シンコです。(^^)/☆
先日は日本振興銀行秋葉原店をお邪魔しました!
すると、「こんにちは!」とクリクリのお目々と白い歯を輝かせるさわやか青年が・・・。新人行員の長沼さんです!
「今年の春、新卒で入行したばかりです(^^)☆☆☆。書類の見方とか、わからないことばかりなのですが、寺西店長をはじめとした親切な行員の方々に、優しくそして熱心に教えていただいています。先輩を見ていると、お客様の電話から声色を察知して、お客様がどんな方か、急いでいらっしゃる方か、そうでないかを瞬時に察知して、お客様の都合にあった適切な対応をされているんです。それをみていると、本当にすごいなって思ってしまいます。自分も早くこんな風にできるようになりたいです。先輩方のような実績はこれからですが、仕事にはとてもやりがいを感じています。とても充実した毎日です!」
・・・まさにフレッシュ君!「好青年」とは彼のことを言うのでしょう(^^)
さて、そんな新人クンから敬愛されている、寺西店長にアキバ景気を聞いてみました。
「お客様として多いのは、いわゆるアキバ系の方の消費でキャッシュがある「萌え系」ショップではなく、代々何十年と続いている自営業の方々が多いですね。景気は良くなっているかというと、というよりずっと悪い状態が変わらずつづいているといった感じですね。今、景気が回復しているのは上場企業など一部の話。増益も、大企業が弱いところを犠牲にしてきた結果でしょう。中小零細企業の方々と日々接していて、このことは強く実感しているところです。」と次々とかかってくるお客様からの電話に丁寧に対応していました。
さて最近、毎月開催する「お客様大感謝祭」をきっかけに、日本振興ネットワークのお客様同士がそれぞれお友達となって交流されている動きがあります。それがちょっとしたビジネスマッチングの場になることもあるのですが、先日は元気な女性経営者のお客様からの提案で「食べ歩きの会」というものが発足しました!毎月一回、当行のお客様が経営されている飲食店のお店にみんなで食べに行こう!という会で、こうしたネットワークが広がっていっているのは本当にうれしいものです。
先日、その第一回が中華料理店で開かれました。丸テーブルを二つ囲んでおしゃべり。シンコの左隣に座った商社経営のご夫婦は占い通で、シンコは手相などを見ていただいたり楽しい時間を過ごしました。奥様「すごく楽しかったわ。また来たいわ」とおっしゃっていました。
右隣に座った元ミュージシャンの不動産業のオーナーは、資金繰りに苦労されていたころ、テレビで「日本振興銀行という中小に貸し出す銀行を作る」という当行の設立構想を聞いたとき「こんな銀行あったらいいな」と以前から自分が考えていたことと一緒だ!」と胸が熱くなられたそうです。
そんな話から、熱いトーク大会が始まったのです。お客様の資金繰りの苦労話や、当行の将来ビジョンへの要望まで、本音で当行に対する思いをぶつけていただきました。みなさんが応援してくださっているのを感じて、参加したシンコも胸が熱くなる思いでした。「友達の経営者にこんなに親身になって応援してくれる銀行があるんだってことを伝えていきたい!」とおっしゃっていただきました。お客様から強いパワーをもらった一日でした。
参加していただいた皆さん。本当にありがとうございました。(^▽^)/☆!!
最新の拠点網です。(店舗案内はこちら。)
※シンコは架空の人物です。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「株式投資に対しての誤解って、とっても根強いと思う」と告白する「小福のへりくつ」さんが読み応えのあるトラックバックを送ってくれました。ふむふむ、と頷きながら読んでしまったので、皆さんも是非、ご一読を。
私が「株を買っている」と告白したが最後、友人の大半は、怪訝な顔をする。まるで麻雀や競馬にはまっているダメ女のような目で私を見る人もいる。「いや、だって、これからインフレになる可能性もあるんだから、円で貯金してる方がリスク高いんじゃないの」なんて、マトモな反論をしたとしても、逆に火に油を注ぐことになる。「株なんて不労所得じゃん」とか、「主婦はいいよね、デイトレできるから」とか(デイトレなんてやってねえよ・・・)、「絶対損するよ、株は怖いよ」とか(買ったこともないのになぜわかる?)・・・。しまいには、「人生、お金だけじゃないよ」とか、見当違いの説教が出てくる始末。で、最近気づいたんだけど。そういう反論をする人に限って、「嫉妬深い」という事実。特に、ホリエモンとかヒルズ族とかいう、若くして金持ちになった人達にすごい嫉妬心を燃やすのだ。
これって、本当にそうですよね。自分が働いている会社が「株式会社」であり、「株式投資」によって生存を許されている。すなわち、「株式投資があるから、自分の職がある」という冷静な認識ができない方々が如何に多いことか・・・。
額に汗して働け!――と言い張るのは良いのですが、その「額に汗して働く場所」を提供しているのは、額には汗をかいていないけれども、脳味噌に汗をかいている人だったり、損するリスクを犯して投資を行い、心に汗をかいている人だったりするわけです。
そういう世の中のメカニズムを理解するのに、簡単な方法があります――それが、株式投資なのです。「小福のへりくつ」さんは、こう指摘しています。
たったひとつだけ、「株式投資をして、明らかにトクをした」と思えることがある。それは、「金持ち」とか、「成功者」を妬む気持ちがなくなった、ということ。曲がりなりにも、「こいつは成功するな」と予想する人の会社の株を買っているわけだから、妬むどころか、「どんどん成功してくれ」と思うのが普通だ。・・・だから、株主になる、ということは、心から、投資した相手に成功してほしいと願うことでもあるのだ。もし、自分の株がすぐには上がらなくても、マトモな投資活動をしていれば、おのずと、お金の動きというものが体で感じるようになる。すると、体でわかってくるのだ。「資本家」がいないと、困ったことになるな、ということが。 お金は経済の血液だ。資本家は、言うなれば、血液の大半を持っている、ということになるだろう。彼らが血液を動かしてくれているから、この経済は成り立っている。・・・その血液を動かしている、原動力は、単なる資本家達の「欲」かもしれない。嫉妬深い人達は、それを大義名分にして、金持ち達を責めているのだろう。でも、それを責めたところで、心臓がなければ、血液が循環せず、経済は死ぬだけだ。経済が死ねば、私たちの贅沢な暮らしはなくなる。株式投資をやっていると、それが理屈ではなく、体でわかるようになる。だから、金持ちに対する嫉妬心がなくなるのだ。これは、生きることにおいて、大きなプラスになると思う。・・・もし損することになったとしても、金持ちに対する嫉妬、という負の感情を、「成功して欲しい」という応援の感情に変換させることができるだけでも、私はいいと思っている。
私は、「小福のへりくつ」さんのご指摘は、非常に大事なポイントをついていると思います。現に資本主義経済のメカニズムが機能しており、現実問題として、自分たちはそのメカニズムの恩恵を受けているにもかかわらず、そして、その恩恵を放棄する覚悟もないのに、イデオロギー的に資本主義経済を否定する幼稚なレベルの方々が跋扈し続けるようであれば、日本は最後の共産主義国家として、着実な没落過程を辿るのだろうと思います。
はてさて、どうなるのでしょうか???
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2006 10 20 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ris」さんから、地方債に関するトラックバックをいただきました。今後の地方自治体のあり方に関して、極めて重要な指摘をしていらっしゃるので、ご紹介いたします。
現在、地方債は、形の上では各自治体の発行となっているものの、政府資金の充当や交付税による確保によって「暗黙の政府保証」がついている。夕張市のように財政破綻しても「財政再建団体」として国が面倒を見るのが現状だ。だから市場での地方債の価格は、自治体の財政状況によって若干の差はあるものの、それほど大きくはなかった。しかし、この政府保証を完全撤廃し、地方債を完全自由化しようという動きが進行している。・・・「地方分権21世紀ビジョン懇談会」の報告書(2006年7月)によれば、2008年の公営企業金融公庫廃止後には、地方債への政府保証の付与を完全撤廃し、2016年までに地方債の完全自由化を実現することを提言している。この提言に基づいて、8月末に地方債の発行方式が自主発行方式に改定された。ところが、・・・予定通り発行できない自治体が続出してしまった(産経新聞)。・・・ 地方債が完全自由化されれば、今まで「国債の利率+少々の上乗せ金利」で発行できた地方債の金利が軒並み上昇していく。財政危機に直面している自治体の破綻を早めることになるだろう。多額の地方債を押し付けられている地銀も連鎖倒産が起こる。・・・地方債の発行額は1990年ごろまでは70兆円程度で安定していたものの、この15年で200兆円にまで達した。政府内で検討されている「地方債の自由化」「自治体破綻法制の整備」は、この負担に耐え切れなくなった国が、地方を切り捨てるためのステップなのだろう・・・私は上記のような状況から、地方債を買うのはおすすめしない(もちろん国債も)。
地方債の完全自由化に関しては、様々な意見があるかもしれませんが、いずれにしても直視しなければならないのは、地方財政の問題を単に先送りしておけばなんとかなる(じつは、お国も・・・)という時代ではなくなったということです。これまで貯めに貯めてきたツケを払わなければならないときはいずれくるのです。
「福島県や岐阜県のような談合事件は、どこでも起こりうる」と断言する「Espresso Diary」さんは、「国からもらえる補助金が多くなる談合は、地方にとって合理的だ」と指摘し、「強烈な成功体験が、巨額の財政赤字を含めた失敗に直結している・・・。逮捕されたオジサンたちにしてみれば、『ちゃんと仕事をして何が悪いのか?』という感覚なのかもしれませんし、また事実、地方では90年代あたりまで談合が当たり前のように広がっていました」と証言しています。「国が借金をして工事をばら撒き、談合をやっていれば、そりゃ等しく豊かさが実感できるのも当たり前です。経済の担い手たちが若く、彼らが上り坂を駆け上がっていた当時は、それが妥当だったんでしょうが、いまは、もう時代が違う」ということを理解している人々は果たして増えているのでしょうか。
いずれにしても、これからの地方財政は、本当に大変ですね・・・。
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2006 10 19 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「北朝鮮への経済制裁や金融封鎖に、日本(と韓国)が、アメリカとまるっきり同じ歩調をとることはナンセンスである」として、北朝鮮に対する経済制裁に対して反対意見を述べています。
