2010-07-04

胎盤を食べることで考えられる問題

分娩後に栄養補給だなどという理由で胎盤を食べている人たちがいる、それを認めている助産師がいるというのはやはり大きな問題だとおもいます。
神職の方に下記のご意見を頂きました。

---

更に民俗学そして文化人類学を聞きかじった
私の記憶に間違いがなければ
人肉食をしている民族には特徴的な奇病が
確か発生していた記憶が有ります
血液の濃い部分、脳脊髄や脳実質、肝臓は
当然栄養価も高いのでそれを食べる食文化がある民族に
とってはごちそうになると思いますが
それ故に人由来の病原性質まで継承してしまうと言う話が
記憶の底の方で蠢いております

例えば牛骨粉で育てられた牛がクロイツェルフェルト・ヤコブ症候群を
発症するメカニズムと似ている
ような気がします
専門分野ではないので想像の域を出ませんが
某かのリスクがあるからこそ経験知を含め宗教や倫理、道徳で
人肉食を戒めている
と私は考えます


いずれにせよ
人胎盤成分注射を経験した人から献血を受けないのも
=医学的なリスクの表われですから
此の辺りはもっと厚生労働省も積極的に啓発したほうが
よいと思いますね


---
強調しているのは私、琴子の母です。


今回、神職の方に改めてご意見を頂き、“個人の自由”では許されないことだというのを再認識しました。
『食べるのは一口だけだから』も、許される理由にはなりません。
病院でも食べたというブログが存在しているので、助産院だけの問題ではないのですが、特に助産院ではこれらを“昔ながらのお産の再現”とするかのように、その行為を薦めている様子が伺えます。

後日、厚労省に聞きます。

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No title

琴子ちゃんのお母さん、こんばんは。

>例えば牛骨粉で育てられた牛がクロイツェルフェルト・ヤコブ症候群を
>発症するメカニズムと似ているような気がします

で思い出したのですが、以前ディスカバリーチャンネルで、ある部族の奇病を紹介した番組を見たことがあります。

それはとても古い記録映像をもとにした番組でしたが、そこではある部族だけに奇病が多発していました。患者達には神経麻痺の症状が徐々に現れ、やがて話すことも歩くことも食べることもできなくなり、最後には衰弱死を迎えていました。番組では医師団が調査した結果、それがクロイツェルフェルト・ヤコブ症候群であることが判明したように記憶しています。

原因となった行為は死者を弔う儀式の一環で、彼らが死者の脳を口にしていることでした。それは栄養補給の目的ではなく、亡くなった方の英知を自分の身のうちに取り込む、呪術的儀式として取り入れられていました。
そして、その行為が彼らに感染という決定的なダメージを与えていたのです。

人由来の物質を摂食することは、よく調査された事象ではないでしょう。どのようなメリット・デメリットがあるのか不透明であると思います。妊娠・出産で感じるトクベツの気分に流されず、慎重になる事は大事なことじゃないでしょうか?

クールー病

お久しぶりです。

うさぎ林檎さんが話題にしているのは、昔はクールー病(20年以上前の本には、「クル病」とありました。)として知られていた病気です。

#私も今回の記事で、まず、この病気を思い浮かべました。

「クールー」で検索すると色々見つかります。


#こちらに来られる先生方のほうが詳しいでしょうけど、

感染症の病原体を体内に持っていても、己の免疫で発病を防いでいるケースは多々あるかもしれまいですね。

#私は体調が悪いと口唇に水泡が出来ます。
#おそらく口唇ヘルペスだと思います。

又、発病に時間がかかる感染症でしたら、元気に見えていても病原体を体内に保持していることになりますね。

#一部肝炎ウイルスやエイズなどが該当するでしょう。

基本的に病原体には種特異性がありますから、人以外の動物から、人に感染する病原体は(病原体の)総数に比べれば少ないと思いますが、人に感染している病気でしたら殆どの病気が人に感染すると考えて間違いが無いでしょう。


私も「某かのリスクがあるからこそ経験知を含め宗教や倫理、道徳で人肉食を戒めている」というのは合理的だと考えます。


それにしても、己の病気のリスクを考えずに済むのは、日本がそれだけ安全な国となったということでしょうか?


