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パチンコSANKYO会長企業、10億所得隠し

7月23日3時13分配信 読売新聞

パチンコSANKYO会長企業、10億所得隠し
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読売新聞
 東証1部上場のパチンコ機メーカー「SANKYO」(登記社名三共、東京都渋谷区)の毒島(ぶすじま)秀行会長の資産管理会社が、東京国税局の税務調査を受け、約10億円の所得隠しを指摘されたことがわかった。

 保有する株式を、三共の監査役ら4人に計約2万円で売却し、数か月後に計約10億円で買い戻す方法で利益を提供していたが、売却時の株の価値を低く仮装した取引と認定され、提供した利益に相当する額に課税された。重加算税を含む追徴税額は約3億円で、資産管理会社は修正申告を済ませたという。

 毒島会長が事実上保有する多額の資産が監査役に流れていた形で、監査役の独立性確保の点で問題を指摘する声が出ている。

 関係者によると、所得隠しを指摘されたのは、毒島会長が100%出資する資産管理会社「有限会社マーフコーポレーション」(豊島区)。毒島会長の保有していた株式や、運用益で購入した不動産などを管理。3月末現在、三共の筆頭株主として15・42%の株式を保有している。1998年の設立当初から、三共の監査役を務める税理士が社長を務めている。

最終更新:7月23日3時13分

読売新聞

 

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