北朝鮮が一番恐れていることは『現体制の早期転覆をもくろまれること』である。だからこそ、北朝鮮は、アメリカを一番恐れてる。だからこそ、北朝鮮は、アメリカとの二国間協議を切に望んでいるのである。一方、アメリカの一番恐れていることは、北朝鮮が開発したミサイル・・・が、イラクやパレスチナなどの中東へ流れることである。さらにアメリカが一番恐れていることは、北朝鮮が開発成功してしまった暁(?)の核兵器が、世界中に散らばっているテロリストへ流れることである。だからこそ、アメリカの一番望んでいることは 北朝鮮の現体制が自壊してゆくことなのである。 そして、日本にとってはここが一番重大なことですが、アメリカの軍事・外交政策では、『イラン・イラク問題やヒズボラVSイスラエル問題のほうが、極東の北朝鮮問題より、はるかに深刻かつ重要テーマ』であることである。なぜなら、中東には豊富な地下資源が存在するが、北朝鮮はこれと言った地下資源にも恵まれていない世界最貧国のひとつだからである。ユダヤ人のようにアメリカ国内でロビー活動をする民族も 北朝鮮国内には存在しない。 むごい表現かも知れませんが、自暴自棄になった『尋常でない』北朝鮮が、韓国や日本へ、なにがしかの八つ当たり的攻撃を仕掛けてきても、アメリカにとっては(あるいは、中国、ロシアにとっても)、さほど痛くもかゆくも無いかもしれないという現実だ。日本が一番恐れないといけないことは、アメリカおよび中国の金融封鎖&経済制裁によって 北朝鮮の自壊(崩壊)が加速するとき 自暴自棄になった北朝鮮が日本に『八つ当たり』してくることなのだ。そしてその兆候は、今年の7月から既に始まっている。 さらに付く加えますと、日本や韓国だけが、北朝鮮への『太陽政策』を再開・継続したとしても、今の北朝鮮の自壊(崩壊)速度を遅らせるなんてことは、まず不可能です。だからこそ、暴走する『尋常でない』北朝鮮が 韓国や日本への『八つ当たり』をエスカレートさせてゆく可能性(危険)を 日本は一番恐れないといけない。・・・『窮鼠猫を噛む』の喩えがあるが、尋常でない北朝鮮は、いまや『窮鼠隣接の鼠(ネズミ)を噛む』危険が強いのである。・・・日本が、北朝鮮への経済制裁として、輸出はともあれ、輸入まで止めてしまうことはかなり危険なのだ。日本の北朝鮮への経済制裁として 日本の北朝鮮からの輸入(金額にしてわずか8900万ドル程度)を前面ストップすることには、私は断固反対です。
「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんの意見には賛否両論あると思いますが、少なくとも、「アメリカの軍事・外交政策では、『イラン・イラク問題やヒズボラVSイスラエル問題のほうが、極東の北朝鮮問題より、はるかに深刻かつ重要テーマ』である」という現実については、もっと認識すべきだと思います。
また、核実験という事態になってから、マスコミはにわかに騒ぎ立てているように見えますが、ノドンや改良スカッドが日本海側の原子力発電所に届くという現実を踏まえれば、もっと冷徹な現実を踏まえるべきではないでしょうか。少なくとも、「どうせ、北朝鮮はミサイルを打ちっこない」とか、「どうせ、北朝鮮のミサイルなんて、日本にあたりっこない」という前提で、戦略を立てるべきではないと思います。
特に、「なにをしでかすかわからないノイローゼの精神異常者に核を渡してしまったようなもので、もう取り返しがつかない状況だ。・・・ 精神がやんでいる人とはまともなお話しができない」(by「くまさんの自立」さん)という側面があるのであればなおさら、したたかで、しなやかで、しぶとい外交交渉が必要とされるように思うのです。
強硬路線一辺倒に一見みえる安倍政権は、きっと、したたかで、しなやかで、しぶとい裏技を同時に仕掛けていると信じたいものです・・・・。
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2006 10 18 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「和ちゃんブログ」さんが、「バングラディッシュの経済学者のムハマド・ユヌス氏がグラミン銀行での取り組みでノーベル平和賞を受賞しました。ユヌス氏はマイクロクレジットの先駆者です。貧困層への融資を通して貧困層の経済的状況を劇的に良くしました。日本の銀行とは大きな違いですね。ピース!」と語って、賞賛しています。
これに対して、「微妙に日刊?田中大介」さんは、やや斜に構えた角度から、なかなか面白い解説をしてくれていますので、ご紹介しましょう。
一見するとマイクロクレジットはNPO活動のように見えますが、実際のところ、マイクロクレジットは紛れもない商行為です。何しろユヌス教授本人からして、『慈善は悪だ!』と主張し、他のメンバーの借金にも責任を持つ「5人組」という制度を用いることで、実に98%もの返済率を誇り、プロの投資家からも注目を集めているとか。 もっとも「マイクロ」クレジットと言ったところで、平均年間所得が140ドルの国で、一件あたり67ドルの融資だから、日本で言えば150万円くらいには相当すると思いますが。要は親身に相談にのってくれる金利の安い消費者金融でしょ(笑)
これって、感情論で突っ走ってしまっている、わが国のグレーゾーン金利問題に対する強烈な皮肉なのでしょうかねぇ。こんな時期に、ユヌス教授のグラミン銀行をノーベル平和賞を与えるというのですから・・・。金利を低くする代わりに、保証人を1人ではなくて、5人にすればよいという示唆なのでしょうかねぇ。
きっと、グレーゾーン廃止に賛成しているヒューマニストの人々や弁護士の方々は、その5人の保証人として借入人を救ってくれるのでしょう(きっと・・・、ウン、そうに違いない)。まさかそのときになってから、「低い金利で貸さない金融業者はケシカラン」なんて怒らないでくださいね。きっと、その頃、その業者はお店を畳んでしまっていますから、怒ろうにも行方を捜さなくちゃいけないでしょうから・・・。
それにしても、「ちなみにグラミン銀行は現地で違法らしいです」(by「「微妙に日刊?田中大介」さん」というオチは、なかなかに味わい深いと思わされた、木村剛でした。
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2006 10 17 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「時事を考える」さんから、先般般発生したニューヨークにおける小型飛行機のビル激突事故の映像が、YOUTUBEに掲載されていることを教えていただきました。「映像の角度は良くないですが現場の雰囲気を伝え生々しいです。YOUTUBEでこういう映像がみれるようになりました」ということなのですが、本当にインターネットというのは、世の中を変えているなぁ、ということを実感します。
このビデオが検索できたのが投稿された12時間後くらいです。グーグルのYOUTUBE買収で映像が検索に引っ掛かるのが早まるのかもしれません、そうなると間を置かずに遠い^^海外現場の映像を居ながらにしてみることができます、このあたりさらに進化しそうな気配で楽しみです。 尚YouTubeがCBS、SONY BMG、UMGと提携ということで、CBSが本格的にYOUTUBEに投稿を始めました。・・・そして、「両社はYouTubeが新たに開発したコンテンツ識別アーキテクチャを使用し、CBSの著作権があるコンテンツがYouTube内に保存されているかどうかを確認する契約も交わした、著作権のあるコンテンツを発見した場合、そのまま保存するか削除するかの判断はCBS側に一任される」と書いてあり、著作権問題もクリアの方向が出てきたようです
私は、GoogleによるYOUTUBEの買収ニュースをCNNで見ていましたが、YOUTUBEの創設者の若者たち(高齢者向けに正確に言えば、世の中の何たるかを知らない「若造」)のチャレンジを素朴に褒め称えるスタンスを羨ましく思いました(日本だと、「苦労しないで金持ちになりやがって」みたいな嫉妬がブラウン管の背後からチラチラと見え隠れしますからね)。
いずれにしても、「放送と通信の融合」というお題目のところで、形而上学的なナンセンスな議論で時間を浪費しているうちに、世界のマーケットはネットを中心にダイナミックに変貌を遂げていきそうだという印象を持ちました。
日本のテレビニュースは、飲酒運転と交通事故と殺人事件と自殺事件ばかりが中心で、あまりにも面白くないので、このところほとんど見ないようになってしまいましたが、本当にわが国における「放送と通信の融合」はどうなっていくのでしょうか?
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2006 10 16 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
『貸出現場の経済学』
今年2月、金融庁は、銀行系のノンバンクに金融機関の企業向け融資に信用保証をつける業務を解禁することを決定しました。
理屈上は、今後、これまで銀行の融資対象にほとんどならなかった零細企業、個人事業主も融資を受けられるチャンスが広がることになります。
しかし、これはあくまでも机の上での話。現実はそれほど甘くありません。当店の担当区域は、東京23区でも西部の中野区、杉並区が中心。古くからの商店街が点在しています。零細規模の店舗が集中する地域なのですが、相変わらず景況は厳しいですね。小説の舞台に取り上げられた、ある商店街も、最近ではすっかり静かです。
しかしながらこのような店の経営者は、昔からやりくりし、こつこつ商売をしてきた人ばかり。そのためか、どんなに商売が厳しくなっても我慢し、融資を申し込まずに何とかしようとするのが現状です。
実際、営業に行った先で店主の口からまず出るのが「お隣さんはどうなの?」のひとこと。
向こう三軒両隣、ではありませんが、お付き合いをしている周囲の状況は常に気になるようです。「あそこ、街金からお金を借りているらしい」なんて話が変に広まったら、商店街を歩けません。ですから融資の相談では、慎重な上にも慎重に要望を聞き出す必要があります。
現場で最近持ちかける話が、ノンバンク借り入れの肩代わり。
訪問を重ねるうちに「実は……」とノンバンクから借りていることを打ち明ける方が多いのです。高金利のノンバンク借り入れをこちらで肩代わりすれば、彼らの月々の負担がだいぶ減って、浮いた分は新規事業や顧客開拓、設備投資などに回せます。
最近、その「肩代わり」を機に融資させていただいた企業がありました。その会社は、アーティストのための展示会会場として、デパートや公共施設などを提供する事業を手がけていたのですが、肝心の展示会がなかなか開催できませんでした。そのため資金繰りに窮し、ノンバンクから借り入れていました。
ノンバンクの借り入れの肩代わりを実行すると、月々の負担が一気に半分以上も軽減。アーティストからの展示会費用は現金で振り込まれるため、展示会さえ開催できれば事業はうまく回ります。こうして、この会社はこれを機に浮いたお金を顧客開拓などに回し、事業を軌道に乗せつつあります。
一部で「バブル景気以上の好景気」と言われながら、そのムードが中小・零細企業まで降りてこないのが実情です。だからこそ、零細企業には厳しい環境に負けずに現状を打破してもらいたいと願っています。
(日本振興銀行 高円寺店 店長 工藤孝司)
2006 10 15 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。北朝鮮の核問題はどうなってしまうのでしょうか。今後の対応や、この問題を含む世界情勢について本当に目が離せません。ただ、日本は事後ではなく、事前に何らかの検討・対策をもっと真剣にしておくべきという意見もありますが、どうでしょう・・・。
みなさんは、自分がとってもよい状況に置かれている時に、現状維持でそのまま続けばいいと思いますか?それとも悪いことが起こるかもしれないけど、もっとよい状況になる可能性もあるとすると、常に変化していくことを望みますか??
