安住るりのコラム ◆ カン蹴りに興じるメディア トンチンカン
7月11日の参議院選挙まで、あと1週間になりました。
私はすでに1週間前の6月26日に「期日前投票」を済ませました。ぜひ国会に復帰してもらいたい「保坂のぶと」さんの名前を「比例区」に書きました。
国会議員としての保坂のぶとさんの存在価値にケチをつけるのは難しいでしょう。
いま私は保坂のぶとの「元気印の会」に寄付しています。
彼が社民党であることは私にとって、どうでもいいのです。
私は以前は「菅直人」の「草志会」(だったかな)の会員でしたが、昨夏の総選挙のときの逗子鎌倉(と横浜栄区の一部)選挙区の民主党候補者選定に抗議して民主党支持をやめました。
(しかし国会の民主党中心の政権は続いてほしいと思っています。)
この人選は、最終的には小沢一郎さんが決めたものでしょうが、もとはといえば、民主党神奈川県連内部の勢力争いの結果です。
いま県連代表の代議士は、民主党にいるのが不思議なくらいのウルトラ保守です。
彼が推した前逗子市長は、市長時代に石原慎太郎にべったりでした。
その「義理」から言ったら、「たちあがれ日本」に馳せ参じるべきでしょう(笑)。
国会議員になるという野心のためなら誰にでもくっつく奴ですが、そんなことは小沢一郎さんにとってはどうでもよかったのでしょう。
民主党ネクスト防衛相として参議院から衆議院に鞍替えしたがっていた浅尾慶一郎が、まさか脱党までして総選挙に出るとは思わなかったのでしょう。
浅尾は「みんなの党」に合流しました。
浅尾さんの主張は、分野によりますが、彼はもともと保守です。
保守が悪い、というわけではありませんが「敵地先制攻撃能力」とかなんとか民主党時代に口走ったのには呆れました。三菱がバックにいるからでしょうか。
つまり私は、ディレンマが色々あって、投票には悩むわけです。
有権者は、「悩む」のが健全だと思います。
だいたい、候補者についての情報が、まったく乏しいのですから。
それでも「投票」には行くべきです。
「棄権」したら、政治に文句を言う資格はありません。
◆ カン蹴りに興じるメディア トンチンカン
「情報」といえばメディアに頼るしかないのですが、これがまたウソ出鱈目に満ちている。
最近何人もの自民党時代の要人が「マスコミ上層部や主要な評論家、学者などを官房機密費で買収していた」と暴露しました。
ところが、
日本政治のこのトンデモナイ恥ずかしい「慣習」について、マスコミはみんなダンマリじゃありませんか。
小沢・鳩山の「政治とカネ」の問題とやらを、どこのマスコミが批判できるのでしょうか?
(短絡的な読者のために言っておきますが、小沢・鳩山のカネの話を私は「問題なし」と言ってるのではありません。)
◆ 毒まんじゅう 食わない奴が 殺される
テレビの政治番組の司会者として誰彼に「どっちなの! ハッキリ言ってください ! 」
と迫りまくっている田原さんも、この件はむにゃむにゃとごまかしている。卑怯者です。
機密費からは貰わなかったとしても、有名な実業家から「家」をプレゼントされた、という話をきいたことがあります。彼も「役得」をすべて拒否しているわけではないようです。
ともかくも10ヶ月前に日本は【政権交代】したのです。これは歴史的大事件です。
米国が「共和党」から「民主党」に時々代わるのとは全然イミが違います。
以下に、私が去年の7月にJANJANに出した記事を貼ります。(以下転載)
http://www.news.janjan.jp/column/0907/0907177216/1.php
●日本の「政権交代」とは 古いガソリン車を国産ハイブリッド車に変えるようなもの
安住るり2009/07/20
1945年8月15日の「敗戦」から64年が経った。
2009年8月30日に「戦後」24回目の「総選挙」が実施されることが決まった。
これで、日本がアメリカによって「民主主義国」に作り変えられて以来はじめて、選挙による【政権交代】が実現しそうだ。
【権力】が滞留すれば【腐敗】するのは逃れようのない真理であり、「遅すぎた」と私は思うが、「手遅れだった」ということにならないように「政権交代」を粛々と実現させるのが、いま投票権を持つ国民ひとりひとりの責任だろう。
かつてマルクス主義思想による「理想国家」の実現を目指して「ソビエト連邦」というものが存在したが、70年に亘る「実験」は無残な失敗に終わった。「ロシア」という旧名にもどった彼の国は、20年を経たいまも後遺症にのたうっている。「平和」とも「民主主義」とも程遠い状態だ。
さいわい、日本で今秋にも「自民党」から政権を「奪取」というよりも「継承」するであろう「民主党」というのは、マルクス主義政党ではない。掲げている「政策目標」は、自民党と大きな違いはない。だから「どっちでも似たようなもの」という意見もある。そうだろうか?
