宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、これまで処分を拒んできた畜産農家の種牛6頭の殺処分が始まりました。
高鍋町の農家・薦田長久さんの牛舎で、17日午前10時から、飼育していた種牛6頭の殺処分に向けた作業が始まりました。現場には農林水産省の篠原副大臣も入り、今回の件を謝罪しました。
民間種牛を飼育・薦田長久さん:「命を守ってやれなかったことは、本当に残念だ。犠牲になったお前たちを誇りに思って送るから」
これにより、この農場を中心とした半径10キロの家畜の移動制限は18日午前0時にも解除される見込みで、制限が残っているのは宮崎市の発生地を中心とする地域のみになります。