私は、楽しいことや自分にとってよい状況はずっと変わらずに続けばいいと思うし、いやなことや好ましくない状況は常に変化してほしいと都合よく思っています。
でも、ずーっと元気でいてほしいと思っていた親は病気になったり、自分だけは太らないだろうと思っていても、気づいたら肉厚(?)になってくるし、プライベートでも仕事でも楽しく充実しているときが未来永劫続いてほしいと思ってもそんなことはないわけで、七転び八起きとまではいかなくても、世の中というか人生はそんなに甘くないことを実感しながら、望むと望まざると関わらず常に変化しつづけるんですよね・・・ (-_-)
と、ちょっと寂しくなるときに、気晴らしに読むのが細木数子先生の「天王星人の運命」です!これは毎年9月ごろに発売されるようですが、昨年は買いそびれてしまい、「火星人」や「土星人」はあっても、「天王星人」がどこにも売っていなかったので、フィナンシャル ジャパンの書店営業の人に拝み倒して、書店で探してきてもらいました・・・。毎年かなりの数が売れるようですね。今年は発売後、書店で見つけてすぐに買うことができました♪
私の読み方は、よいことについては、かなり期待して、よくないことについては、そういうことがあるかもしれないと占いででているわけなので、そういうことが起きないように一応注意しつつ、本当にそうなってもしょうがないよね~と覚悟だけはしておくという感じです。あくまでも占いの一つですが、読んでいると結構楽しいですよ。
この本によると、今年の運気はいいとこなしだったのですが、悪いことの後にはよいことがあるようで、来年はよいことが多いようですので楽しみです・・・。ただ、天王星人の悪いクセであるルーズとかいい加減さが目立つと、せっかくの運気も悪くなるようなので、来年の目標は「何事もいい加減にしない、ルーズなクセは治す」とかにしないと・・・(=∩_∩=)
そういえば、私は通勤で都バスに乗っていますが、やっぱり急いでいるときとか、うっかりしたときとかに、小銭を持っていないことってありますよね。
私はいつも運転手さんの真後ろのちょっと高めの席に座るようにしているので、乗客と運転手さんのやりとりをよく見ます。何度か見かけて本当に不思議に思ったのは、1万円札を出すお客さまに運転手さんが、
「おつりはありません」って言い切るんです。でもいつも同じ人というわけじゃないですよ。で、その後に「今度でもいいですよ」という優しい(?)運転手さんもいれば、それ以上何も言わない運転手さんもいるので、細かいおカネのないお客さまはそのまま乗れないで降りていく人も見かけます。
都バスは小銭がないと乗れない乗り物なんでしょうか。おつりは用意しないようにしているのでしょうか。
確かにみんなが1万円でバスに乗車することを想像すると、確かに大変だとは思いますが、
「今度でもいい」というのも民間企業でもそんなことするの?と私的にはちょっと問題だと思っていて、もう少し対処の仕様があるんじゃないかな・・・・といつも思っています。
以前に、私も1万円で5000円のカードを購入しようと思ったら、おつりがないと拒否されたので、小銭で乗車したことがありました・・・・。その時はカードを買いたい気分だったのに。
先日、お気に入りの「夜上海」に友人と行きました。店内も結構落ち着いたシックな感じなんです。ラストオーダーの後までいたので、お客さまがいない店内を撮れました・・・。
ここの紹興酒はとっても美味しくて、しかも飲みすぎても次の日は二日酔いにならないんですよ。また飲食と話に没頭して、お料理の写真を撮るのをすっかり忘れましたが、とりあえずデザートだけは撮れました・・・。
ということで、金曜日の夜からソウルに来ています。母親がどうしてもソウルに行ってみたいとごねるので、母親が元気だからこそできる親孝行のつもりです~(∧_∧;)
2006 10 15 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」10月号掲載
【国なき民はいかにして財産を守ってきたのか】 自力で生き抜いてきたユダヤ人の知恵に学ぶ
1800年に及ぶ流浪に耐え、国の保護がないまま、迫害のリスクと向き合い続けたユダヤ人。
世界で約1400万人と小規模な民族なのに、金融界、実業界、メディア界で今でも大きな存在感を持ち、したたかに生き抜いてきた。
戦争リスクから財産を守るにはどうすればよいのか。
彼らの知恵から財産防衛術を学んでみよう。
なぜユダヤ人の知恵を日本人が学ぶのか
『日本人とユダヤ人』の著者イザヤ・ベンダサンは、かつてその著書の中で「日本人をユーラシア大陸から少し離れた箱庭のような別荘で何の苦労もなく育った成年とみるなら、ユダヤ人はユーラシアとアフリカをつなぐハイウェイに、裸のまま放り出された子供である」と指摘し、日本人が「自分たちがいかに恵まれているかを全く自覚していない」と書いた。
しかし現状を冷徹に分析すれば、私たち日本人にも何らかの災難が将来降りかかる可能性を、完全に払拭することはできない。その意味で厳しい迫害の中でサバイバルしてきたユダヤ人の知恵に学ぶべきことは少なくないだろう。
ユダヤ教の聖典『タルムード』は、「富は要塞であり、貧困は廃墟である」と説き、地政学的リスクが現実のものとなったとき、財産が人生や家族を守ってくれることを教える。そして「カネを粗末にする商人は毛の生えていない羊と同じである」と訓戒する。つまり、「おカネを粗末にする者は価値がない」と言い切っているわけだ。
そして、それなりのおカネを得たなら、「汝の資産を常に三分割して保有せよ。三分の一を土地に変えよ。三分の一を商品に投資せよ。三分の一を現金で持て」と分散投資を奨励している。何が起こるかわからないからこその「分散」。マネー誌に見られがちな「何に投資するのが一番儲かりますか?」という発想ではなく、「世の中がどうなろうとも財産を保全するにはどうすればいいのか」という歴史の荒波に耐えた知恵がそこにある。
迫害をはね返し儲けるしたたかさ
ユダヤ人の大富豪といえば、誰でも思い浮かぶのが、ロスチャイルド家。エピソードとして有名なのは、ワーテルローの戦いにおける見事な対処である。
1815年6月20日の朝、ネイサン・ロスチャイルドが太った体を揺らしながら、公債や証券の売りの指示を出したと
き、「祖国は終わりだ!」という悲鳴がロンドン証券取引所中に広がったという。
当時イギリス軍は、ナポレオン率いるフランス軍とベルギーのワーテルローで対峙していた。イギリス軍の敗北をいち早く知ったネイサンが売りに回ったという思惑が広がり、パニック状態になって相場は暴落する。
ところが、その日の午後、18日のイギリス軍の勝利が伝えられると、相場は一転して急反騰。じつは、ネイサンは密かに底値で買っていた。兄弟とともにつくり上げたヨーロッパにおける情報網で政府よりも早く「イギリス軍勝利」の情報をつかみ、しかも、その情報を「買い」ではなく、まず「売り」で使ったのだから恐れ入る。ネイサンはこの取引で100万ポンド(現在の価値で50億円強) の利益を得たという。こうした土壇場における勝負強さは、歴史の中で練り上げられたのだろう。1948年にイスラエル共和国が中東に建国されるまで、ユダヤ人には祖国がなく、国による庇護を全く期待できなかった。それぞれが自力で生きるしかなかったのだ。
苦難をくぐり抜けた金融マンたち
ユダヤ人国家は、ローマ帝国によって紀元70年に滅ぼされ、ディアスポラ(離散)という流浪の時期は1800年という長期にわたった。ヨーロッパに移住した人々は、中世から金融業に進出していくが、民族的な差別と迫害を受け続ける。第二次世界大戦中に行われたナチス・ドイツの抹殺政策では、東欧を中心に約600万人が虐殺されたという。
じつは、シカゴ・マーカンタイル取引所の理事長を務め、1970年代に通貨・証券の先物取引を整備して「デリバティブ(金融派生商品)の生みの親」と呼ばれるレオ・メラメド(1932年~)もユダヤ人として迫害を受けた。
ポーランドのユダヤ人教師の家に生まれた彼はナチス・ドイツの侵略から逃れ国外に脱出。40年にリトアニアで、在カナウス領事館領事代理杉原千畝が、日本政府の訓令に反して、人道的見地からその地に集まったユダヤ人約6000人に通過ビザを発給したことは知られている。メラメドはそれによって日本に出国できた一人だった。
一歩間違えば生き残れない――この緊張感は少年の心に消えない影を落とした。アメリカで成功した後も「用心しろ、角を曲がったところで災難がおまえを待ち伏せしている」という思いが彼の脳裏から離れることはなかったという。
世界的な投資家として知られるジョージ・ソロス(1930年~)もハンガリー出身のユダヤ人。独ソ両軍がぶつかる修羅場となった祖国で、ナチス・ドイツは「ユダヤ人狩り」を敢行。ソロスは身分を隠すために書類を偽造し、闇取引で何とか食いつなぎながら、家族とともに逃げ回った。
ソロスは「成人してから味わったいかなるリスクも、通貨や市場の変動に対するいかなる賭けも、14歳のころに自分と父親がとったリスクや賭けに比べれば大したものではない」と告白する。
(続)
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2006 10 14 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
先日、とある企業2社の経営者を取材しました。業種や規模など全然違う2社です。
お一方は「たとえ順調に出世して社長になっても、サラリーマン人生の最後の数年を全速力で走ってバタッと倒れるのはちょっとなぁ…と思っていた」とおっしゃいました。そして起業されて経営者に。
もうお一方は、「社長は駅伝みたいなもの。次の走者(次期経営者)が走りやすいよう1分でも1秒でも早くタスキを渡そうと全力疾走するもの」とおっしゃいました。
その違いがとても興味深く感じられました。
皆さんこんにちは、FJオンラインのD・濱田@今クールはハマれそうなドラマがなさげ、です。前のクールではこのドラマは毎週観ていたのですが…これを書いている時点でまだ観ていない長澤さんに期待でしょうか?