(写真:都議選投票日の2日前・7月10日、都下JR国分寺駅前にて筆者撮影 )
そもそも「自由民主党」とは、米国による戦後世界支配のための極東の前線基地・補給基地として日本を維持発展させるために、忠実な「代理人」(エージェント)として創立された組織である。
日本国民のプライドに配慮して、日米両政府はその事実を長年巧みに隠してきたが、半世紀も経ってアメリカのほうで機密文書が次々に公開され、隠されてきた多くの事実が次第に明らかになってきた。
「ソ連」が崩壊した20年前に、アメリカの【「反共」エージェント】としての「日本自由民主党」の役割は終わっていたのだが、そこはそれ、長年の主従関係による既得権益といったものが日米双方に積み重なっており、【代理店契約解除】には猛烈な「抵抗」がある。
しかし、もはやそれは「不可避」なことだ、と誰の目にも明らかになってきた。
私はこのコラムでちょうど2年前の2007年7月末に、『戦後レジームの断末魔』という記事を書いた。自民党が大敗した「参議院選挙」の前日である。
http://www.news.janjan.jp/column/0707/0707289953/1.php
「衆議院」は、その2年前の9月11日、いわゆる「コイズミ郵政民営化選挙」で、総得票数は与党が49%余りで、過半数に達しなかったが、小選挙区制度を巧みに利用した小泉自民党の強引な戦術が奏功して、衆議院の3分の2の議席を「自公連立政権」与党が占める結果となった。
参考記事:『熱狂・デジャビュ』 2005-9-13
http://www.news.janjan.jp/column/0509/0509122363/1.php
2年後に「参議院」が与野党逆転するまでの間に、「郵政民営化」以外の多くの政策も、十分な論議を経ないままに強引に「多数決」で決められる怖さを、国民は目の当たりにしてきた。
また、「これで日本が良くなる!」とばかりに人気者の小泉純一郎首相が叫んだ「郵政民営化」も、そのプロセスの不透明さ、期待外れの実態に、多くの国民が失望した。
そして、参議院の「与野党逆転」という戦後初の事態のおかげで、年金制度のボロボロの現状などが暴露された。
長期政権の弊害に、多くの国民が気付き、衆議院の逆転への「期待」が徐々に高まり、変化への「不安」は次第に薄れていった。
「民主党が政権をとったら、日本はマヒする」などと言う、過去の「大政治家」がいる。
「民主党が第一党になったら都政はマヒする」などと言う、独裁体質の知事がいる。
その長男は、先日の都議会選挙の自民党大敗の責任者として、テレビカメラの前で辛い役目を務めていた。こんなとき誰かに責任転嫁して逃げてしまう「父親」よりも人間は出来ている、と思ったが、「自民党は日本で唯一の【保守政党】ですから」などと、たわけたことを口走った。
彼「石原」の言う【保守政党】とは何だろうか?
いまの「民主党」幹部は、菅直人、江田五月などをのぞく、鳩山由紀夫、岡田克也、小沢一郎など多くが、「自民党出身者」である。彼らは自分たちこそ「保守本流」だと自認しているのではないだろうか。
かつて「ソ連」が社会主義国家群の頭領として「アメリカ」と覇権を競っていたころは、イデオロギー対立という「軸」があった。そこに巨大な「軍事利権」も存在した。
しかし、その「権力の構図」は、20年前に崩れたのだ。にもかかわらず、、長年刷り込まれた「反共」という幻の価値観に囚われた人々が、変化を阻んできた。『保守』と『反共』を混同しているのだろう。
支配者アメリカによる情報戦略として「大きなアメリカ車のほうが優れているに決まっている」と言われ続けてきたが、現実はそうではないことが、ようやく誰の目にも明らかになった。「経済」の面ではとうに勝負はついていたのだが、国民の「政治」意識がやっと追いついてきた。
いま日本が「政権交代」することは、「レボリューション」ではなく「イノベーション」である。
歴史の必然として、ありがたいことに「平和裏に」、有権者ひとりひとりが『新政権』を選び取り、日本の『未来』のための新しい体制づくりに主体的に「参加」していくときがきたのだ。
〔以上引用〕===================
ここに書きましたが「保守政党」とは、一体なんでしょうか。
昨年の都議選で自民党が惨敗したあとに石原ノブテル氏は言いました。
「自民党は日本で唯一の【保守政党】ですから」などと、たわけたことを。
(以下、少々引用)
彼「石原」の言う【保守政党】とは何だろうか?
