家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の影響で観光客の落ち込みが続く宮崎県を支援しようと、全国の旅行業者でつくる「全国旅行業協会」(約5600社)が21日、宮崎市で緊急合同会議「がんばんないよ宮崎!応援する隊」を開催した。
同協会の各支部代表や同県内のホテル・旅行業界関係者など約100人が出席。みやざき観光コンベンション協会の石野田幸蔵専務理事が、県内観光について「新しい予約が入らない中で、スポーツ大会なども中止になり、(観光業界は)非常に厳しい状況だ」と説明し、協力を求めた。
こうした窮状に対し、同協会の二階俊博会長は「旅行業界としてもお役に立てるよう力の限り頑張っていきたい」などと支援を約束した。同協会は宮崎県をPRするポスターを作成し、新たに選定した県内観光9コースの販売を強化する方針を確認した。
=2010/07/22付 西日本新聞朝刊=