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【スポーツ】

中京大中京、夏連覇へ完封発進

2010年7月22日 紙面から

名市工戦の9回に登板し、3者三振に仕留めた森本=瑞穂球場で

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◇高校野球地方大会

 愛知では、昨夏の甲子園で43年ぶりに全国制覇した中京大中京が3回戦から初登場し、名古屋市工を6−0で破って快勝発進した。優勝候補の東邦も初戦突破したが、シード校で伏兵の誉(ほまれ=前身は尾関学園)は西春に1−4で敗れ、初戦で姿を消した。岐阜では、昨夏の甲子園4強の県岐阜商、今春センバツ4強の大垣日大がそろって準々決勝にコマを進めた。福井では、今春の北信越大会チャンピオンの福井工大福井が延長11回、武生商を2−1で突き放して、初戦を大苦戦の末に勝利。石川では、V候補の星稜、金沢がそろって初戦に勝った。

◆中京大中京6−0名古屋市工

 力強い直球が主将の磯村捕手のミットに突き刺さった。9回、2者連続三振で迎えた名古屋市工の最後の打者に、9回から登板した中京大中京のエース・森本が復活を印象づける1球を投げ込んだ。「不安はあったけど、最後の球は納得できた」と森本。主戦右腕の3者連続三振で締めた中京大中京が完封発進した。

 不安を打ち消した。夏に合わせて打線は上り調子。だが、森本とこの日先発した2年生左腕・浅野はけがを抱え、万全ではなかった。だが、春以降、左肩痛に苦しんだ浅野は8イニングを2安打1四球とほぼ完ぺきな内容。背中の痛みから現在は腰痛を抱える森本も4日前に全力投球を始めたばかりだが、磯村は「去年の夏の状態に近づいている」と太鼓判を押した。

 「この大会は浅野が投手の中心だけど、森本もいいタマを放っていた。この2人ならそう点は取られないし、十分やっていけると思う」

 大藤敏行監督(48)もひと安心した。大藤監督の今夏限りでの勇退が大会前に決まった際は、選手間に動揺が広がった。だが、森本は「20年も監督をされて、最後に懸ける思いは僕らより強いと思う。一緒に戦いたい」。前向きに気持ちを切り替えている。

 前日20日の練習の際、大藤監督は3年生部員だけを集めて、1曲披露する恒例の儀式を行った。アドリブを交えながら歌ったのは日本一になった昨年と同じ、ゆずの「栄光の架橋」。磯村は「『栄光の架橋へと』という歌詞を、『栄光の甲子園へと』と替えて歌ってくれた。グッときた」。この団結力も夏連覇を狙う中京大中京の大きな力になる。

 (麻生和男)

 

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