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【社会】

「審理不十分」と差し戻し 強姦罪で有罪、義足の被告

2010年7月22日 13時23分

 少女を車に押し込み性的暴行を加えたとして、強姦罪に問われた無職の男性被告(26)の控訴審判決で、福岡高裁(陶山博生裁判長)は22日、「審理が十分に尽くされていない」として懲役3年6月(求刑懲役5年)とした福岡地裁飯塚支部判決を破棄、審理を福岡地裁に差し戻した。

 被告は義足を付けており、一審段階から「女性と車に乗り込んではいない」として、無罪を主張。陶山裁判長は「義足を付けた被告に犯行が可能なのか、一審判決では若干しか触れていない。事実誤認の疑いがある」と述べた。

 被告は2007年11月26日午前、福岡県内で、当時14歳だった少女を駐車中の車の後部座席に押し込み、暴行したとして起訴された。

(共同)
 

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