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最終更新:2010年7月22日(木) 3時3分

イスラエル、「白リン弾」の使用制限へ

 イスラエルは、2008年末から行ったパレスチナ自治区・ガザへの大規模攻撃で用いた「白リン弾」について、その使用を制限することなどを盛り込んだ報告書を国連に提出しました。

 この報告書は、2008年12月末から3週間にわたって行われたパレスチナ自治区・ガザへの大規模攻撃について、イスラエル政府がまとめたものです。

 イスラエル軍はこの大規模攻撃の際、激しい燃焼力で人間を焼き殺す「白リン弾」を使用し、国際社会から「非人道的」と非難されていました。

 今回の報告書では初めて、今後は白リン弾の使用を制限し、軍事作戦では市民の犠牲者を減らすなどの努力目標を盛り込んでいます。

 イスラエルは去年7月と今年1月に提出した報告書で、ガザへの攻撃について「戦争犯罪にあたらない」と主張、国連に再調査を行うよう要求していました。(22日00:20)

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