最初に触れた経営者のうちのお一人は、今月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」12月号・北川正恭教授対談に登場していただいた方です。もともと大企業のサラリーマンで、数年前に起業されました。冒頭の発言にある考え方がその背景なわけです。
こうやって比べて、もうお一方の発言を読むと、もしかしたら「ちょっと古いタイプ?」「単なる熱血?」といった、マイナスのイメージを持たれる方もおられるかもしれませんが、それは誤解です。熱い部分と同時に合理的な考え方や将来のビジョンもしっかりとお持ちですし、それを社員が具体的にイメージできるよう、示すこともできる。数多い経営者の中でも突出した方なのではないかと思います。失礼な言い方かもしれませんが、少なくとも私はそう感じました。
たしかにお二方は経営者としての考え方が違います。ですが、ビジネスでの結果も出されているし、そのうえ芸術や文化といったものに深く関わっておられる、経営者としてだけでなく、男性として人間として魅力的な方々でした。取材もとても楽しかった。
私などがこう言うのもおこがましいのですが、それが率直な感想です。そもそも業種から規模から歴史から全然違うのですが、単に経営者という点だけで比べてしまいました。
まだ記事にしていない内容なので、ちょっと曖昧で分かりづらい内容になってしまいましたが、最近そんなことを思いました。
2006 10 14 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは!シンコです。(^^)/
先日、10月10日にはお客さま大感謝祭が開かれ、多くの方々に集まっていただきました!30分の間に売上を競うコンテストでは、なんと6万円を売り上げた会社様が優勝しました!
受賞されたのは、今話題のゲルマニウムを繊維素材にした商品を開発・販売されている会社。今回はモスグレー「ちゃんちゃんこ」などを販売していただいたのですが、私もちょっとお手伝いして、プレゼンタイムではシンコがモデル(大正美人?)としてちゃんちゃんこを着用。皆様の前で一回転しました!
このゲルマニウム繊維の入った衣服を羽織ってみると、2・3分で体の芯までじわっとがあったかくなるんです。シンコが今、ハマっているゲルマニウム温浴とまさに同じ感覚。着るとすぐ、その効果がわかるので「冷え性の愛妻にプレゼントしよう」という方も現れて、あっという間に売れてしまいました。シンコのちゃんちゃんこ姿も売り上げに貢献したのかしら?!(@^^@)
さーて!もうひとつ、お知らせがあります!
中小企業の多い庶民的な街・神田には、日本振興銀行「神田店」と「神田駅前店」の2つの店舗があるのですが、このたび、「神田店」が岩本町1丁目に移転しました!
最寄り駅は日比谷線「小伝馬町」駅です。
地図はコチラ→ http://www.shinkobank.co.jp/access/_kanda.html
神田店の前にある通りは「金物通り」というところ。この一帯は昔、金物問屋さんがたくさんあったそうです。さらにここから少し歩いていくと、繊維問屋の街として有名な「横山町」もあります。今では、昔のにぎやかな町並みはほとんどなくなり、大都会に位置しながらも人通りの少ない静かな街となっているようです。
金物と繊維・・・。こうした産業は大企業を中心にコストの安い中国などに生産拠点が移転していきました。そのなかで流通ルートも変化し、「問屋」という、昔ながらの商慣習もなくなりつつある今日、苦境に苦しむ「卸」の街は、今後どうなっていくのでしょうか。こうした、中小企業の苦境の時代を根強く支えていくのも、日本振興銀行の役割です。(^^)
「このあたりは昔ながらの事業者さんが多いですが、古い付き合いのある銀行に限度いっぱいまで借り入れしているところが多く、新しい考え方を持った銀行に運転資金の新たな資金繰り先として、当行をご利用していただくことが多いですね。」とのこと。「当初、5坪の狭い店舗から、4倍の広さの店舗に移り、目標も4倍がんばりたい」と平田店長は意気込んでいらっしゃいました。
今、景気が本格的に回復しつつあるといわれていますが、昔ながらの中小企業の多い神田のような街も相変わらずあります。こうした中小企業の方のリアルな声を集めた当行の景況感調査「small business survey」
http://www.shinkobank.co.jp/whatsnew/img/press060921.pdfでは、小規模企業と個人事業主の方の生の声を伺っているのですが「景気が良くなっている」と答えているのは、2割の方のみ。景気回復が中小企業の現場にまで届くのは、神田支店の根気強いがんばりにかかっているかもしれません!?(^^)/☆
※シンコは架空の人物です。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「貯蓄や投資は継続することが大切だ」「そして、投資の中核に据えるべきは株式である」と考えている「たけくらべ」さんから、投資に関するトラックバックをいただきました。
昨年来、日本の株式市場はそれなりの活況を呈しています。株価水準と企業収益の将来予想を鑑みて、「日本株が割安である」と単純に申し上げられるような状況でもないように思いますが、それでも、私は株式投資を継続します。人口動態などから考えれば、もしかしたら日本の将来はさほど明るくないものかも知れません。それでもやっぱり、私は株式投資を継続します。東証を中心とした日本企業に投資しつつ、それだけでは、万一、日本がダメになってしまった場合に困りますので、外国企業にも投資を継続します。 株式投資を継続すること(長期投資)について、親しい年配の方からは「株式投資なんて、利食いしてナンボ。タイミングを図って下げ相場からは離れるのがもっとも重要。バブル崩壊を知らないキミはノンキなことを言えていいよね」との、アドバイスを受けることがあります。この見解には一理あります。個人の収益を考えるのであれば、理想とも言えるでしょう。ただ、実際に実現できるかどうかは若干疑問です。
こうした「利食いしてナンボ。タイミングを図って下げ相場からは離れる」という考え方の方々はかなり多いと思いますが、拙著「最新版 投資戦略の発想法」でも強調しておりますように、こういうマーケットタイミングを図った投資というのは、まずうまくいかないものです。
余裕資金があるならば、ドルコスト平均法の如く、継続的に株式を購入し続けて、可能な限り株式市場に留まり続けることが重要なのだと思います。・・・下手にタイミングを計って、結果として「安値売り、高値買い」することは賢明ではありません。やや極論かも知れませんが、「人類の能力と、資本主義の仕組み」を考えれば、株式市場にとどまり続けることが、個人的な資産形成のためにも望ましいことだと思います。ドルコスト平均法のような愚直な投資を手放しで推奨することはしませんが、長期的に市場に留まり続けるための方策としては、案外有効だと思っています。 世界の人口は増え続けています。資本主義経済は拡大再生産を宿命づけられています。経済のフロンティアに行き詰まりは見られません。ごく一部に、投資するに値しない企業などもありますが、総体として、株式投資は、私達自身と社会全体を幸せにする行為です。ここであらためて断言しておきます(キッパリ)。株式投資は素晴らしい。 そして、少なくとも私は、仮に”愚直バカ呼ばわり”されようとも、国内外の株式市場に留まり続けます。原則として市場から資金を退避させることなどしませんし、余裕資金は小額でもコツコツと国内外の株式への投資を継続させます。
私は、「たけくらべ」さんの意見に賛成です。資本主義経済が続く限り、拡大再生産の性向や名目金利がプラスというメカニズムは、短期的にはともかくとして、総体としての企業価値を上げるように働いていきます。国際分散にまで目配りをするのであれば、株式投資の王道は、「国内外の株式市場に留まり続けます」(by「たけくらべ」さん)というスタンスが正しいのです。
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2006 10 13 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんから、「ちょっとアホ!」になったことでどん底にあった会社を急成長させた社長の物語を記した「ちょっとアホ!理論」(出路雅明著)という書籍を紹介しながら、経営の実態を語ってくれています。
私はMBAを取得しています。経営学全般を学びましたが、もちろん「差別化」たるものや「差別化のための戦略」といった点についても学んでいます。ただ、書籍による情報やケーススタディ(事例研究)といった机上の理論だけで、競合製品やサービスとの差別化を実現することは極めて困難であり当然のことです。競合他社では提供できないサービスや商品を構築することといった「独自性」を付加することは「差別化」の一つです。「高級路線」・「低価格戦略」など様々なアプローチが考えられます。ただ、自らが「差別化できている」と考えたとしても「お客様がこれはちょっと違うな」と思われなければ、何の結果も効果も生まれません。もちろん「差別化」に成功しているはずもありません。 この差別化について、著者の出路氏も、過去には独自ブランド・独自商品・高級ブランド・接客の向上など様々な角度から「差別化」を図られたそうです。しかし「ちょっとアホ!」に目覚められた出路氏は、パラダイムを180度変えられました。それは、もちろん「開き直り」から始まります。 別にオリジナリティなんて、どうでもいい。いくらオリジナリティがあってもお客さんに買ってもらわなきゃ意味が無い。お客さんが喜んで買ってもらえるものなら何でもいい。それじゃぁ、お客さんを喜ばせれば、それで十分満足じゃないか。結果として、我々も売上も上がるし楽しいに決まっている。そう、結論は、目の前のお客さんを楽しんでもらえばいいということだ。 ・・・「目の前のお客さんが喜んで、そして買ってもらって、売上が上がれば、差別化なんて考えなくてもいいという結論」に達するわけです。換言すれば「オリジナリティや高級感を売りにしている店は多数あった」が、「お客さんが喜ぶだけでなく、社員も喜ぶような店は業界には無かったという、この「アプローチそのものが業界になかった=自然と差別化に繋がった」わけです。 しかし、そう簡単にお客さんを喜ばせることはできません。そこで「ジャージを上下で着用し来店されたお客様には全商品20%オフ」、「ブルマを着用して来店された勇気あるお客様には全商品50%オフ」といった「体育祭」の日、店内の特設ステージで演奏してくれたお客様には20%オフといった「文化祭」の日など列挙できないほどの様々な仕掛けを実行されています。
このあたりの経営感覚は、私も同感です。頭で考えた理論上の「オリジナリティ」ごときで、うまくいく企業経営などないからです。経営とは、真空の実験室の中での化学実験ではなく、雑菌がウヨウヨいる道端で常にハプニングと隣り合わせの経験なので、頭できれいな方程式を考えている限りなかなかうまくいかないものだということを常に思い知らされています。
私なりの言い方で言えば、「良いものは売れる」と思っている限りダメで、「売れるものが良い」ということをはらわたから理解しない限り、経営はなかなかうまくいかないということなのだろうと思います。
普通に考えて、他の人と同じようなことをやっている限り、無難ではあるでしょうが、絶対に成功することはありません。ということで、「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんによる、下記のご指摘は、一考に値すると想われるのです。