いまの「民主党」幹部は、菅直人、江田五月などをのぞく、鳩山由紀夫、岡田克也、小沢一郎など多くが、「自民党出身者」である。彼らは自分たちこそ「保守本流」だと自認しているのではないだろうか。
~~~~~~~~~~~~~~〔以上、引用〕
そうなんです。自民党には、「掲げる旗」がもう何もありません。
だから、ぞろぞろ脱党しました。しかし、出るも地獄、残るも地獄です。
横須賀の小泉家は「政治が家業」で、誰かが政治家を継がないと潰れるしかないので、
イケメン次男を泥舟に乗せました。
いま彼シンジロウは再起不能の自民党の「客寄せパンダ」として全国を飛び回っていますが、自民党がどうなろうが、日本がどうなろうが、小泉家のために体を張っています。けなげですね。
◆ 賞味期限 ギリギリだったな 菅直人
菅直人は、政治とは全く無縁の会社員の家に生まれました。高校まで山口県でした。
父親と同じ理系の、東工大に入りました。
そこで、1946年生まれの私と同じに、「大学紛争」に遭遇しました。
参考記事:JANJAN連載「22歳で知ったこと」安住るりhttp://www.news.janjan.jp/column/azumiruri/list.php?date=2005/11#bucknumber
彼は「全共闘に反対する活動家」の一人でした〔右翼ではありません)。
私は当時の菅直人と面識はありませんでしたが、彼の友人の一人の佐藤謙一郎元民主党代議士のある会合で、菅夫人の伸子さんが和服で歌をうたったのを見ました。
それは30年ちかく前のことです。
そのころからずっと、私は「菅直人」のファンのひとりとして、彼が総理大臣になる日を待ってきました。
彼に直接会うようになったのは、2005年に民主党代表選挙で彼が前原誠司氏に負けて、
党でも無役になって「ひまつぶし?」に打ち上げた「団塊党」というお遊びに参加したときからです。毎月グループで討論していました。たのしかったです。「イラ菅」なんて、そんな感じは全然ありませんでした。
永田町の某ビルで会食したときに「団塊党」の世話人のひとりとして、また「ファン」としてツーショットを撮らせてもらいました。2005年の年末です。(永田町にて、菅さんと筆者 2005年12月23日)
2009年の政権交代後に、団塊党の同窓会が催され、超多忙の菅副総理も来場しました。
小沢さんと会う予定があるとかで、慌しく去りました。
ついに「政権」をとって、彼は意気軒昂でしたが、かつての輝きは褪せつつあるな、と正直感じました。
私は、同い年ですから、彼も老けるのは当然だなあ、と笑っちゃいます。
(伸子夫人が元気いっぱいなのは、実に頼もしい)
ともかく、一時「もう首相になれないかなぁ」と私は諦めかかりましたが、30年掛かりで、
ついに菅さんは首相になっちゃいました。これで、私は「ファン」を卒業です。
これからは厳しく「監視」していきます。
政権交代後に鳩山・小沢が、マスコミを含めた「旧・利権勢力」から大攻撃を受けて、動きが取れなくなったのを見ていますから、菅さんがマスコミに本音を言うワケがありません。
「やるべきこと」を胸に秘めていればいるほど、身内を含めて、欺かなければなりません。
テレビ・新聞・雑誌は、読んで貰う(買ってもらう、見てもらう)ために、いつもセンセーショナルな「見出し」になるネタを探しています。なければでっち上げることさえあります。誤報も珍しくありません。かつて菅さんは「年金未納」でマスコミから総攻撃されましたが、あれは、役所の方のミスでした。あれのせい(?)で伸子夫人は、くも膜下出血で倒れました。菅さんが「お遍路」に出たのは、奥さんの回復を願ってのことでした。その後、年金未納が誤報とわかっても、マスコミの殆どは「ほうかむり」でした。
週刊誌なんて一般に、先に「見出し」を決めておいて、都合のいい情報で適当に中身を埋めるのです。
「空き缶」内閣だとか、苦労していますね(笑)。
かつて週刊文春が菅さんの尾行を続けて「女性とホテルへ」云々で大騒ぎしたけれど、
あんなつまらない話は今更インパクトがないし、「バカたれ」発言で伸子夫人の株を上げるだけだから使えません。
小沢・鳩山を「カネ」のことでガンガン叩いたが、菅さんの総資産が、鳩山さんの1ヶ月の「おこづかい」くらいしかないんだから、叩きようがありません。
「財務省」に取り込まれた、とか言われますが、いずれ消費税を上げなければならない、ということは多くの国民が感じています。それのHow とか When とかは、選挙後に「超党派」でじっくり相談しよう、と菅総理は言ったのです。支持率が跳ね上がったときだから、言うタイミングだし、選挙戦で自民党が民主党を攻撃する道具を奪ったのです。
◆ 信じられる政権ならば 納得して負担
「国民負担」の増加については、その政府を国民がどれほど【信頼】できるか、という問題です。
「税」を取られても、それが納得いく分配のされ方で使われるならば、OKなのです。
菅首相は、細かいことは言わずに、【最小不幸社会】をつくるのが政治の役割です!
