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秋田商―鳴門工 力投する秋田商先発の佐藤剛=甲子園【共同】 |
■拓大紅陵などが2回戦進出 選抜高校野球大会
第76回選抜高校野球大会第2日は24日、甲子園球場で1回戦3試合を行い、拓大紅陵(千葉)福岡工大城東(福岡)秋田商(秋田)が2回戦進出を決めた。
拓大紅陵は投打がかみ合い、「21世紀枠」で49年ぶりに出場した一関一(岩手)に6−0で快勝した。エース伊能は5安打完封。 福岡工大城東は二回に日高の走者一掃の二塁打などで4点を先行。先発の日下が8回を4安打に抑え、斑鳩(奈良)に5−0で勝った。 「希望枠」で選出された秋田商は鳴門工(徳島)に10−0と大勝した。
【共同通信社】
<第1試合 秋田商 10−0 鳴門工>
秋 田 商 620 110 000 =10
鳴 門 工 000 000 000 =0
(秋)佐藤剛、佐々木洋−大高
(鳴)田中、八木−猪森
秋田商、序盤に猛攻=高校野球・秋田商−鳴門工
秋田商が序盤の猛攻で試合を決めた。1回二死から敵失絡みでチャンスを広げ、渡部、大高の三塁打など下位打線が4連打して計6点。2回は3番菊地から5連打するなど、計18安打の打力が際立った。投げては8回を1安打、11奪三振の佐藤剛が二塁を踏ませない完ぺきな内容。鳴門工は拙守が大敗を招き、9回に走者を得点圏に進めるのがやっとだった。
【時事通信社】
<第2試合 福岡工大城東 5−0 斑鳩>
斑 鳩 000 000 000 =0
福岡工大城東 040 100 000 =5
(斑)高間−森本
(福)日下、草場−日高
福岡工大城東が完封リレー=福岡工大城東−斑鳩
福岡工大城東が2投手で斑鳩を完封した。日下は切れのいい球を投げ、8回を4安打。9回は草場が3人で抑えた。打線は2回二死満塁から敵失(遊ゴロ)で1点を先制し、さらに日高が左翼線へ走者一掃の二塁打。4回には久場川の二塁打で加点した。斑鳩は高間が2回に打球を足に受けた直後に連続死球を与え、そこから大量失点したのが悔やまれる。
【時事通信社】
<第3試合 一関一 0−6 拓大広陵>
拓大広陵 000 220 020 =6
一関一 000 000 000 =0
(拓)伊能−中野
(一)木村−菅原
拓大紅陵、着実に加点=一関一−拓大紅陵
拓大紅陵が中盤以降に得点を重ねた。4回に四球、敵失で走者をため、伊能の適時打などで2点を先行。5回は石原薫、氏家の連続適時打、8回は高橋の左中間三塁打などで2点ずつを加えた。投げては伊能が変化球を効果的に織り交ぜ、散発5安打の完封。一関一は木村が伸びのある直球を主体とした投球で8三振を奪ったが、打線の援護がなかった。
【時事通信社】
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