40歳近い大人が、「あの社長、アホやなぁと言われるほど、誰しもやっていないことをしなければ今の時代を生き抜くことはできない」のではと私は考えます。恥も外聞も捨てて、無謀と思われること、常識では考えられないことをやり続けなければ、結局、競争に負けてしまうと私は考えます。もちろん、それなりに緻密な計算のもとに事業は進めなければなりません。
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2006 10 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ハコフグマン」さんから、講演会などでイタイ質問をする人が多い理由について述べています。面白い日本人論考なので、ご紹介したいと思います。
日本人は面と向かって話す、または意見を述べることに単純に慣れていない・・・。私も人前でしゃべるのは苦手で、そのせいもあって講演会などでも極力、質問しない。ただしこれは日本人の特質というより、教育に原因があるのではないだろうか。日本ではどちらかというと、周囲をみてから自分の行動を決める人が多い。だから質問が無いときは、全く誰も手をあげようとしない。誰か一人が挙手すれば、その後に続くという感じだ。まるでゴール前で絶妙なパスをもらっても「俺がシュートしていいの?」ときょろきょろして結局後ろに戻してしまうサッカー日本代表の某フォワードのようである。 私が今でもよく覚えているのは、中学校に行くときに黒い折り畳み傘が家になく、父親の緑の折り畳みしかなかった時、この傘をもって歩いていると自分一人だけ後ろからみると恐ろしく目立ってしまう、そのことに対するえもいわれぬ恐怖心であった。とにかく、周囲との同調圧力が強いのが日本の学校の特徴ではないだろうか。とにかく、周りと同じにしなければならない、出る杭は叩く、目立つヤツはいじめられる。最近は多少マシになっているかもしれないが、僕が中学くらいの時は、学校でみんなと違う格好をし、異なる意見を言うことで、集団から排除されるのではないかという恐怖心がすごかった。今では、携帯電話で他人とつながっていないと安心できないという感覚がそれに近いかもしれない。 この感覚は、日本人に特徴的ではないかと思う。従って社会に出て、もうそんな下らないことでいじめられる機会がなくなっても、いまだに自分の意見を言うのがはばかれる。そんな集団主義的なカルチャーもあって、人前でしゃべるスキルがいつまでたっても身につかないのだ。ある社会人大学院で教えている人も言っていたが、とにかく日本人は人前でしゃべることに慣れていない。マーケティングや経営戦略以前に、まずは自分の頭で考えて、人前で論理的に整理して意見を述べるところから教えなくてはならないそうだ。確かに、そういうトレーニングを受けないと、いつまでたっても人前でしゃべることができないかも。
「ゴール前で絶妙なパスをもらっても『俺がシュートしていいの?』ときょろきょろして結局後ろに戻してしまうサッカー日本代表の某フォワード」は、私と同じ富山県出身でして、極めてまじめな典型的な「良い子」だったようです。どういう場合でも周囲と同調する「良い子」を大量生産するのがよいのか、それとも、必要な場合は周囲と同調せずにシュートを決めに行く「ストライカー」を育てるのか・・・。
安倍内閣のいう「教育再生」は、どちらの方向を目指しているのでしょうか?
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2006 10 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「mutter away」さんから、面白い視点から、郵貯銀行を応援するトラックバックをいただきましたので、ご紹介いたします。
私の生活口座があるのは香港のHSBCという銀行だ。この銀行はPLUSという国際的なATMネットワークに加盟しており、台北、バンコック、セブ、上海、天津などいろいろな国の都市部にある、その土地の銀行ATMで現地通貨による引き出しが可能である。しかるに日本はそれが出来ない。・・・最後の手段で、窓口でVISAのキャッシングを申し込んだが、キャッシングはATMでしか扱っていないと冷たく言い放たれてしまった。日本の銀行のネットワーク・システムは、東南アジアの発展途上国にさえ劣る。
これは、あまり知られていませんが、事実です。日本の銀行が提供している決済サービスは、日本の中だけで閉じて利用している分には、それなりの水準なのですが、海外から客観的に眺めて見ると、不備が目につくところがまだまだあります。
絶望に打ちひしがれていた私を救ってくれたのは、なんと、私がこれまで一顧だにしなかった郵貯である。郵貯のATMマシンはなんと、PLUSに加盟していたのだ。すごい、凄すぎる。松山のATMで10万円ほど引き落とした私は、実家のある●●高原町の郵便局でも試してみた。こんなど田舎のATMマシンでもちゃんと香港のHSBCとつながって、1万円を下ろすことができたではないか。見直したぞ郵貯。技術の遅れている都銀を追い越して、世界に羽ばたいてくれ。
わが国のマスコミでは、民間銀行側の主張をただただ垂れ流し、「巨大化する郵貯は問題だ」などという論調ばかりが目立ちますが、「mutter away」さんのような意見も貴重だと思います。民間銀行と郵貯銀行が切磋琢磨して、サービス水準と効率性を競い合えばよいのではないでしょうか。
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2006 10 10 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「Espresso Diary」さんが、「日本の国債は買いにくい」と指摘し、その理由について、円相場と絡めて、簡潔にまとめてくださったので、ご紹介したいと思います。
日本の国債について考えるのであれば、まずは他の先進国の国債と比較するのが当然です。・・・こう言うと「手数料や為替リスクがあるじゃないか」という話が出てきそうですが、もしも本当に為替のリスクを考えるのであれば、日本の国債を買った場合の「円安リスク」にも言及しなければフェアとは言えません。 実際、この1年を見ると日本の通貨「円」は、主要国の通貨に比べて下落しています。・・・外国の国債に投資をしている人たちは、手数料を差し引いてみても、日本の国債を買った人に比べて高い利回りを手にしていると思います。・・・もしも国債を買うのであれば、円高に振れた時期を見計らって、他国の国債を買った方が良さそう…という結論になります。 私が中期の緩やかな円安が続くと考える理由は、ひとつには①日本の少子高齢化があります。中国やブラジルあるいは東南アジアなど、世界には伸び盛りの新興国や若い人口を抱えた国が多い。・・・日本では・・・内需の拡大は強く望めそうもありません。ふたつめは、②資源。・・・資源が少ない日本の通貨が大きく買われてゆく場面は、ちょっと想像しづらい。 通貨の価値は、その国の政治にも影響されます。いまは中国と米国の綱引きをしている中で、着々と人民元が上がっています。日本は、ロシア、韓国、中国、台湾などと領土・領海の問題を抱えており、その決着は捗(はかど)らない状態ですから、③日米関係を機軸に安全保障を考えるしかありません。・・・基本的には弱くなっていく米ドルと円が歩調を合わせて行く可能性が強いと思います。・・・ よっつめは、④劇的には変わりそうもない日本の社会ですね。これからも若い経営者は出てくるでしょうし、女性の社会進出も進むとは思いますが、しかし、基本的には中高年の男性が社会のメインストリートを占め続けるような気がします。日本ほどの経済大国になれば、外国人も日本株を買っているのだし、外国人の経営者が増えても不思議じゃないし、マイノリティの社会進出も、もっと進みそうなものです。ネットで話題のWeb.2.0という話も、じゃあグーグルやヤフーのようにロシア系や中国系の創業者が登場するような風土が日本にあるか?といえば、疑問符がつく。20代から30代の若い人たちのブログを見ても、チャンスが広がっている日本というイメージは持ちにくい。・・・為替の流れという面から考えると、円が強く買い進まれる展開は、いまのところ考えづらいです。 まとめると、国債を買うのであれば、まずはグローバルな視点から各国の国債を比較し、そして為替の見通しを加味するのが当然で、そうすると日本の国債を買う理由を見つけるのは難しいということですね。
詳細については、ニュアンスが多少異なる部分はありますが、日本経済と円相場に関する私の大局観は、「Espresso Diary」さんとほとんど同じです。短期的にはともかく、中長期的に円が強くなるとはどうしても思えない。そういう意味では、分散投資の中で、外貨資産を持つことは、個々の個人投資家にとっても、これから必須になるのではないか、と予感しています。
2006 10 09 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
『こんな投資はしちゃいけない!』 (CIFA 本多茂則)
今や1500兆円にも達する日本の個人金融資産の7割強は預貯金や生命保険で占められ、収益性が低く、インフレに弱い資産構成となっています。
一方、米国では個人金融資産の九割近くはリスク資産で、「自分の資産は自分で守る」という考えが浸透しています。日本でも貯蓄から投資への流れがきているとはいえ、投資の基本が個人投資家の間でまだ十分に理解されていないように私は感じるのです。
私は個人の投資の基本が、①バイ・アンド・ホールド(長期投資)②分散投資③リスクコントロールの三点にあると考えています。このうち、①と②を認知していても、③のリスクコントロールに関しては、意外に理解されていない方が多い。
私が経験した典型的な失敗談をひとつ。ある顧客からの個別銘柄による株式のポートフォリオ構築のご依頼で、ハイテク銘柄などのニューエコノミー株にオールドエコノミー株も加えた10数銘柄を1パッケージとして長期保有を前提に所有していただきました。折しも、ITバブル相場が到来したころです。顧客は長期・分散投資の有効性を
認めつつも、相場の時流に乗ることも必要だと主張され、私は顧客の意向が最優先と、不覚にもこの「相場を張る」誘惑に負けてしまったのです。
IT銘柄一色のポートフォリオのパフォーマンスの良さに気を良くした顧客は、信用取引による短期売買にも手を出し、ついには現物株取引、信用取引のすべての銘柄を当時人気のあった特定のIT関連の二、三銘柄へと鞍替え、集中投資しました。
相場上昇の最終局面では、1日10%以上の値上がりも珍しいことではなく、顧客は勿論、本来は自制すべき
立場の私までもがこの状況に舞い上がり、いつしかリスクを省みない状態に陥ってしまったのです。その後の相場急落による損失は甚大で、結果的に当初の投資金額を大幅に下回ってしまいました。この事例は、先の三つの基本のなかでも、特にリスクコントロールを顧みなかったことの失敗例です。
資産運用において「商品の選択」「投資のタイミング」を何より重要だと考えている方が多いようですが、ベストな銘柄をベストな条件で売買し続けることは不可能です。リスクを取らずしてリターンを追い求めることはできません。「ローリスク、ハイリターン」のようなうまい話はこの世の中にはないのです。どの程度のリターンを目標とし
て、どんなリスクをどの程度取れるかを明らかにした上で、自分のアセット・アロケーション
を決めるべきであり、個人の資産運用においてリスクコントロールこそが投資の成果を決定する最重要事項なのです。
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2006 10 08 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。
金曜日の雨と強風はすごかったですね。傘は壊れませんでしたか?