菅直人を信じてください! と、もっと堂々と叫べばいい。
「強い経済」に、とは誰でも言うけど、「どうやって」という具体案は他党にもどこにもないんだし、経済の専門家たちの間だって、百家争鳴。
どんなプランを出したって反対意見は存在するのだから、おろおろするな。
7月11日の選挙で参院民主党が単独過半数を得ることはもちろん無理でしょう。
そんなことにはならない方がベターなくらいです。
「自民割れろ、民主割れろ」と言ってきた私は、選挙後をたのしみにしています。
(7月5日記事上部に写真を3枚追加しました。すべて筆者撮影)
2004年初めからJANJANに記事を出しています。
消えてしまったOhmynews の記事の一部や、PJ News への投稿記事を、ライブドアブログに保存しています。たまに更新します。
【安住るり★興味津々】(http://blog.livedoor.jp/ruri1946/)
OhmyNews の仲間の遊び場はオーマイヒューズです。(http://ohmyfuse.com/ )るりばば「戯れ歌」シリーズ
【ご意見板】29 件の書き込みがあります

自民党が、何故、戦後、長きに渡って政権を維持できたのかを論じると、9条主義者は「CIAの陰謀だ!」などと笑わしてくれますが、端的に言えば、自民党には、何々通という人材や知識を持っている人材が豊富だったからでしょう。アメリカ・韓国は勿論、中国や旧ソ連、北朝鮮にも旧社会党や共産党より、太いパイプを持っていた人が大勢いたわけです。旧社会党や共産党は、まあ結局、日本におけるプロパガンダ機関でしかなかったわけで、この辺の政党が中心になって、所謂、東側諸国となにか条約を交わした、あるいはその原動力になったなんてものは、ひーとつもないわけです。
自民党の凋落というのは、こういう精通している人がいなくなったというのが、一番大きいんじゃないかな。もちろん、長くやってりゃ、腐敗も溜まりますしね。
民主党に一番期待したのは、「政治の透明化」なんですけど、まあ岡田さんが頑張ってるかな、ぐらいですかね。官房機密費問題なんて、すごいガッカリですけど、やっぱり民主党も野党時代にがっぽり貰ってたんで、深く追求できないってことなんでしょうね。
何か私小説のようですね。
安住さんよっぽど前逗子市長、現衆院神奈川4区選出議員に個人的な恨みを持っているようで。そう言えば、過去にもこんなこともしていましたね。
<a href="http://kakumei.blog2.fc2.com/blog-entry-24.html" target="_blank"ネット新聞JANJANで何が起こったか
>私は以前は「菅直人」の「草志会」(だったかな)の会員でしたが、昨夏の総選挙のときの逗子鎌倉(と横浜栄区の一部)選挙区の民主党候補者選定に抗議して民主党支持をやめました。
(しかし国会の民主党中心の政権は続いてほしいと思っています。)
>彼が推した前逗子市長は、市長時代に石原慎太郎にべったりでした。
その「義理」から言ったら、「たちあがれ日本」に馳せ参じるべきでしょう(笑)。
国会議員になるという野心のためなら誰にでもくっつく奴ですが、そんなことは小沢一郎さんにとってはどうでもよかったのでしょう。
安住さんよっぽど前逗子市長、現衆院神奈川4区選出議員に個人的な恨みを持っているようで。そう言えば、過去にもこんなこともしていましたね。
<a href="http://kakumei.blog2.fc2.com/blog-entry-24.html" target="_blank"ネット新聞JANJANで何が起こったか
>私は以前は「菅直人」の「草志会」(だったかな)の会員でしたが、昨夏の総選挙のときの逗子鎌倉(と横浜栄区の一部)選挙区の民主党候補者選定に抗議して民主党支持をやめました。
(しかし国会の民主党中心の政権は続いてほしいと思っています。)
>彼が推した前逗子市長は、市長時代に石原慎太郎にべったりでした。
その「義理」から言ったら、「たちあがれ日本」に馳せ参じるべきでしょう(笑)。
国会議員になるという野心のためなら誰にでもくっつく奴ですが、そんなことは小沢一郎さんにとってはどうでもよかったのでしょう。
安住さんよっぽど前逗子市長、現衆院神奈川4区選出議員に個人的な恨みを持っているようで。そう言えば、過去にもこんなこともしていましたね。
ネット新聞JANJANで何が起こったか
