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赤井英和 近大ボクシング部復活へ意見交換
現役の浅井選手(右)、岩本OB会長(右から二人目)らと今後の近大ボクシング部復活についての意見を神妙に聞く赤井英和
Photo By スポニチ |
スポニチプラザ大阪「ボクシングウィーク」(28日まで)初日の22日、現役部員が逮捕されて廃部となった近畿大学ボクシング部のOB会が開かれた。タレントの赤井英和(50)やWBA世界Sウエルター級暫定王者・石田順裕(金沢、34)、前WBA世界Sフライ級王者・名城信男(六島、28)らOBと現役学生ら約30人が参加。念願の復部に向けて活発に意見交換した。
昨年6月、東大阪市の路上で部員2人が通行人を暴行して現金を奪い、逮捕される事件が発生。1997年まで近畿学生リーグを36連覇した関西ボクシング界の名門に廃部処分が下った。以降、退部やプロ転向した部員もいる中で、残された6人は、大学構内や通学路の清掃活動をして反省の態度を示しながら、大阪・上本町のウイングジムで汗を流している。
高校時代にインターハイで優勝し、近大にあこがれて進学したという赤井は「ボクシングという誤解されやすいスポーツで、こぶしを凶器にするのは許されないこと」とした上で、「プロと違い、同じ釜の飯を食う大学スポーツは素晴らしい。残された学生は気の毒」と心情を吐露。「復部の判断は大学に委ねるしかない。大事なのはあこがれられる大学になること」と力説した。
OB会は約4万3000人分の復部嘆願署名を今年2月に大学側に提出したものの、今だにリアクションはないまま。岩本博義OB会長(65)は「誰かに優勝してほしい」と個人として出場できる国体や全日本選手権での活躍で、復活気運が盛り上がることを願う。浅井大貴さん(3年)も「いろんな人にお世話になっているので、負けられない」と、まずは8月の国体近畿予選に向けて闘志を燃やした。
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