観測日
水位 水温 川の状況
6月14日 午後 0時 110cm 19度 お待たせいたしました。今年度は本日から観測開始です。
他の魚のもじりはありましたが、水位が低いためかハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月15日 午前 9時 140cm  20度 昨日の雨で水位は上がりましたが、ハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月16日 午前 9時 140cm 21度 栃木県山間部でまとまった降水がありましたが、観測地点ではその影響はありません。他の魚のもじりはありましたが、ハクレンの確認はできませんでした。
 6月16日 午後 3時 230cm  不明  午後から水嵩が増してきたので、観察していたところ、ハクレンの魚影が確認でき、稀にジャンプも見られました。しかし、産卵は確認できませんでした。
 6月17日 午前 9時 230cm 22度 他の魚のもじりはたくさんありましたが、ハクレンのジャンプはほとんど見られませんでした。また、産卵も確認できませんでした。
 6月18日 午前 9時 170cm 22度 水位も下がり、ハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。 
 6月19日 午前10時 240cm 20度 上流域に降った昨夜の雨の影響は観測時点では感じられませんが、水嵩が暫増してきています。他の魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。
最後に一言。がんばれニッポン!!
 6月20日 午前10時 240cm 22度 他の魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。
 6月21日 午前 9時 200cm   21度 水位も下がってきて、ハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月22日 午前10時 170cm  23度 水位もすっかり下がってしまい、ハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月23日  午前 9時 160cm    23度 水位も低く他の魚のもじりは見られましたが、ハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月24日 午前9時  240cm 21度  昨日、栃木県山間部に降った雨の影響と思われる水位の増加は、昨日の夜にピークを迎えてしまいました。ハクレンが遡上していることは確認できるのですが、集団ジャンプは見られませんでした。また、産卵も確認できませんでした。
 6月25日 午前9時  180cm  21度  水位が下がり、ハクレンのジャンプは確認できませんでしたが、他の魚のもじりは盛んに見られました。また、産卵も確認できませんでした。
 6月26日 午前9時  150cm 23度  他の魚のもじりは見られましたが、水位が低くハクレンのジャンプの兆候はありませんでした。
 6月27日 午前9時  160cm  24度  観測中に集団ジャンプが1度だけ、新幹線橋脚付近で確認できました。しかし、産卵は確認できませんでした。
 6月28日 午前9時  170cm 23度  雨の影響で水位は少しあがりましたがまだまだ低く、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵は確認できませんでした。
 6月28日  午前9時30分頃 不明  利根川右岸の送電線付近で撮影されました。(写真提供:久喜市奈良様)
 6月29日  午前9時  240cm 23度  水位も上がりつつあり、1匹単位でのジャンプは数回確認できました。しかし、産卵は確認できませんでした。
 6月29日  午前中 不明  権現堂樋管付近で撮影されました。 (写真提供:久喜市奈良様)
 6月30日  午前9時  370cm 20度  群馬・栃木両県山間部の降雨により、かなり水嵩が増しており、ハクレンのジャンプは至る所で見られます。しかし、産卵は確認できませんでした。なお、増水中で、かつ、滑りやすいので観察の際には、足元に十分お気を付けください。
 6月30日  午後1時頃 不明  利根川右岸付近で撮影されました。(写真提供:久喜市奈良様)
 7月1日  午前9時 400cm 20度  昨日のように盛んには跳ねていませんでしたが、所々でハクレンのジャンプが確認できました。
産卵も始めたようです。
水位も高く、流れも速く、足元も滑りやすいので観察の際には、足元に十分お気を付けください。
 7月2日  午前9時 460cm 21度  水位は今期最高を記録しましたが、魚の活性には繋がっていないようです。産卵も微量ですが確認されました。
 7月3日  午前9時 360cm 21度  依然として水位は高いものの、魚の活性は見られません。産卵は微量ですが確認されました。 
 7月4日  午前10時  290cm 21度  水位は下がりつつあります。ハクレンのジャンプも確認できず、他の魚のもじりもほとんど確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月5日  午前9時  260cm 23度  昨日と同様ハクレンのジャンプも確認できず、他の魚のもじりもほとんど確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月6日  午前9時  280cm 23度  水位が少し上がりましたが、ハクレンのジャンプも確認できず、他の魚のもじりもほとんど確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月6日   午後1時頃 不明  最近ハクレンのジャンプは確認できていませんでしたが、まだまだハクレンはいるようです。(写真提供:久喜市奈良様)
 7月7日  午前9時  300cm 23度  水位は少し上がりましたが、ハクレンのジャンプも確認できず、他の魚のもじりもほとんど確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月7日 午後2時頃  不明  利根川右岸付近で撮影されました。(写真提供:久喜市奈良様)
 7月8日  午前9時  360cm 23度  雨の影響で水位は上がりましたが、ハクレンのジャンプも確認できず、他の魚のもじりもほとんど確認できませんでした。産卵は微量ですが確認されました。
 7月9日  午前9時  290cm 23度  水位も下がり、他の魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。また、産卵も確認できませんでした。
 7月10日  午前9時  340cm 23度  昨日の雨の影響で水位は上がりましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
なお、明日は担当が選挙事務のため観測できません。ご了承ください。
 7月12日  午前9時  240cm 23度  水位が下がり、魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月13日  午前11時 240cm 21度  他の魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月14日  午前10時 300cm 21度  昨日の雨で水位は上がりましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月15日  午前9時  290cm 20度  他の魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月16日  午後1時  360cm 22度  川は滔々と流れていて、ハクレンの気配すらありませんでした。
 7月17日  午前9時  320cm 22度  魚のもじりはありましたが、ハクレンのジャンプは確認できませんでした。産卵は確認されました。
 7月18日 午前10時 260cm  23度  川の濁りはなくなりつつあり、昨日観測された産卵は確認できませんでした。 
 7月19日 午前9時  250cm  24度  川は静かに流れていました。適度の濁りがありましたが、産卵は確認できませんでした。 
 7月20日 午後2時  210cm 27度  水位もすっかり下がり、ハクレンのジャンプは確認されませんでした。産卵も確認できませんでした。 
 7月21日 午前10時  190cm 27度  水位も低く、ハクレンのジャンプは確認されませんでした。産卵も確認できませんでした。 
 7月22日 午前9時  170cm 27度  水位も低いままでハクレンのジャンプは確認されませんでした。産卵も確認できませんでした。
 7月23日 午前9時  190cm  27度  水位は低く、流量も乏しくなってきました。ハクレンのジャンプや産卵も確認できませんでした。
 梅雨も明け、ハクレンの遡上もこれ以上見込めないため、本日をもちまして今年度の観測は終了とさせていただきます。 ご愛読ありがとうございました。また、ご協力いただいた皆様方に衷心より感謝申し上げます。
 

