農民連盟「自主投票」 口蹄疫で代議員会見送る

　ＪＡの政治団体「宮崎県農民連盟」（委員長＝羽田正治・ＪＡ宮崎中央会長）は２９日、参院選宮崎選挙区（改選定数１）について自主投票とすることを決めた。

　構成する約１３万人の代表である代議員（１２９人）に畜産農家が含まれることから、集まると口蹄疫(こうていえき)の感染拡大につながる恐れがあるとして代議員会開催を見送っていた。自主投票は、１３支部の支部長らでつくる支部長会で決定した。

　同連盟事務局は「代議員会で議論ができないことに加え、党派を超えて畜産業を含む県内産業の振興に取り組んでもらうべきと判断した」としている。自民党現職と民主党新人から推薦願が出ていた。