口てい疫 終息宣言に向け調査
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口てい疫 終息宣言に向け調査

7月22日 4時29分

今月上旬以降、新たな口てい疫の感染が確認されていないことから宮崎県は、22日から県内すべての農場で家畜の健康状態の調査を行い、口てい疫の「終息宣言」を出せるか、検討を進めることになりました。

宮崎県内で口てい疫に感染した疑いがある家畜が見つかったのは、4日の宮崎市が最後で、国や県が、この農場の周辺にウイルスが残されていないか、検査を進めています。こうしたなか、宮崎県の東国原知事は、県として最終的な段階で口てい疫の「終息宣言」を出したいという意向を示しました。このため宮崎県は、ウイルス検査と平行して22日からおよそ7700か所のすべての農場を対象に獣医師が家畜の健康状態を目で見て調べ、感染がないことを確認することにしています。県によりますと、「終息宣言」の時期は、感染が最も集中した県東部の地区に大量に残されている家畜の排せつ物からウイルスを排除する処置が終わる来月下旬ごろを検討しているということです。この間、宮崎県では、消毒ポイントを引き続き残し、感染防止の取り組みを徹底したいとしています。