ハクレン観測状況の水位は右の写真の所を基準に測定しています。場所は、国道4号の利根川橋と東北新幹線鉄橋の間です

利根川の水位、雨量については利根川上流河川事務所HPからもご覧になれます。

          ハクレンのジャンプと産卵
 ジャンプは産卵をする前日や産卵をする条件が
ととのいそうな時に多いようです。
 産卵をするには、産卵日の前日ないし前々日が
雨天で、水温が20℃前後、水の流量が毎秒500立
方メートルから、1000立方メートル前後、また、卵
をカモフラージュするための水の濁り(透明度13〜
22p程度)が適当な条件になったときに産卵をはじ
めるようです。
 おもに6月から7月で、利根川の上流部に大雨が
降り、流量が増加した翌日から、産卵する傾向があ
るようですが、その年の気象条件によっても異なる
ようです。


              ハクレンが栗橋付近で産卵する理由

 クレンの受精卵は水の流れがないと川底に
沈んだりして、ふ化しません。栗橋付近で産卵
された卵は下流に流されて、ふ化する2日後ちょ
うど、霞ヶ浦近くにさしかかり、稚魚は流れの少な
い霞ヶ浦や北浦に入り込みます。したがって繁殖
するのに都合がよいのです
       

             ハクレンのジャンプを見るポイント

 国道4号沿いの利根川橋付近から
新幹線鉄橋の間がハクレンのジャンプ
を見るポイントと言われていますが、その
年の気象条件などによっても変動するよう
です。

(案内図はこちらをクリック)