<全国学力テスト>吹田市長「橋下知事へ宣戦布告」 結果非公表を教委に要請(yahooニュース)
<記事引用>----------------------------------
大阪府吹田市の阪口善雄市長は19日、記者会見し、全国学力テストの同市の結果を公表しないように市教委へ要請したと発表した。結果公表は橋下徹・府知事が求めており、市教委が次々と公表を決定する中、府内の市町村長で非公表の意思を明確に示したのは初めて。阪口市長は「公表、非公表という教育の本質を見失ったあほな大騒ぎには付き合っていられない。知事への宣戦布告だ」と話している。
公表か非公表かは、24日に開かれる定例の教育委員会議(委員5人)で決まる。阪口市長は「点数だけで評価すれば、学校が塾になりかねない」と説明した。
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要するに、吹田市の市長が、
全国学力テストの結果について、「公表、非公表という教育の本質を見失ったあほな大騒ぎには付き合っていられない」として、橋下大阪府知事に「宣戦布告」したというオハナシ。
ゆとり教育のはじまりは、1972年。学校の週5日制が採用されたのが最初。
その後、1996年に、文部省・中教審委員が「ゆとり」を重視した学習指導要領を提唱。
1998年に学習指導要領が全部改正されて、2002年度から実施されたのが、いまの「ゆとり教育」
「競争のない教育」というものが、完全主流派になって6年。
いまや運動会の騎馬戦も、ドラムカンを奪うだけ。
棒倒しなんて、怪我するゲームはどこへやら・・・・
徒競争にも順位はなく、学級対抗リレーは全員参加のただのお祭りと化しました。
授業の円周率は、3.14ではなく、「3」。
試験結果も公表されず、成績の良い悪いは、ご家庭で勝手にご判断くださいな、という時代になった。
この結果、世界レベルでの日本の学力レベルはすでに30位以下と発展途上国並みの水準に落ち、中でも大阪府の学力低下は、低下した日本の中でも著しいありさま。
これに異を唱えたのが、安倍元総理。教育再生を目指したが、中途で辞任。
いま、大阪府で橋下知事がまたまた教育委員会と喧嘩をしている真っ最中という状況です^^
サテサテ、この国のカタチを考えてみると、
1960年代までは、まだ地縁社会・血縁社会が色濃く残り、不名誉を起こした人物が出れば、それは「村の恥」、「親類の面汚し」だった。いまでは完全に死後ですねえwww
1970年代に、「団地の恥」・・・は加わらず(笑)、
「会社にご迷惑をかけた」、「同じ会社の者として恥ずかしい」と、日本人の帰属先意識は地縁・血縁から、完全に職場社会に移行します。
ご家庭は、地域社会には興味を持たず、盆踊り大会やこども会なんてものも衰退の一途。
子供の教育は、学校や塾にアウトソーシングし、家庭は通勤のためのただの寝床。
親類付き合いも最小限。法事よりも会社の会議が優先という社会風土といったところでしょうか。
さらに戦後の日本社会は、それ以前の「尊王攘夷→忠君愛国・大和魂」と続く精神性が総崩れとなり、もっぱら
「安全・平等・効率」が求められる社会へと変化しています。
塾は進学のために、クイズの正解をいちはやく答えれる「効率性」重視の訓練場。
学校は「生徒の安全と平等」だけを追い求める保育園となりました。
なので、生徒の安全のために、放課後の校庭で遊ばせるなんていうのはもってのほかw
変質者でも現れたらどーすんのさ!と、校庭も閉鎖・・・@@;
広い遊び場を失った子供たちは、もっぱら自宅でプレステに興じ、
運動会の棒倒しも、生徒の安全のために(アブナイから)取りやめ。
試験結果の順位公表みたいに生徒に「差」をつけるようなことは、平等の原則に反するし、親から「なんでうちの子はこんな成績なの?」んね苦情がくるから、いっさい非公開wwww
家庭は子供の教育を放棄。
アウトソーシングされた学校と塾はますます「安全・平等・効率」を追求。
安全で平等で、いちはやく答えを得れる術だけを教えられ、
家に帰れば、気に入らない状態は、いつでもリセットできるというゲームの世界だけが世界のすべて。
そういう環境の中だけで育った若者が、いよいよ社会に出ると、
競争を知らない。
努力しなくても機会と結果は平等にやってくる。
手を触れられただけでも暴力と感じる。
現実の世界でも気に入らない状態は、いつでもリセットできると信じている。
という摩訶不思議な生き物となっています。
結果、
競争を旨とする企業社会の中で居場所を失い、
仕事をしないことを美徳と感じ、
ニート、ひきこもり、ネカフェ難民が増大・・・・
いやはや、すごい世の中になったモノデス@@;
しかし!!!デス
教育の本質を、食べていくことができる人つくり。。。
と考えると、日本という国が食べていくためには、国際競争社会に打ち勝つ強さと知識を持った人材の輩出は、この国に絶対に必要なことだと思いますし、
社会人となって、立派に家庭や家族を守りきる人材となるためには、常に厳しい競争環境の中で、それに打ち勝つ強さと知識を持った人間となる必要があります。
また、地域社会、企業社会を問わず、進んで社会に貢献する清い精神と知識を持った人材が必要とも思ったりするのです^^;
(イヤア・・ワレナガライイコトイッテルカナ・・・ナンテネ)
とにもかくにも、なにかおおきく、ゆがんでしまったニッポン。。。
なにせ、立派な市長さんまで、「宣戦布告」しちゃうんですからwwww
世の中を抜本的に塗り替える新たな哲学というか、社会風潮みたいなものが必要になってきているのかもしれませんなー^^
←気にいっていただいたらココをクリックよろぴく。ちょっぴりはげみになりますので^^vゆとり教育は想像以上です
