2010-07-18
節操の無い選挙協力
「バーターしませんか」
輿石陣営幹部が複数の公明党議員らの自宅を訪ね歩いていた。同党が山梨選挙区の「自主投票」を表明した6月17日以降のことだ。
輿石陣営が「比例は公明」を指示する代わりに、公明支持者に「選挙区は輿石」を依頼するという非公式の選挙協力の打診だった。
ある公明党市議は証言する。「バーターに応じた。自民党側からは何の働きかけもなかったから」
読売新聞の参院選出口調査にも「バーター」の効果が見て取れる。公明支持層の約5割が宮川氏、2割以上は輿石氏に投票していた。今回、公明党の比例選の得票は4万7646票に上った。(2010年7月14日 読売新聞)
「公明支持層の約5割が宮川氏」ということは、民主党に対してNO!を突きつける選挙ではなかったのか?それが党・学会の意志だったはず。それを目先の票欲しさに民主党陣営と協力した事実が全国紙で報道されれば、「政治理念より票を優先する党」のイメージが出来上がってしまう。それは次の選挙時の票を減らすことに繋がると思うが。この選挙協力に応じた公明党市議は到底、先のことを考えているとは思えない。
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