県は20日、3回目の県口蹄疫(こうていえき)防疫対策本部の会議を開き、県内への感染の可能性がほとんどなくなったとして同本部を解散した。また、知事命令による農場消毒や、畜産関係車両を対象にした消毒についても23日で終了する。
対策本部は、宮崎県での口蹄疫の感染拡大を受けて、福岡県への感染阻止に向けて対策をとってきた。
知事命令による農場消毒は5月21日から。同31日からは侵入経路を断とうと高速道路と国道の県内3カ所で畜産関係の車両を対象に消毒を続けてきた。約2カ月間で、延べ5000台を超える車両を消毒。県内での感染は確認されていない。
県農林水産部の谷健二部長は「引き続き農場などでの衛生管理の徹底は呼び掛けたい」と話している。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2010年7月21日 地方版