最終更新: 2010/07/23 07:37

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金賢姫元工作員、拉致被害者家族と面会 横田 めぐみさんと会ったのは1984年と明らかに

来日している大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員と拉致被害者の家族との面会が行われ、その中で金元工作員は、北朝鮮で横田 めぐみさんと会ったのが、1984年だったことを明らかにした。
田口 八重子さんの兄・飯塚繁雄さんは、「きょうのことをきっかけにして、政府はさらなる情報収集にあたってもらいたい」と話した。
有本恵子さんの母・嘉代子さんは、「生きてますよということを言われました。あの方もね、生きているから、がんばってくださいよ。そんなに悲観しないで、希望を持ってがんばってくださいねって、励ましてくださいました」と語った。
金元工作員と家族との面会は、都内のホテルでおよそ1時間半余りにわたって行われた。
その中で金元工作員は、横田 めぐみさんと会った時期が1984年だったことを明らかにしたという。
金元工作員は、同じ時期にマカオ出身の拉致被害者から中国語を学んでいて、そのことで横田さんと会ったことが記憶に残っていたという。
また面会では、拉致被害者の家族がそれぞれの肉親の写真を金元工作員に見せながら、「聞いたり見たことはありませんか?」と聞いたが、「見た人はいない」と答えたという。
一方、中井拉致問題担当相が、22日午前の会見で、「田口 八重子さんが6〜7年前まで元気にしていたという情報に接している」と述べたことについて、田口さんの兄の飯塚繁雄さんは「信ぴょう性はわからないが、きちんと精査し、自信を持った報告を待ちたいと思う」と述べ、今後の政府の対応に期待をにじませた。

(07/22 20:09)

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