私はラッキーにも外出予定がなく、オフィス内で快適に過ごしていましたが、ゴー社長は徒歩圏内に外出し、強風で傘が壊れてしまったし、傘をさしても意味がないくらいすごかったで、あきらめて傘をささずにずぶぬれで外出先から戻ってきた同僚もいましたけど・・・(@_@)
強風の日は、お気に入りの傘を持たないほうがいいですね・・・。
私の住んでいる勝どきからも近い豊洲は、最近開発がさらに進んでいて、マンションはもちろんのことオフィスビルなども建てられているようです。以前から注目していた「Kidzania(キッザニア) 」がついに豊洲にオープンしましたが、ここは子供たちが仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみなどを学ぶことができるパビリオンです。
体験できるお仕事は医者やキャビンアテンダント、消防士、アナウンサー、保育士など70種類以上もあり、仕事に対する対価として、キッザニア内で使用できるおカネ「キッゾ」をお給料としてもらい、さらに施設内でそのキッゾでお買い物ができたり、施設内の銀行で口座を開いてキッゾを貯金したり、キャッシュカードを使ってATMでキッゾを引き出したりできるそうで、世の中の仕組みが体験できる楽しそうな施設ですよね。
昨日このキッザニアが「王様のブランチ」でも取り上げられていましたが、ソフトクリームづくりやショーモデルとか、私でもトライしてみたいくらい面白そうでした・・・。子供のときに、遊びながらそういうことが体験できるのはなんとうらやましい限りです。あこがれている仕事や「えっ!そんな仕事があったの」というような、あまり知られていない仕事を知って体験できたりと、まあ遊びながらといっても夢があっていいですよね~O(≧∇≦)O
でも子供のうちから「働く」ということを知り、「働くことで対価を得る」、「対価として得られたおカネの大切さ」とかいろいろな社会のしくみを体験して学ぶということは本当に大切なことではないかと思います。
9月にゴー社長がフィナンシャルクラブで会員の方同伴で会員のお子様向けに「どうしておこづかいがほしくなるんだろう」というテーマでおカネの教育のお話をしました。お話を聞いてくださったのは、小学校2年~大人までと、かなり幅広い層となりました。
じつはゴー社長の講演は、仕事柄、数えられないほど聞いてきましたが、お子様向けはまったくの初めてで、本当にできるのかな・・・とか、子供が怖がって子供が泣いちゃったらどうしよう?!・・・とか(笑)、内心ではかなり心配していたんですが、まったくの「杞憂」に終わりました。
冒頭からすごい爽やかで、かなりの好印象でしたよ。いつもとちょっと(?)違うからびっくりしちゃいました・・・w( ▼o▼ )w
私からみたら、ゆっくりと言葉を選んでわかりやすいようにお話をされていましたが、小学生だとさらにもう少しゆっくり話すほうがいいみたいですね。大人の会員の皆様のほうがじっくりと聞いていましたよ(-_-)
いつごろからか、「創作料理」をウリにするお店は、かなり増えていますよね。私は意外と好きです。
先日友人と表参道のお気に入りの焼き鳥に予約なしで行ったところ、お席がいっぱいで入れずに、そばにあった「安曇家」にいきました。銀座店は行ったことがありましたが、南青山店も同じようないい感じのお店でした。
2006 10 08 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」11月号掲載
『伯楽諫言』 (木村 剛 FJ編集長)
先日、今年3月末時点において世界各国が保有する外貨準備の内容が公表された。最悪の事態に備えて国家として保有する「外貨」であるだけに、保有通貨として選択されることには相当の意義がある。
結果を見ると、第1位はやはり米ドルで、66.3%と昨年よりも1.0%ポイント分だけシェアを拡大した。「双子の赤字がどうだ」「景気が腰折れするんじゃないか」などと騒いでみたところで、世界最強の軍隊と外交力と情報力を持つ米国のことを、各国の当局が信用していることが改めて示された。
第2位は24.8%のユーロ。欧州単一通貨として誕生したユーロは、創設当初の不評を乗り越え、ドルに次ぐ国際通貨のポジションを堅実に保っている。ショッキングだったのは、長らく第3位の地位を保ってきた日本円が、英ポンド(4.0%)に抜かれて第4位に落ち込んでいること。シェアは3.4%と1年前より0.5%ポイント低下している。
スウェーデン中央銀行が日本円をゼロにしてユーロの比率を高めるなど、日本円の残高(米ドルベース)が1年前より約7%落ちたことが気にかかる。円安傾向を反映した面はあるが、外貨準備が世界全体で9%増えている中での出来事を過小評価すべきではない。
英国のGDP(国内総生産)は、日本の二分の一以下。5年前はこうした経済格差を反映して、英ポンドの外貨準備シェアは日本円の約半分だった。しかし、世界の当局者が見た日本経済の実力は、その程度のレベルにまで落ちてしまった。それが日本に突きつけられている現実なのである。日本国内では、「いざなぎ景気を抜くかどうか」などという極めてのどかな話が交わされるだけだが、世界のプロたちの厳しい目は、短期的な景気の綾には
見向きもせず、日本円の本質的な価値が剥落する可能性を冷徹に見つめている。
世界で最も過酷な少子高齢化を迎える中で、財政実態が惨憺たるありさまなのに、構造改革がちょっぴり進んで景気が持ち直しただけで、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という雰囲気になり、お上に全部依存するという回帰現象が見られる。そういう情けない国の通貨を「長期的に持っていたい」と思うお人好し国家は完全な少数派。
核兵器も、弾道ミサイルも、テロを未然に防止する特殊部隊も、世界に誇れる諜報組織も持たないで、エネルギー(自給率16%)と食料(同40%)の大部分を外国に依存しているわが国が、厳しく変遷していく世界情勢の中で生き残っていくには経済力しかない。
その経済力が、少子高齢化によって、中長期的に劣化していくという国家的な危機に直面しているにもかかわらず、危機感は希薄。未来を切り拓く新興企業をサポートせず、既存勢力を温存するばかりでは、国の活力がわき起こることはない。輸出入における円建て比率もジリジリと下がっている。
遠くない将来、中国経済はGDPで日本経済を軽やかに追い抜いていく。そのとき、アジアの基軸通貨は人民元になる。ローカルカレンシーに堕した日本円は、さらに本質的価値を失っていくだろう。今月誕生した新政権が、通貨主権の重要性に気付いて対策を講じなければ、円の長期的な凋落傾向は止まるまい。
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2006 10 07 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
ナレッジフォアの主な業務は金融経済誌「フィナンシャル ジャパン」の発行ですが、それ以外のお仕事もいろいろしています。そのうちの一つが映像(ビデオ)制作です。先日、あるビデオの最終作業となる音入れを行うため、赤坂見附にあるスタジオに行ってきました。
皆さんこんにちは、FJオンラインのD・濱田@CEATEC JAPAN行ってきました、です。個人的には家電メーカーのブース(薄型テレビ)、携帯電話会社のブースなどが面白かったです。あと、ブルーレイとHD DVDの対立激化を強く感じたのですが、ユーザとしては早くスタンダードが決まって欲しいなぁとも思うのでした。身勝手ですが……。使えそうなノベルティだけいただいてサッサと帰るつもりだったのですが、結構面白くて長居してしまいした…ちなみに7日まで幕張メッセで開催中です。
ところで、制作したビデオは、ある企業を紹介する6分弱のもの。先日、同社はめでたく東証1部に上場したのですが、その記念パーティーで放映するのが目的でした。ご依頼をいただいてから東証などで撮影し、台本を書き、CGを制作し、追加撮影し、BGMを仮に入れたDVDを作り、社長に見ていただき…という過程を経て、ようやく最後の音入れ作業にたどり着きました。実はこの音入れの日はビデオを放映するパーティーの前日。。。
そのスタジオは初めてお世話になったのですが、ナレーターは何度か仕事をお願いした方でしたし、スタジオの方も手早く作業してくださったので、順調に進行しました。
まずCDに入っているBGMをビデオにあわせ、その後でナレーターにブースに入ってもらい、台本あたまから録音開始。言いたいことが多すぎて、「若干」、早口で読んでいただきましたが(汗)。ご依頼主の広報責任者も少し遅れてスタジオにお越しくださり、最終チェックも完了。予約していた2時間を15分ほどオーバーしましたが、何とか無事に終了しました。感謝、感謝です。一度会社に戻り若干の追加作業を経て、その日午後に無事、ビデオをお渡しできました。
予想よりはスムーズに作業が進んだスタジオからの帰り、「順調、順調」と思っていたのですが、私はやはりオチをつけてしまう性格のようで、スタジオにBGMの入ったCDをまんまと忘れてきていました。
後日、トボトボと赤坂見附のスタジオへ向かいました。東京を襲った豪雨のなか、大雨レポートをするどこかのTVクルーを横目に見つつ、CDをピックアップしました。。。
ということで、今回はお仕事のPRでした。
2006 10 07 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
こんにちはシンコです(^^)/☆
開店ラッシュが続く日本振興銀行ですが、ついに25番目の店舗(本店含む)が誕生しました!柏店(千葉県)です。
シンコは、開店したばかりの柏店にお邪魔してみました!