>私は以前は「菅直人」の「草志会」(だったかな)の会員でしたが、昨夏の総選挙のときの逗子鎌倉(と横浜栄区の一部)選挙区の民主党候補者選定に抗議して民主党支持をやめました。
(しかし国会の民主党中心の政権は続いてほしいと思っています。)
>彼が推した前逗子市長は、市長時代に石原慎太郎にべったりでした。
その「義理」から言ったら、「たちあがれ日本」に馳せ参じるべきでしょう(笑)。
国会議員になるという野心のためなら誰にでもくっつく奴ですが、そんなことは小沢一郎さんにとってはどうでもよかったのでしょう。
いま神奈川県連代表になっている代議士は、民主党にいるのが不思議なくらいのウルトラ保守です。
彼が推した前逗子市長は、市長時代に【石原慎太郎にべったり】でした。
その「義理」から言ったら、「たちあがれ日本」に馳せ参じるべきでしょう(笑)。
*
自分の地元の市長や国会議員(選挙で選ばれ、公費で働いている人間)の人格について関心を持つのは有権者としての義務です。
しかし一般に、上っ面の情報しか得られません。
私が前逗子市長について一般より詳しい情報を得られるようになった事情は、
JANJANの2004年の2月からの連載記事に詳しく述べています。
関心のある方は「安住るり、長島一由」で検索して何度でもお読みください。
この内容について、私自身は長島氏からただの一度も抗議されたことはありません。
*
伊藤学さん、あなたのコメントの意図がなへんにあるのか、
単に安住るりへの「個人的な恨み」(笑)ですか。
安住の攻撃のために繰り返し使い古されたネット上のデタラメ情報を
またぞろ出してきて、恥ずかしいと思いませんか。
pub男さま、野中ひろむさんも、平野貞夫さんも、野党であった民主党に機密費を渡した、とはおっしゃっていませんが。
野中さんが「民主党をかばう」理由でもあるというのでしょうか。
いま問われているのは、長年の慣習として、マスコミの幹部や幹部候補生を与党自民党が
現金や様々な「接待」で手なづけていた、という暴露です。
pub男さま、
敗戦日本を占領した「アメリカ(GHQとCIAなど)」は、9条を含む「日本国憲法」を創ると同時に、
植民地支配の道具としての「自由民主党」を創ったことは、歴史的「事実」ですね。
~~~~~
そもそも「自由民主党」とは、米国による戦後世界支配のための極東の前線基地・補給基地として日本を維持発展させるために、忠実な「代理人」(エージェント)として創立された組織である。
日本国民のプライドに配慮して、日米両政府はその事実を長年巧みに隠してきたが、半世紀も経ってアメリカのほうで機密文書が次々に公開され、隠されてきた多くの事実が次第に明らかになってきた。
「外」から入ってきたものを、都合よく取捨選択してきたのが「日本文化」だ、ということは、矢山さんの御神輿の記事のコメント欄に私は書きましたが、
1945年以来の「アメリカ」による情報攻撃にほとんど一方的に受身だった日本も、
半世紀以上経って、国際情勢も大変化した現況において、「政権交代」を国民が選びました。
そこには「憲法問題」は、ほとんど反映されていないでしょう。
一方で、
若い人たちの間でも、日本の平和憲法が好きだという傾向が増えているそうです。
9条を目の敵にする人は多数派ではないようで、嬉しいです。
「9条主義者」という言い方は、半世紀前に「共産主義者」と言って誰彼に否定的なレッテルを貼った陳腐な手法を思い起こさせます。
貴方が書かれる記事を読むようになって数年。毎回何か感じたり、考えさせられたりします。私も保坂のぶとの政治家としての重大な存在価値を認める一人です。彼に投票できることの喜びさえ感じてしまいます。
しかしうそつきのズル菅には呆れてしまいます。狡猾な政治家ぶりは、歴代自民党党首よりも上回るのでは?
別に9条好きならそれでもいいよ。
米軍あっての9条なんだから米国隷属は当然ちゃとうぜん。
危地反対ならそれでもいい。
9条改正して自主防衛を目指すべき。
どっちかにしろって。
6.安住るり さん
・安住るりはjanjanに現職逗子市長の批判記事を連載していた。
・安住るりは落選した逗子市長候補の妻であった。
・janjan連載時に落選した逗子市長候補の妻である関係であることは伏せられて誰も知らなかった。
・janjan編集長は前鎌倉市長でった。
・安住るりの現職逗子市長の批判記事はjanjan編集長の要請によってjanjanに掲載された。
・安住るりと落選した市長候補の関係を指摘したコメントが編集部により削除された。
どこかデタラメな部分がありますか?
