ヤリマンヒロイン、オタク文化に根付くか
Posted on | 7月 17, 2010 | No Comments
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ヒロインは基本的に美人でかわいくて正確が良いのでモテないはずはない。そんなヒロインがヤリマン化している傾向がここ最近はあるのではないだろうか。
7月放送開始のアニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」(以下HOTD)そのヒロインである宮本麗がとんでもないビッチ（ヤリマン）だとオタクたちの間で話題だ。
HOTDは突如ゾンビ化し襲い来る人々から主人公たちが生き抜くサバイバル漫画が原作のアニメーションだ。
主人公・小室 孝（こむろ たかし）の親友の彼女である宮本麗（みやもと れい）は、目の前でゾンビと化した彼氏を孝に殺される。
一時逆上する麗だが、一人ゾンビたちの中に取り残され身の危険を感じたとたん手のひらを返すよう孝に迫り「今言った事は本気じゃない！」と自分の暴言を忘れてもらおうと必死なアピールをしだす。明らかにビッチだ。無事ゾンビから逃げ切った後も色仕掛けで孝へ取り入ろうとする完全なヤリマンキャラ。ヒロイン特有の清純さは微塵も感じられない。
このヒロイン、生きるためとはいえあまりの乗換の早さに
「ここまでビッチだと最高だね」
「ナイスビッチ」
「ナイスビッチすぎてなんも言えねえ」
などビッチキャラには珍しくその潔さにオタクたちから支持をうけている。
漫画『かんなぎ』などの「処女厨騒動」など非モテでオタクな人々にとって処女のキャラクターは神聖なものとあがめられる。その真逆の存在としてビッチという表現がたびたび使われる事が多い。通常ビッチを毛嫌いするオタクたちに好感度を与えた事は異例ではないだろうか。
★ヒロインは案外ビッチぽい
ヒロインはどんなアニメやマンガにも欠かせない存在であるが実はビッチなのではと疑われやすい。清楚や純情などピュアなイメージがつきまとうのがヒロインのポジションだがあまりに純粋すぎると何か裏があるのかと疑ってしまうのが本音。事実ヒロインにもビッチで有名なキャラクターはいる。
ニナ・パープルトン(機動戦士ガンダム0083)
地球が攻撃されるかの瀬戸際。元彼だった主人公のライバルを庇い主人公に銃を突きつけ、元彼が戦死後また主人公とヨリを戻す。有名なビッチキャラクターだ。
西園寺世界（スクールデイズ）
面倒見がよく明るい性格のヒロイン。
主人公伊藤誠の恋愛相談に快くのり、誠とヒロインの仲を取り持つが次第に誠の事を意識しだしてしまう。練習の名目上誠をヒロインから寝取る。エスカレートする自分本位の行動に愛想をつかされるが、あらゆる手段で誠を引き戻そうとする。その愛の重さ故、最終的に誠を殺害してしまう。
カテジナ・ルース (機動戦士Vガンダム)
監督いわく「女性の負の部分を凝縮した存在」。
主人公ウッソ・エヴィンの憧れの女性。当初は清楚で正義感溢れるお嬢様で会ったが、戦争を通して変貌。まだ少年のウッソに水着姿の女兵士をビームサーベルで蒸発させたり。「戦え、クロノクル、ウッソ私の手の中で戦いなさい。勝った方を私が全身全霊をかけて愛してあげるよ」自分に必死なウッソとそのライバルを弄ぶように戦わせる。折り紙つきのビッチ。
★どうしようもないビッチ行動。素直になるのが難しいだけ
ビッチ的行動をしてしまうヒロインの共通点に“自らでは対処しきれない現実との直面”がある。客観的によくはないと思っていても時にそうせざるを得ない状況に追い込まれると気持ちに素直に反応してしまうのだ。逆を言うと、切迫した状況は人を素直にさせやすい。現実にシビアな女性は男性よりもその頻度は多い事だろう。
より複雑化していく社会の中ではHOTDのような第三者の目にも明らかな切迫した状況は起こりにくく、本人以外には気づきにくいと思われる。
★ビッチに萌えよう
小悪魔agehaやLady Gagaなど、ビッチ的要素を含くむものが女性に受け入れられやすい現在。現実の女性を取り巻く状況に目を向け気づいてあげれば、ビッチ嫌いの非モテたちも女性の些細なビッチ的行動に寛容になれるかもしれない。
そんな非モテたちにとって魅力的なビッチキャラクターは小悪魔ではなく天使になるだろう。
（ぱんつ）
（画像スクリーンショット元）
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 公式サイト
（参考リンク）
ニナ・パープルトン – Wikipedia
カテジナさんの悪行を編集してみた part1‐ニコニコ動画(SP1)
カテジナさんの悪行を編集してみた part2‐ニコニコ動画(ββ)
ぱんつ
22歳秋葉原在住。中性男子。
Twitter:http://twitter.com/masamune1126
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