【3月27日 第1試合】
鳥栖(佐 賀)1─14尽誠学園(香 川)
〈尽―鳥〉尽誠学園は2回に和田の右犠飛で先制すると3回は原、山田の長短打で加点。その後も得点を積み重ね、17安打で14点を奪った。先発の和田は、7回を11奪三振。鳥栖の宮崎は制球に苦しみ、ストライクを取りにいったところを痛打された。
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3月28日付紙面より▼
尽誠14点初勝利
尽誠学園 17安打14得点の猛攻と好継投で、センバツ初勝利を挙げた。序盤から着々と得点を重ね、9回には田中の2ランなどで総仕上げ。投げては和田から中村へのリレーで15奪三振と鳥栖を抑えての圧勝だった。センバツ5回目の出場で初めて校歌を聴いた椎江(しいえ)博監督(39)は「選手と一緒に喜びたい。初勝利に巡り合うことができ、本当に光栄です」と破顔一笑だった。
◆尽誠学園が14得点 香川県勢の14点以上は1925年(大正14年)の高松商15―0市岡中以来76年ぶり。
高島0行進止めた
鳥栖 大敗ゲームも最後に一矢報いた。大量14点差つけられた9回裏、1死二塁から、途中出場の高島が左翼線に完封負けを免れるタイムリー二塁打を放った。昨秋の九州大会準々決勝の1回以来、公式戦25回0行進だったスコアボードに「1」をともした。「打ったのはカーブ。高めに浮いていたので狙ってました」。ベンチでは、普段のプレーができないチームに歯がゆさを感じていただけにうっぷんを晴らす一打になった。
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