期日前投票してきました。
ケチつけるつもりはないけど、たしかJANJANでは、先の衆議院選挙では保坂氏圧勝みたいな記事が多かったんですけど、あんな民主党大勝にもかかわらず・・・どうなることやら・・・
http://www.news.janjan.jp/election/0908/0908229113/1.php
9条主義者の陰謀論を「歴史的事実」というのもあいかわらず、笑わせてくれます。
自民党の結党の由縁がどうだ、なんて話じゃないでしょ。選挙結果もCIAが投票箱を盗んで、民意を歪めたってことですか。
「機密費問題」もどこに渡ったなんか、問題じゃないんですよ。「政権与党になったら公開する」って言っていたことを反故にしたことが問題だって言ってるんですよ。
「北朝鮮に9条を!」
これを推進できないなら偽者の「9条主義者」だと思います。
今のところJanjanでの「9条主義者」は偽者のようです。
話は断片的にそれますが、日本国憲法9条の平和主義と戦力不保持については、
イギリスの作家 H.G.(ハーバード・ジョージ)ウェルズの人権思想の影響が大きいそうです。
管さんも不運なときに総理を始めたものだ。日本の右肩下がりは、どこが政権とっても避けられないからだ。それなのに強い経済などと言えば、すぐにうそつくなとなる。最悪場面の最善策しかない。最善は完全雇用である。一般会計と特別会計を外国並みに合体すれば、日本の借金はそれほどでもない。米国の資金供給部が日本財務省では、日本のデフレは止まらない。
日米合体から早く離脱しないと、日本経済は世界の劣等国になる。この当然なことが証明される年に首相になれば、誰だって缶けりされる。
たけちゃん様
そうですね。日本の経済がかつての意味で「強く復活」しうる、と考えているのなら、
首相として失格です。
日本はもう必然的に右肩下がりなのですよ。デフレ脱却なんて、誰にも出来ないのです。
「みんなの党」が言ってることなんて、絵空事もいいとこです。
ここでは、有権者が「オトナ」にならなければなりません。
菅さんの「ホンネ」「時代認識」をそのまま選挙で言ったら、それこそ
他党やマスコミから総攻撃されます。
★そして民主党がボロ負けすることが、「日本のこれから」にとって良いことなのかどうか。
「オトナ」は、ディレンマに悩みつつ、「ベターな選択」をするしかないのです。
そういう崖っぷちのときに、未だに冷戦時代の化石頭で、9条攻撃とか、
軍備増強だとか言ってるお子チャマたちには〔実年齢は別ですが〕困ったものです。、
「経済対策」だって、「沖縄普天間問題」だって、缶蹴りするマスコミは、
実現可能な「対案」を出せるものなら出してみろ、と言いたいわけさ。
対案も無いのに、「売らんかな」で、誰が出てきても叩くネタばかり探して
あること無いこと書きまくる似非ジャーナリズムよ、端を知れ、と言うわけさ。
ここは、
ほどほどに民主党を勝たせて、菅さんにじっくりやってもらうのが「ベター」な選択じゃありませんかね?
菅さんは、辺野古の海を潰したりしませんよ。
経済を強くするのは、誰にも出来ないのだから、国民は、冷静に考えて、
「地方主権」の実現を強く要求していきましょう。
そして、各地方が原則「自己責任」で生き延びるための智恵を出すことですね。
「官だのみ」は無理ですね。
似非ジャーナリズムよ「恥を知れ」でしたね、こりゃまた、失礼しました!
ほーほー。
辺野古に移転しないとなれば普天間基地固定とな。
普天間のみなさんご愁傷様。
6.安住さん
この「記事」は「管政権を揶揄するマスコミを揶揄する」ものと捉えましたが、衆院神奈川4区選出の議員の悪口を改めて書く必然性を読み手としてまったく感じられなかったため、「(長島氏に)個人的な恨みでも持っているのか」と率直な感想を書いたまでの話です。
>安住の攻撃のために繰り返し使い古されたネット上のデタラメ情報を
またぞろ出してきて、恥ずかしいと思いませんか。
私が引用した情報が「デタラメ」だと言うのなら、どこがデタラメで本当の事実は何なのか、明確にしない限り、デタラメ呼ばわり資格はない。草薙さんのNo.12の指摘の点でどこかデタラメな点はありますか。答えがない限り、多くの読者は、草薙さんのNo.12の指摘の点をすべて事実とみなすことでしょう。
安住るりさんの主張には基本的に首肯できますね。現実の問題として、民主党の菅政権以外に現時点で日本の政治を任せるところは見当たりません。もちろん現在までの民主党政権下での政策にすべて満足しているわけではありません。基地問題、安保政策など文句を付けたいところはいくらでもあります。誰にでも100%満足できる政策なんて古今東西どこにもありません。
「選挙」は「悩む」なかから「ベター」(より良いほう!)を選ぶべきあり、それが健全でしょう。「政権交代」を実現してから1年たらずで民主党の政策に妥当な判断を下すことはできないはずです。ましてや、半世紀以上の続いた自民党的な政治の「負の遺産」を引き継いだのですから一朝一夕に満足できる政治が実現できるはずもないのです。
安住るりさんの仰るように有権者は今こそ「オトナ」にならなければなりません。短絡であったり、瑣末な事象で情動で判断することは禁物です。残念ながら、大手マスコミは「世論調査」なるものを頻繁に発表して、あたかも世論を誘導しているかに見えますね。それに踊らされてはいけません。
