宮崎 夏休み前に警戒呼びかけ
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宮崎 夏休み前に警戒呼びかけ

7月22日 12時54分

家畜の伝染病、口てい疫による移動制限が続く宮崎市では、23日から公立の小・中学校で夏休みが始まるのを前に、学校で児童生徒に対して、警戒を緩めないよう呼びかけが行われました。

口てい疫の問題で、宮崎市では今月4日に感染の疑いのある家畜が見つかった農場から10キロ以内で、依然として家畜の移動制限が行われています。23日からの夏休みを前に発生農場に近い宮崎市の生目小学校では全校児童およそ400人が出席して朝会が開かれました。押川幸博校長が「口てい疫という予想もしない事態が起き、畜産農家だけでなく、大勢の県民が苦しみました。皆さんも消毒を徹底するなど、感染が広がらないよう協力してくれました。夏休みは目標を決めて充実したものにしてください」とあいさつしました。続いて生活指導担当の教師が「消毒のための石灰がまかれている場所には近づかない」などと、口てい疫への警戒を呼びかけていました。この小学校では、口てい疫の影響で予定されていた遠足や修学旅行が、9月以降に延期されました。こうした中で子どもたちは義援金を集めたり、畜産農家に応援メッセージを送ったりしてきたということです。2年生の女子児童は「遠足が先に延びたのは残念だけど、牛や豚が口てい疫になってかわいそうだと思った」と話していました。