柏店は、JR柏駅東口を出て商店街を抜けたところにあります。この美容室のあるビルの5階が店舗。ちなみにこのビルの右隣にも美容室、左隣にも、さらに道向かいにも美容室が。「美容室通り」といっていいくらいたくさんありました(^^);
店長の羽成隆之さんにお話を伺ってみました。
「日本振興銀行柏店の存在を、まずは店周辺の柏駅前の事業者様に知っていただくことから始めようと思っています。それから周辺地域に輪を広げていきたいですね。柏の人たちはオープンな感じで『新しい銀行が出来たの?』と私たちに関心を示してくれています。」
柏ってどんな街なんでしょうか?「千葉県の柏市は若者があふれる活気ある街です。柏駅前の乗降客が多いせいもあってか、一大消費地となっています。美容院や古着屋が多く、アパレル系のショップも多い。10代、20代の若者が楽しくショッピングできる町で「千葉の渋谷」と言う呼び名もあるほどなんですよ。夜になると、駅前には多くのストリートミュージシャンが歌っています。何年か前、テレビ番組「電波少年」のなかでヒット曲を生んだ、『サムシングエルス』というバンドが柏出身であることも話題になりました。」
70年代の柏駅前は、「そごう」のような大手デパートが集客力を担っていたのが、90年代になって、そごうが倒産。不景気の波は中小企業に瞬く間におそいかかりました。特に金融機関の中小事業者への融資は今でも厳しい状態のようです。柏市のここ5年間の統計資料をみてみると、柏市の企業への金融機関の貸し出しは、全体としては増えているにもかかわらず、中小企業への融資は5年前と比べると5分の1にまで落ち込んでいるようです。(柏市統計書:http://www.kashiwa-cci.or.jp/keizai0/)柏商工会議所ホームページより)
「柏市は人口の割には事業者数が少なく、人口40万人に対して9600社しかないんです。さらにバブル崩壊以降に事業者数は減りました。」それで柏市が大企業の誘致をして、サテライト工場が出来たとか。廃業してしまった個人事業者の方は、大企業の工場の勤め人になったというケースが多いのだとか。
そのとき、「このまま柏はどうなっちゃうんだ?」という危機意識が生まれたそうです。それで「渋谷に負けない活気ある街に」と、地元の人たちによる街づくりが始まったとか。すると次第に、駅前のデパートだけでなく、商店街の個人経営者のお店にも多くの人が流れ始めだしたそうです。「今の感じだと来年くらいには中小企業にも本格的に好景気の波がやってくるんじゃないかと思っています。」そんななかで今、柏駅前に新興企業が増えはじめているそうです。「開業したいという方は、地元だけではなく、他の街からも来られています。この前お会いしたお客様は、茨城県から来られていました。『アパレルの街・柏にきて開業したい』と仰っていましたね。」
その他には、お客さまにはどんな社長さんがいらっしゃるのでしょうか?「年齢でいうと16歳の社長さんから78歳の社長さんまでもいらっしゃいますよ。」じゅ、ジュウロクサイ!!!(@@);ですか?!「土建屋の二代目さんなんです。社長は14歳から務めていて現役の中学生でもあるんです。それはそれはもう、しっかりされた方です。」そんなことできるんでしょうか?「職人の世界ってそんなもんですよ。実は私の父も職人でしたから分かるんです。職人の世界は小さな子供のときから色々教え込まれるので、中学生にもなればもう一人前。わたしの家の場合は、例にもれず廃業してしまいましたので、私もいまは銀行員をやっていますが、ひょっとしてあのままいくと「職人の人生」というのもあったかもしれませんね」と羽成店長はしみじみと語ります。
いやはや。柏では昔ながらの職人の世界も一部に残しつつもも、ベンチャー創生の息吹もはじまっているようです。(^。^)!
最新の拠点網です
お気軽にお立ち寄りくださいね。
※シンコは架空の人物です。
皆さん、こんにちは。木村剛です。私の青春はサッカーと共にありましたので、どうしてもサッカーネタには反応してしまいます。そこで、「教師バカ一代の挑戦」さんから、「一流の人は違う」というところをみせた、中村俊輔のネタをいただいたので、ご紹介いたします。
サッカーの一流プレーヤー中村俊輔選手が感動的なコメントをしていました。 「壁にぶつからないと大きくなれない」・・・ 中村選手は、・・・想像もできないような壁にぶつかり乗り越えてきたのだ。失意の底の沈んだことを数知れず。外国での武者修行、頼る者など誰もいない。凄まじい人間修業だ。 私は、かつて、壁にぶつかるとできるだけ逃げるようにしていた。そんな時、先輩が「いつかは越えなければならない壁なら、堂々と乗り越えよう」 衝撃であった。その言葉を、中村選手のコメントを聞いて思い出した。
「壁にぶつからないと大きくなれない」のか、それとも、「壁にぶつかるくらいなら、逃げたほうがいい」と考えるのか・・・。私個人は、前者の考え方を支持しますが、今年に入ってから日本の世の中は、後者を選択してしまったような気がします。
壁から逃げる方向を選んだ日本社会は「大きくなれない」のでしょうか・・・?
安倍政権は、経済政策に関して、「イノベーション」や「再チャレンジ」を謳い上げていますが、「壁にぶつかる」のか、それとも「壁から逃げる」のか、をハッキリとすべきだと思います。
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2006 10 06 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんから、「政府や自治体はどうしても武家の商法から抜け出せないでいる。簡単に言えば、打ち出の小づちを持っていると錯覚していて、どうもその錯覚からいまだに抜け切れていない」という政府批判をいただきました。
国という立場、自治体という立場は簡単に考えれば、収入は税収等というきわめて限られたものから成り立っている。収入の予算のたてかたも、至極簡単で、余程のことがない限り、予算の近似値で実績が見込まれる。とてもシンプルな内容だ。にもかかわらず、その収入源の仕組み自体が、民間から比べれば努力もせずに確保できるという、とても奇異なことだとは気づかない体質がそもそも問題なのだ。・・・ 借金をするときには、返済可能かどうかを試算するのが道理。にもかかわらず、いざとなれば、どら息子が親をあてにするように、自治体は国をあてにする。もしもの時には、政府が何とかしてくれるからと、節度のない支出をしてしまう。借りたものを返すのは当たり前のことなのに、自治体は、国の支援をあてにし、国は、すぐに徴税権を行使して、増税をすれば良いということにおちついてしまう。 この悪の連鎖を断ち切らなくてはいけないのに、どうしても公務員と言われる人たちは、自分たちのいる船が戦艦大和の浮沈艦だと思いこんでしまっている。破産しない、沈まないと思っている役所の人間には危機感がないのは当然。そして、自分たちはなにをしても刑罰に問われない。その辺が一番の問題だ。
残念ながら、正直申し上げて、「国や自治体は破産しない」「自分たちの職が突然奪われることはない」と思っている限り、国や自治体の無駄遣いはなくならないでしょう。裏金作りすら、罪に問われないのですから、無駄遣いが「悪」だと考えている公務員を探すほうが難しいと思うべきです。
所詮、財政が苦しくなれば、国民に皺寄せしてしまえばいい、という発想ばかり。自ら何とかしようという考え方は皆無に近いのが実情でしょう。「くまさんの自立」さんが指摘しているように、「イザ、歳入が不足になれば、消費税率をアップすればいいなんて、他人事のように発想し、着手しようとしてしまう」「公金を裏金作りにセッセセッセとする割には、経費節減や箱物行政をすることなどは二の次三の次になってしまい、無駄と思われるものにまで、自分の背丈に合わない支出をし、そのつけを国民に回してしまう」という感覚は、治らないものなのでしょうか。
本当に「経営感覚のない人には、自治体の長には絶対なって欲しくないものです」(by「くまさんの自立」さん)ね。岐阜県庁裏金事件に関する処分の処分については、「民間から比べれば、・・・意外と軽い」という「くまさんの自立」さんに賛同いたします。「懲戒免職以外は、ほとんど言葉尻の処分だし、全員皆同じマイナスのスタートだから、出世にも関係しないしね。これって、処分とは言わないかも知れない」ということなのではないでしょうか。
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2006 10 05 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「不動産と景気・経済」さんから、“The meaning of Ichiro”という本のことを教えていただきました。
私が一番好きな野球選手は、野茂英雄でして、まさに「英雄」だと思っています。彼がパイオニアとして、メジャーリーグの扉をこじ開けなければ、イチローも、ゴジラも、なかっただろうと思うからです。
じつは、この“The meaning of Ichiro”という本の中には、野茂英雄投手に関する一章があって、メジャーリーグ関係者の言葉として「野茂投手こそ、闘志の男、彼こそが他の日本人プレイヤーもまた真の男であり得ることを我々アメリカ人に示してくれた選手、即ち“He has the balls”だ。野茂の『男らしさ』がアメリカのメジャーリーガーの心をまたファンの心を鷲摑みにし、尊敬感をもたらし、その後のイチローやゴジラ松井の大活躍の土壌を耕したのだ」と書いてあるのだそうで、私もこの本は読んでみたいと思いました。
アメリカにも「男は男らしくあれ」という価値観がある。野茂にはballsがあることをアメリカ人は認めた。そんな野茂が先人として居てくれたからこそ、イチローのバッターボックスに立ってからするホームラン宣言みたいな構えも大リーガーやファンから許容されたのだと思う。一方、日本では「男だったら男らしくしろ!」とか「お前、金玉付いてんのか!」などという言葉を最近聞くことが無くなった。女々しい男、男らしくないくだらない男ばかりの去勢された国になってしまうのではと心配になったりする。
じつは、野茂がメジャーリーグにチャレンジしたとき、日本の野球界やマスコミは、「日本を捨てるのか」とか「カネに目が眩んだ」などと散々野茂を叩いたものでした。しかし、野茂はメジャーリーグで自分の実力を認めさせることによって、日本発のくだらない批判を封じ込めます。その男らしい振る舞いに、私は密かに拍手喝采しましたね。
「お前、○○付いてんのか!」という台詞の是非はともかくとして、最近は、「長いものに巻かれろ」「寄らば大樹の陰」「出る杭は打たれる」という世間知が横行し、経済界において、「男らしい男」が活躍するムードがなくなってきました。経済界には「野茂英雄」が見当たりません。
このまま、お爺さんたちが跋扈し続ける世の中が続くようであれば、安倍政権が如何なる経済政策を打ち出そうとも、日本の将来は明るくならないでしょう。「再チャレンジ」しようにも、既得権益にしがみつく人たちにことごとく邪魔されてしまうのですから・・・。
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2006 10 04 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「Sakeys Shangrila」さんから、Newsweekが公表した世界の大学のグローバル度のランキングを教えていただきました。「日本の大学も100位以内に5校がランクイン、健闘している」(by「Sakeys Shangrila」さん)ということのようです。
アメリカの名門校は私立大学が多いのですが、学費は年間3万ドル程度です。日本円ですと350万円ほどなので、少し高いイメージがありますが、高いスキルを身につけるための投資と考えているようです。・・・アメリカに留学する日本人は多いですが、日本に留学するアメリカ人はほとんどいませんので、まだまだ日本は遅れているのだと思います。若い学生さんには、日本の大学で遊んでいるより、世界の名門校で勉強し、活躍してほしいものです。 ☆世界大学ランキング(Newsweek 9/27 より) 1.ハーバード大学 2.スタンフォード大学 3.エール大学 4.カリフォルニア工科大学 5.カリフォルニア大学バークレー校 6.ケンブリッジ大学 7.マサチューセッツ工科大学(MIT) 8.オックスフォード大学 9.カリフォルニア大学サンフランシスコ校 10.コロンビア大学 16.東京大学 29.京都大学 57.大阪大学 68.東北大学 94.名古屋大学
このところ、日本の大学を目指さずに、欧米の大学への進学を希望する親御さんが増えており、「これで日本の大学が50位以下だったら、どうなるんだろう」などと心配していたので、「東大16位」という数字に少しホッとしました。
ただ、どうなんでしょう?