今の日本に欠けているもの、それは「真っ当さ」(英語で言えば、”Decency”)です。日本だけでなく世界で不安要素が蔓延している状況の中で、沈みっぱなしの感がある日本の存在価値を向上させるのは、「いけいけどんどん」の威勢のいい経済政策でも安全保障政策(つまり、経済成長至上主義や覇権主義国家でもなく)でもなく、「真っ当な政策」に裏打ちされた政治の下で、「真っ当な人間」が評価され、「真っ当な社会」が形成されることです。そのキーワードは、「人間中心」言い換えれば、「市民主権」(国民・市民がつねに主権者であることが最優先された社会)だと思います。
「菅直人」という人は、市民活動をその出自とする政治家ではじめて首相の座についたひとです。従来の「政治屋」といってもいいような出自の首相ではないことは日本の政治にとってじつは「画期的」なことです。いままでのところ、「強い経済、強い社会保障、強い財政」と、いわゆる「政治シーン」受けする表現をぶち上げています。私はこの表現は好きではありません。しかし、日本の現状で税制全体を見直す一環として、当然、間接税としての消費税に言及するのは妥当なことでもあるし、むしろタイミングとして遅きに失した感があると思います(いままでの政権は選挙で勝つことだけを念頭に置いていたので、この問題を先送りしてきただけ)が、安住さんの指摘のとおり、税の使われ方をこそ大いに問題として議論すべきなのです。
私は菅直人というひとに政権を続けてもらうべきだと考えます、なぜなら、上記の「市民主権」、悪しき弊害が積み重なっている「中央集権」的な政治から「地方自治」「地域主権」の発展を促す政治を実現しようという想いから政治家になった人だと思うからです。
家坂さま
>「市民主権」(国民・市民がつねに主権者であることが最優先された社会)
この中の、国民、市民と分けて書かれているのはどういう意味でしょうか。
すでに現行憲法下でも「国民主権」であります。
それと違う表現をされるべき「市民」とは何者でしょうか。
どうもそのあたり明確にすべきではないでしょうか。
特にしばしば「市民団体」という看板で、左翼勢力やその残党が自称される
ことが多いのでどうも胡散臭く感じます。
私は「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する」国民であれば、べつに
わざわざ「市民」という紛らわしい、カビの生えたレッテルはどうかと思えます。
家坂さま
それと、「地域主権」「地方自治」と「中央集権」を対立的に捉える構図も
もう古いのではないでしょうか。
これは先の米軍基地移設で明確ではないでしょうか。ごみ処理施設など、
その他公共にはなくてはならないものなのにしばしば「地域エゴ」から
拒否される場合がありますね。
あくまで地方自治などは国の枠組みの中で、業務の
行き届かない部分を補完する程度のものでなければ、
最終的に矛盾が生じてしまいます。
あくまで「国」という入れ物を忘れてはいけないと思います。
たしかにそれを支える「体制」については時代とともに代わって行っても
仕方ないことですが、国という入れ物の中身をしっかり守った上で
それぞれの知識の特色を生かす方向へと考えるべきではありませんか。
7月5日深夜、記事上部に写真を3枚追加しました。
家坂様、コメントありがとうございます。
CS朝日ニュースター「ニュースの深層」で、イタリアと中国のジャーナリストが
菅直人という政治家を高く評価していました。
「普通の会社員の家庭で生まれ育った」こと、
徒手空拳、「草の根の市民運動」からしぶとく生き延び這い上がってきた政治家であること。
長年つきあってきて、菅直人の真面目さを信頼できること、などを挙げていました。
このような人物が日本の首相になったのは画期的である、と世界は見ている。
イタリア人ジャーナリストは、菅直人がアメリカにも中国にも特別な人脈を持たないことは、
「むしろ、いいことだ」と言っていました。
日本のメディアは、よいところを評価せずに批判するばかりだ、と。
メディア上に
彼を「権力志向のマキャべリスト」だという批判がありますが、単に権力が欲しいだけなら、
かつて自民党の竹下登から「自民党にこないか、君なら首相になれる」と誘われたときに
断りはしないでしょう。それは小沢一郎さんにも言えます。権力が欲しいだけなら自民党を出るわけがありません。それぞれに強い「日本への想い」があるのです。
また、
マキャべりストでなければ、この複雑な国際社会での日本丸の舵取りは出来ません。
JANJAN7月5日
九鬼様の記事に書かれていますが、有権者は、マスコミのような「その日その日」の短期的な視点ではなく、じっくりと冷静に「日本社会のあり方」について考え、よりマシな選択を7月11日の「ひとり2票」に込めてもらいたいと思います。
安住さん、麻生総理が「金持ち」ってだけで気持ち悪いくらいに批判の投稿繰り返してましたね。
鳩山さんが金持ちでも全然文句言ってなかったけど。
安倍晋三さんの時は岸伸介がCIAのエージェントだった!だっけ?
