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2010年7月20日(火) 19:40 |
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窓辺を植物で覆う「緑のカーテン」
ここ数日の暑さは日差しが強いのが特徴ですが、この暑さを少しでも和らげようという「緑のカーテン」をご存知でしょうか? 窓辺を植物で覆い直射日光を遮るものですが、いったいどれくらいの効果があるのか、取材しました。
夏休み、子どもたちが集まる倉敷市の児童クラブです。 建物を覆っているのは、沖縄料理でもお馴染みのゴーヤです。 病害虫に強く葉が茂る期間も長いゴーヤが、いま緑のカーテンの主流で、大きな葉が直射日光を遮り、外と内側では常に3度近く温度が違うと言います。 このような緑のカーテンは、環境への取り組みとして、ここ2〜3年の間に広がってきています。 倉敷市の病院は、3年前からリハビリ施設の南側の窓一面をアサガオで覆い直射日光を遮っています。 緑のカーテンの導入で、室内の冷房の設定温度を以前の25度から27度に上げることが出来ました。 岡山市の環境団体は、去年、県内48の家庭や団体で緑のカーテンを実施しました。 計算で、エアコンの利用を抑える事で二酸化炭素800kg、杉の木60本が1年間に吸収する量を削減できたといいます。 環境について考えるきっかけにもなる緑のカーテンです。今後も更に広がりを見せてくれそうです。
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