様々な先進国でワクチン接種を拒否する運動が広まっているのは、それだけ重篤な伝染病が少なくなったということでしょうね...

#日本以外の国でも同じような話が広まっている気がしてきました(恐)

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管理人のみ閲覧でくださったKさんへ

ご意見、有難うございます。

どのように書くのが正しいことに近付けられるのか、補助食品であれ、体内摂取したことには変わりないとおもうのですが、メインではないからと言って省くというより、少量であれ、それだけの影響力があったという問題にも感じますので、ご意見をどう解釈して正すべきか悩んでもしまいます。
もうちょっと具体的なご提案を頂けると有難いです。
宜しくお願いいたします。

No title

琴子母さん、こんばんは。
いつぞやは、多忙を理由に走り書きのようなコメントでもうしわけございませんでした。

「胎盤を食する」というテーマ?で熱く語られているので、落語会からも一つ。
落語の演目(って言っていいのかな?)「まんじゅうこわい」の一節に、人間がすごく苦手でこわいものとういものが、誰にでも一つくらいはあるということです。
原因としては、お産が終われば胎盤は土に埋められます。その際に、かぶせられた土の上に通ったものを、苦手で怖がると言われているということで、その上を犬が通れば「犬がこわい」。ムカデが通れば「ムカデがこわい」。蛇が通れば「蛇がこわい」という人生を送るそうです。という枕で始まる落語ですが・・・。
まあ、落語の落ちはおいときまして・・・。

何が言いたいのかと申しますと、子の胎盤をたべちゃったお母さん。将来、子どもちゃんから苦手と思われたり、おそれられたりしないのかしらと心配になりますね。
だって、胎盤を直接でなくてかぶせた土の上を通ったものを「苦手、こわい」と思うのに・・。
ましてや、食べちゃうなんて・・・。

人類学・生物(微生物)学・宗教からだけでなく、庶民の娯楽である落語からも胎盤が特別視されている感を受けましたので、少し一石を投じてみたくなり、コメントしてみました。

個人的には、胎盤は赤ちゃん一人にひとつずつのもの。
その赤ちゃんの胎内での歴史です。赤ちゃんがこの世に誕生して役目を果たしてくれたのならば、切り刻むなどということはせず、静かに土に還す(現在の日本の実情ならば胞衣業者の方にその最後を委ねる)ということでは、ダメなのでしょうか?

No title

はじめまして。

動物が自力で出産して、子を舐めたり、胎盤を食べたりするのは
血の匂いなど、敵に見つからないようにするため、無防備な母子が安全な場所を確保し安心して過ごすためではないでしょうか。
胎盤を食べることによって出産による体力の回復にも一理あると思いますが、他の方のコメントも含めて動物の世界にとどめておいたほうが良いかと思います。

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No title

こんにちは。今日のニュースで山口の助産師が提訴されたのをしりました。これは琴子さんのお母様が以前から言われているホメオパシーのことですよね?
どうして続いてしむのか・・・悲しくて仕方ありません。

ビタミンK不投与で乳児死亡…母親が助産師提訴
エイチ ティー ティー ピー://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000173-yom-soci

No title

なんか助産師の批判ばかりしてるようなブログでムカツク。

No title

ここの記事を最初から読んでください。
どうして批判されるのか理解できると思いますよ。
読まずにそのような文句のみ一言コメントされるのは、ブログ主に対して失礼です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000173-yom-soci
本日、ヤフーニュースにK2シロップの不投与による訴訟の件が上がってました。
こういう助産師を自分たちの中から出さないよう、彼らに自浄能力があればここまで批判される事も少ないと思います。

それにしても、砂糖玉とは書かれていてもホメオパシーのホの字もない記事です。
マスコミはホメを持ち上げてるから書けないのでしょうか?

