JR東日本 不正乗車9人解雇
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JR東日本 不正乗車9人解雇

7月21日 17時43分

JR東日本の社員31人がIC乗車券を悪用して、ほかの鉄道会社で無賃乗車を繰り返していたことがわかり、JR東日本は、このうちの9人を懲戒解雇にするなど、不正に関わった31人を処分しました。

JR東日本によりますと、無賃乗車を繰り返していたのは、恵比寿駅や渋谷駅などに勤務する駅員や車掌、合わせて31人で、先月までの3年間にわたって、ほかの鉄道会社で無賃乗車を繰り返し、あわせて31万円余りの支払いを免れていました。駅員らは、IC乗車券を使って、ほかの鉄道会社の列車に乗り、勤務先の駅で降りると改札を出ずに事務室に入り、IC乗車券に残っている乗車した際の記録を駅の事務室にある専用の機械で消していたということです。JR東日本は、279回にわたって不正を繰り返していた恵比寿駅の職員など、悪質な9人を懲戒解雇にするなど、不正に関わった31人を処分しました。また今回の調査で、JR東日本の3つのグループ会社の11人も同様の不正をしていたことがわかり、このうち悪質な9人が懲戒解雇になりました。記者会見したJR東日本の深澤祐二常務は「皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪しました。JR東日本は今後、職員のIC乗車券のデータを定期的に調べるなどして、再発防止に努めるということです。