３月２４日、都内某所。ここに２５０００人の中から選ばれた１０名が合宿の説明を受けるために集結。そう、ついに強者達の素顔が明らかになってしまうんです。そしてこの１０名達もここで初めてお互いの顔を知ることになります。さぁ、一体最終候補者とは一体どんな人たちなんでしょうか？それでは発表です！！

石川梨華（１５） 神奈川県・高校１年生

「時折見せるかっこいいしぐさに惹かれた。歌も魅力的」中学生の時はテニス部に所属し部長をしていた。

尾見谷杏奈（１４） 広島・中学３年生

「非常に完成度が高い」ヴォーカルの力強さとリズム感の良さはつんくのお墨付き。第２次審査で現在のメンバーに対して「勝てそう」とのコメントも。

加護亜依（１２） 奈良・中学１年生

「一人異彩を放っている。歌う姿にはセクシーさすら感じる」今回最年少。しかし好きなブランドはプラダとなかなか大胆。彼女のお父さんはまだ３１歳のトラック運転手。目の中にも痛くないほどの溺愛ぶりだそうです。

山本真実（２１） 愛知・会社員

「どことなくそのキャラクターに魅力を感じる」現在の娘。にとっては貴重な年齢層、そんな意味合いもあるそうです。現在パン屋さんで働いている彼女。早朝、工場でパンを仕入れ車で訪問販売。しかも売れ残ったパンは買い取るんだそうです。

福崎まどか（１３） 東京・中学２年生

「１３歳にしては歌声がしっかりしている」将来の夢はとにかくモーニング娘。になること。その思いは昔からずっと抱き続けてきたそうです。

宗像みずほ（１５） 神奈川・高校１年生

「リズム感と歌のうまさが魅力。磨けば光る存在」ピアノを３歳の時から１２年間続けているという強者。

吉澤ひとみ（１４） 埼玉・中学３年生

「天才的にかわいい」そのルックスに関してはとにかく大絶賛。個性的な声質も非常に魅力的。大人っぽい雰囲気を持つ彼女は現在バレーボール部に所属。とことん負けず嫌いな彼女、ライバルは後藤だと面談時に言い切りました。

大和千詠美（１４） 宮城・中学３年生

つんくは彼女の歌唱力を評価。将来性を大いに買っての候補入りとなりました。生き方を変えたいと応募した彼女もまた後藤を同い年。また今回唯一の東北出身者です。

小林知里（１９） 長野・会社員

つんくが評価したのは、とにかくプロの歌手になりたいというその意気込みの強さ。東京にでるためのお金を稼ぐため、朝８時半から会社勤め、午後６時から夜１２時までラーメン屋でアルバイト、そしてその後も朝５時までカラオケ屋さんでアルバイトしているそうです。

辻希美（１２） 東京・中学１年生

歌とその将来性を大いに買われた彼女。つんく曰く大きく化ける可能性があるとのこと。どんなことも決して諦めない、それが自慢という彼女も奈良の加護同様に今回最年少です。

ということで、以上がモーニング娘。最終候補者入り１０名です。
さぁ、果たしてこの中から見事勝ち残るのは一体誰なんでしょうか？

３月２６日、合宿当日。いよいよモーニング娘。の座をかけた最終合宿がスタート。全国各地から最終候補者１０名が最集結しました。さて、その彼女達が参加する今回の合宿。実は相当ハードなんです。つんくが今回の合宿をやるに当たって出した注文は次の２つ。まずはダンスレッスン。

です。この２点を説明会の時に聞かされていた１０名は、早速各々の自宅で自主練習に入っていました。そして一向はついに合宿先となるお寺に到着。これから３日間に及ぶ怒濤のサバイバル合宿がとうとう幕を開けてしまうんです。

彼女達に課せられるのはダンスレッスンとヴォイスレッスン。しかしここはお寺。朝のおつとめや境内掃除等の雑用、それと朝昼晩の食事も自炊しなければなりません。さらに携帯・PHSは事前没収、連絡は不可。自由時間は合計２時間だけ。こうした生活を通しそれぞれの協調性をチェック。これがつんくの狙いなんです。

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そんな中、お寺到着後すぐに住職による説教が始まりました。しかしこれがいきなり大変なんです。過去の合宿経験者も味わった関門、このお説教は実に１時間にもわたって行われました。しかしこれはこの合宿のほんの序曲にしか過ぎません。これからが本当のサバイバルの幕開けなんです。説教終了後、彼女達はすぐに初めてのダンスレッスンへ。そう、この合宿では休む暇無く次々と課題が与えられていくんです。今回の合宿を通して彼女達に与えられる

。ダンス披露VTRは合宿の最終日に収録。そう、この短い間に１曲丸ごと覚えなくちゃならないんです。しかし彼女達はというと、１つ振り付けが終わるたびにお互いで振りの確認をしあいます。助け合いの姿勢とも言えますが、サバイバル合宿、しかも今回のように時間が限られてる場合において、こうしたことはまるっきり意味のないことと言えるんじゃないでしょうか？結局１コーラス目のサビ部分にも到達しないまま、この日のダンスレッスンは終了しました。

そしてお寺へ戻った彼女達を待っていたのは夜のおつとめ。お寺合宿ではこのような時間が数多く設けられています。だからレッスン時間には集中しないといけない、というわけなんです。続いては自炊による夕食の準備。このあたりから徐々に１０名の個性が見え始めてきました。率先して準備をするのはテニス部部長石川梨華。一人淡々と洗い物をこなす吉澤ひとみ。最年少コンビの加護と辻は常に行動を共にします。中央に座り常に話題の中心となるのは広島の尾見谷。周りを気にして統率を図る最年長の山本真実。そして食事も終わりに近づく中、最後までマイペースなのが福崎と宗像。ようやく２人が食べ終えた後、あとかたずけに取り掛かります。全員が協力しあいながら、なかなかうまく進行している様子。だれ一人として勝手な行動をとるものはいません。まさに全員一丸となっているような彼女達、もちろん自由時間でも全員で合同練習。過去２回で見られたバラバラでの個人練習は今回は見られそうにない、とおもいきや実は各々かなり焦っている様子。ライバル意識もかなりあるようです。

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翌日。１０名の合宿２日目は午前５時にスタート。境内の掃除の後、朝のおつとめ、更に自炊による朝食の準備が行われていった彼女達。そしてついに笠木先生によるヴォイスレッスンが始まりました。まず一人ひとりのヴォーカルチェックからスタート。チェック後は歌詞を覚えていない点を厳しく注意されました。