No title

はじめまして、こんばんは。
mixiニュース(助産師のビタミンK不投与により乳児が死亡したというようなニュースでした)の関連日記からここに辿り着き、いくつか記事を拝見いたしました。
私は妊娠未経験の学生で、正直に申し上げますと出産というものも身近な話題ではありません。
しかし、いつ来るか分からない機会のために勉強しなければならないと考えさせられました。
若い世代にこそ、知ってほしいと思いました。

乱文失礼いたしました。

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>>なんか助産師の批判ばかりしてるようなブログでムカツク。

あなたが助産師さんならば、気持ちは良くないかもしれませんが、
助産師さん全般を批判しているのでなく、
一部の、今回の事件を起こした助産師がいる、その存在に注意して下さい。という内容だとは受け止められませんか?
それまでのことです。

このblogには助産師(助産院)全てを否定する訳でなく、きちんとした(すぐに病院へ搬送するなど)処置をされる方も居ると記載あります。

自分の経験から、大学病院でも、普通の病院でも優秀な助産師さんは居ると思いました。しかし何故、一部の方は助産師達は勤務助産師を下に見るのか解りません。開業したり、助産師だけで出産を終えることがエリート意識なんでしょうかね?
大学病院で出産し、助産院から搬送見ました。そのせいで、同室の予定帝王の方の時間が連れたり…。

昼間だったから良かったのでしょうが、夕方以降ならどうなっていたのでしょうか?
また、そういった搬送や緊急手術で外来を待たされた妊婦も少なくない病院です。

話がそれてしまいましたが、今回の事件の助産師のような人は、そこまで、全くの関係ない妊婦にも迷惑かけてるのか?
考えてみる事は出来ないのでしょうか?


長くなりました。


一日も早く、安心して出産+育児をできる環境を整えて欲しいですね。

河瀬直美監督のことなど

はじめまして。

 以前kikulogに、河瀬直美監督の胎盤食のことを書き込んだことがあります。河瀬監督が「胎盤を生で、醤油をつけて食べたらおいしかった」という発言をしており、たまたまそのテレビを視聴してました。↓ここです
エイチ・ティー・ティー・ピー://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1241919950#CID1243742374
 kikulogには書き漏らしておりますが、その番組とは<徹子の部屋>でした。けっこう影響力のある番組ではないかと思います。

 あのときは自然界ではアリなことなのかも、という印象も受けたのでしたが、母親以外の者が、たとえ儀式的にでも胎盤を食べるとなると、ちょっと話は変わってきます。
 私にはそれは「食人」であり「共食い」であるとしか思えません。

 ところで、食人は中国でも行われていたようで、自分の子供を殺して食べるのは忍びないから、他人と子供を交換して、その子供を殺して食べることを意味する「易子而食=子を易(か)えて食う」という言葉が残っています(魯迅の「狂人日記」にも記載あり)。
 この話を持ち出したのは中国を貶めるつもりではなくて、中国でもこうした行為の忌まわしさを十分に分かっていたからこそ、この言葉を今に至るまで残してきたのではないか、ということが言いたかったのです。
 食人への忌避感は、日本人だけのものではないと思います。

 河瀬監督の新作「玄牝」は、吉村医院をモデルにしたものらしいですが、どんな内容なのでしょうね。食人はもちろんですが、トンデモな内容でないことを祈りたいです。たぶん私は、頼まれても観ませんが。

映画

NATROM先生のサイトのコメ欄にこんな書き込みがありました。

>映画監督・河瀬直美氏の新作が、吉村医院の1年間のドキュメンタリー「玄牝(げんぴん)」に決まったそうです。

河瀬直美氏は『萌の朱雀』で1997年カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞されたことで有名な方ですが、こちらでは”胎盤食”で名前が出た方でもありますね。
ご自身も吉村医院で出産されたようなので、今からその内容に暗澹たる予感がします。

コメントを書き込まれた方も
>願わくば、吉村医師の提唱する形の自然分娩のリスクも含めて捉えた作品でありますように。さらに出来れば、緊急搬送を受ける周辺医院の実情も含めて取り上げていてくれますように。

私も全く同じ気持ちです。
プロフィール

Author:琴子の母
助産院や自宅出産についての情報があまりにも偏っています。
助産師会の方から『産む側も勉強を』と言われました。
偏ったままの情報での勉強は、あらたな誤解を生み、悲しいお産を増やす可能性が高いとおもっています。
助産院や自宅出産が抱える問題、リスクを知って貰い、その上で分娩方法や場所の選択をしていくことを願っています。

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