日本の大学って、本当に東大って「16位」なんでしょうか。そんなに魅力があるとは、思えないんですけれど・・・。
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2006 10 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「安倍首相は・・・『好き』か『嫌い』かの基準のみで評価されやすい・・・。特に、アタマのおよろしい男性の中には顕著に『安倍嫌い』オーラを出す人が多いね。・・・あの育ちのよさが男の嫉妬を買うんだろうか?」とコメントしている「小福のへりくつ」さんから、安倍首相を応援するメッセージをいただきました。
なんとか評論家とか、知的な地位のある人の意見ですら、安倍首相に関することになると、とたんに、「アタマが悪い」だの「首相の脳みそではない」だの「小学生みたいな文章」だのと、まあ感情が先走った文章が目立つ目立つ。まあ、その前後にいいわけ程度に政策批判を付け足したりしているわけだが、どう考えても、「嫌い」という個人的負の感情を正当化するため、高尚に見える文章を付け足しているように見えてしまうのである。さっさと認めりゃいいのに。嫌いなんでしょ? 単純に。真理とは単純なものなのよ(笑)。私はというと、安倍さんは好きな方ね。
私も「なんとか評論家」の部類に入る方かもしれませんが(笑)、「小福のへりくつ」さんと同じく、「安倍首相が好きな方」です。年代が近いせいか、本当に頑張っていただきたいと心より思っております。
とりあえず、首相の給与30%、他の閣僚を10%カットっていうのはすばらし~と思った。実現すればの話だけど。今後、安倍首相は、働かない公務員をバンバンリストラして、改革を進めていくのかもしれない。自分の給与カットは、その決意表明ということか? あと、教育改革に関しても、安倍さんには期待したい。教育問題については、長年、日教組の力が強くて手も足も出なかった時代が続いた。でも最近は、ゆとり教育の弊害で学力が低下したり、キレる子供が増えて学級崩壊になったりしている。そのせいか、世論が今の教育制度に不信感を持つようになってきた。教育改革は、今、追い風と言える。今のうちに、とっとと改革してほしいと心から思う。以上、安倍さんに期待するのは、「北朝鮮問題」「教育」「公務員改革」の三つ。あと他はそんなに期待してない。経済音痴という噂もあるし、税制改革とか年金とかはあんまり期待してない。憲法改正も無理だと思う。
「北朝鮮問題」「教育」「公務員改革」の三つを解決できれば、ものすごい成果だと思います。ただ、個人的なプライオリティで言いますと、①公務員改革、②教育、③北朝鮮問題なんですが、どうも安倍政権は、①北朝鮮問題、②教育、③公務員改革、という順番である可能性が強いようで、多少危惧を感じています。
私は「十分な内政ができない国に、したたかな外交はできない」という見方をしているものですから、安倍政権が「北朝鮮問題」をトップ・プライオリティに置く政策運営を貫くとすれば、ちょっと心配になってきます。
また、「教育」というのは、極めて大事な問題ではありますが、百家争鳴のイッシューであり、かつ、その効果を確認するまでに相当の期間を要しますので、短期間での成果を求めがちな世論をつかみきれない可能性があります。
だからこそ、「公務員改革」をトップ・プライオリティに置き、着実な成果を国民に示しつつ、「教育」と「北朝鮮問題」に対峙していくべきと考えるのです。
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2006 10 02 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」10月号掲載
連載「会社法がわかれば商売がわかる!」(中央大学法科大学院教授 野村 修也)
のれんを計上し、資産を再評価してもなお債務超過である会社を、実質的な債務超過会社という。
こうした会社でも、事業の再生は不可能ではないが、そのためには、新しいスポンサーからフレッシュ・マネーを出資してもらう必要がある。つまり、増資が必要なわけだ。
これを可能とするには、すでに無価値となっている既存株式の価値が「棚ぼた」的に回復することを避ける(言い換えれば、スポンサーの取得する株式が希釈化しないように配慮する)ことが必要である。既発行の株式を残しておくと、こうした現象が生じるので、既存株式を無償 で強制消却することが、スポンサーから増資を受ける際の前提条件となるわけである。
かつては、商法上、既存株式を全部消却する場合には資本金を一旦ゼロにする必要があったため、これを100パーセント減資と呼んでいた。この用語法は今でも用いられるが、平成13年の商法改正以後は、「無償の強制消却」と呼ぶのが正確である。既存株式を強制消却するには株主全員の同意を要するというのが従来の通説であったため、法的倒産手続きの中で実施される場合を除き、私的な交渉(いわゆる私的整理)によって100パーセント減資を行うことは不可能に近いと考えられていた。そこで、会社法は、これを株主総会の特別決議によって可能と
するための制度を設けた。全部取得条項付種類株式(会社法108条1項7号、171条以下)というのがそれである。
これは、発行後に株主総会の決議がなされると、そのすべてが強制消却されてしまう性質を持った種類株式をいう。
会社法の下では、定款を変更することにより、既存株式をこの全部取得条項付種類株式に性質変更することが可能とされている。したがって、既存株式を無償で強制消却したい会社は、株主総会の特別決議によって定款を変更し、ひとまずそれを全部取得条項付種類株式に換えた上で、さらなる株主総会決議によって、その全部を無償で消却してしまえばよいことになる。つまり、株主の一部が反対していても、私的整理の一環として、いわゆる100パーセント減資ができるようになったわけだ。
このほかにも、新会社法は、事業再生に役立つ制度を用意している。例えば、増資の際に、銀行等の会社債権者がその有する債権を現物出資しやすくするための規定(会社法207条9項5号)もその一つで、いわゆるデット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)のために設けられた。会社側としては、有利子負債を減らし、自己資本比率を高める点で、また、会社債権者の側としても、債権を完全に放棄するのに比べ抵抗感が少なく、信用リスクを市場リスクに置き換えられる点でバランスシートの調整にもつながるといったメリットがある。従来は、現物出資に伴う検査役の調査が求められていたが、新会社法は、債権を額面以下で現物出資する限り、検査役の調査を不要とすることで、容易化を図った。
このように、新会社法は、競争促進のみならず、再チャレンジにも目配りをしている。
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2006 10 01 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。以前に新浦安の友人宅に遊びにいったときに、京葉線が止まってしまったら、大変だろうな――とふと思ったことがあったのですが、今回の配電盤焼失事故はかなり影響がでましたね。
二週間前に強行ショートトリップでベトナムのハノイに行ったせいか、肩やくびがこってしまって、頭痛までしてきたので、ほとんどいったことがない全身マッサージにトライしてみました(✪ฺܫ✪ฺ)
愛読?しているホットペッパーで綿密なチェックして、アロママッサージに行きました。個室でガウンに着替えた後に足浴をして、マッサージをしていただく段階になったときに、お店の方に、
「それでは、お部屋の外にでていますので、ガウンの前を開けてうつぶせでベッドに横になっていただけますか?」
と言われて、何を勘違いしたのか、ガウンの前を開けて仰向けになって寝ていると、お店の方がお部屋に入ってきたので、
「これでいいんですかぁ♪」と確認したところ、
「お・お客さま・・・。うつぶせ・・・です・・・」
と唖然とされて、ちょっとはずかしかったです。
ただ、アロママッサージはソフトタッチで、全然コリがとれなかったので、
その二日後に、足裏マッサージで時々通っている台湾式マッサージの「烏来」の銀座店に行ってみました。
肩・くびのコリとり、背中のオイルマッサージ、足ふみ全身マッサージなどがはいっている全身エステ90分のコースで、部屋にはいり、用意されていた作務衣というか甚平のような上下に分かれている衣類に着替えましたが、
また前と後ろを逆に着て、不覚にも指摘されてしまいました。この台湾式マッサージは、かなり効いて、コリも半減されました(*^o^*)
ベトナムの建国の父ともいわれるホーチミンの遺体が安置されている「ホーチミン廟」は、セキュリティーチェックがかなり厳しいのですが、入場料は無料です。セキュリティーチェックをうけ、敷地内に入るとちょっと待たされて、ある程度の人数がそろったところで、二列に並ぶように警護の白服の軍隊の人に指示をされます。そこから50メートルほど歩いて、ホーチミン廟に入りますが、その間に列をくずしたり、大声で話をすると、その軍隊の人に注意されます。ガイドのホワさんによると、このホーチミン廟の警護をしている人はかなりエリートのようです。
このホワンキエム湖のまわりが繁華街で観光の中心になりますが、この湖のまわりの木陰で涼んだり、散歩したりしている人を多くみかけました。実際に散歩して、とっても気持ちがよかったですよ。
ホワンキム湖のそばにある水上人形劇は私の一押しです。でも歩き疲れのため、前半はちょっと寝ちゃったんですけど・・・(・_・*)
全体的にフランスというようりは中国の影響がかなり強いと思われるハノイで、「ホーチミン廟」に隣接する迎賓館とホワンキエム湖から少し歩いたところにあるオペラ座にはフランス領時代の面影が残っていました♪
ガイドブックなどで見て、楽しみにしていた大教会ですが、近くでみたら結構老朽化していました・・・・。
街の雰囲気は全体的にはこんな感じで、通りの道端で、お風呂で使うプラスティックの簡易イスに座ってフォーなどを食べている人々をかなりみかけましたが、お店?か屋台?にあたる商売している人も同じようにお風呂イスに座って、フォーなどが入ったずんどうを道端に置いていました。
私がこの旅行で一番感動したのは、ベトナムコーヒーです。世界で二番目のコーヒー輸出大国だったんですね。香りとコクが抜群で、コーヒー好きの人はきっとはまるテイストだと思いますよ~。あまりにもおいしかったので、チュングエンカフェのコーヒーとアルミフィルターも購入してみました♪あっ、でも六本木にもチュングエンカフェがあるんですよね。☆(・v・)☆
2006 10 01 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック