思い立ったが吉日といいますか、翌日すぐに退院しました。私の場合、抗がん剤やるとか、手術するとか、「身体にとっていい方向に向かうかも?」っていう、見た目おいしそうな治療の話がないので、病院にひかされるものがなく、迷いがなかったんですね。

体重だけでも命危ないほど少ないんだから、その上抗がん剤とかして拒絶で吐いたら命かえって縮むだろうし。手術って全身摘出したら身体なくなっちゃうしね(笑)。誰の目にも明らかですよね。

ホスピスを勧められたんですが、死ぬこと前提なところに行くって、たとえ無料でも、いやお金くれても嫌だと思いました。私は死ぬために闘うのではなく、命ある限りは生きるために闘いたい。

まあ、言われなくても自分の衰弱ぶりから一ヶ月ぴったりかどうかまでは分からないけど早晩、死ぬことは自分でも十分に体感はしてました。

予断は全く許さない状況でしたが、とりあえず温泉に行くことに決めました。

眠ろうにもろくに眠れなかったので。

自分の運命を悲観して、とかじゃなくて、脳もやられてるせいか、自律神経がおかしくなってたんでしょう。

ずっと前に京都の鞍馬温泉っていうとこに行ってお風呂に入ったら、もう泥のように眠くって、入湯後、ご飯もそこそこに爆睡してしまったことを思い出して。ゆったりした温泉に浸かったら眠るくらいできるかもしれないと思いました。

とりあえず、ちょっと眠って頭がはっきりしてから、今後の方針は考えよう。

がん告知されたら、普通、それだけで涙の物語が書けそうですが、私の場合、悲嘆にくれる体力・気力すらなくて。

でも、今現在、こうして振り返ると「悲しめなかった」ということはすごくラッキーなことだったんですよ。またこのことは、他の人の事例も含めて、改めて書きたいと思います。

近場(関西)でひろびろとした露天風呂の温泉に3日くらい、行きたいと思い、夫に温泉の本とかガイドブックを数冊、買ってきてもらいました。

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