途中退場したときはさんざん人格攻撃繰り返してたよね。
鳩山さんが安部さん以上のスピードで退陣しても何も言わなかったけど。
「安住るりは冷静に政治家を観ている」ポーズはちゃんちゃらおかしい。
田中様
私の拙文に目を留めていただいてありがとうございます。
「国家」と「個人」、あるいは「中央」と「地方」と言い換えてもいかもしれませんが、私の理想とするところは、田中様のご意見とは逆かもしれませんね。
個人で構成される国家は、構成員(主権者)の幸福・安寧のために努力義務を負っている「権力執行主体」と、私は基本的に考えています。
「地方自治体」は少なくとも第一義的に管轄地域の住民の福利向上のために、権限を行使する機関です。
日本の場合は、明治政府以来、これらの関係が種々の制度や法律の執行において、現実には「上下関係」で規定されています。であればこそ、自立・自律した「地方自治体」や「国民」が十分に育ってこなかったのではないですか。
憲法の一般的な解釈から、憲法の効力が「国民」に及ぶことに異論をさしはさんでいるのではありません。ただ、私は「市民」という概念を重要視します。「市民」はもともと外来語の翻訳でしょうが、すでに定着した語だと思います。前述の権限を行使する主体(国家、地方自治体など)が供与するサービスを享受する権利を有し、構成員としての応分の義務を負うのが本来の「市民」だと、私は理解しています。ですから、「国民」も同時に「市民」である(べき)と考えています。欧米の多くの国で程度の差はあれ、この概念はかなり定着し、共有されています。この意味で、日本に「市民社会」が成熟していないことが残念です。「市民」は、サヨクでもカゲキでもなく、ましてや、古くもありません。国家主権に従属し、とらわれすぎていることのほうが、現代世界の潮流に乗り遅れていると感じます。
(田中様のご意見は尊重させていただいたうえで、ご質問にお応えして意見を述べさせていただきました。)
菅直人というひとは「権力志向のマキャベリスト」であると同時に「現実主義者」でもあるのでしょうね。自分の理念や政策を実行できる主体者になりたいとの理想をいだいて政治家になったのでしょうから、「なりゆき」や「家柄」や「お金」で権力の座についた人ではないということはいえます。現実の政界でそれなりの立場になるためには、言葉は悪いですが、権謀術数をろうしたかどうかは別にして、ある程度「マキャベリスト」的に行動せざるを得なかった場面はくぐってきているでしょう。その意味では、ここ最近の宰相には備わっていなかった「したたかな現実主義者」でしょう。
私の意見とは異なること、参院選後の政局で「吉と出るか凶と出るか」の問題は別にして、普天間基地の対応も政権のスタートであえて消費税に言及したのも、うなずけます。
しかし、マスメデイア、世論の「なんでもかんでも反対の揚げ足取り」にはウンザリです。私はなにがなんでも民主党の支援者というわけではありません。多様で真っ当な野党の存在は重要で、むしろそっちを成長させたいと願っています。しかし、現在の論調は概ね、民主党が斃れたばあいに、その先の絵を描かずにやみくもに足を引っ張っています。大胆な政界地図再編あるいは自公政治の復活などいろいろな思惑はあるでしょうが、そんなことをしたら、「衆愚政治」的な収集のつかない混乱に日本が陥るでしょう。今こそ、主導性と指導力(ガバナンスとリーダーシップ)を持った「一定の成果を出すのに十分な期間持続可能な」政治を育てなければならないときです。日本は今それほどの危機に直面していると思います。それには主権者の忍耐、理性、枝葉でなく全体での判断(各論の反対を積み上げて全体を見誤る=「合成の誤謬」に陥ることなく)がいちにもににも求められるはずです。
「市民」「国民」の違いは、よくわかりませんが、健全野党として振舞わなければいけないハズの現在の自民党のダメッぷりは同意です。
ただ、与党としての民主党が「現実路線」で修正・修正でいいのか、と考えるのは大人気ないですかね。私は、自民党より、むしろ民主党に期待しているんですけど、自民党もマスコミから散々叩かれていたけど、それはOKだったのでしょうか。
自民党を叩く道具として、自分の意見に都合の良い記事は有料記事でも引用するくせに、自分の意に反する記事は「恥を知れ」ですから、何をかいわんや、です。