豪雨被害拡大 島根・松江市で住宅の裏山のがけが崩れ、子ども含む3人が生き埋めに
連日の大雨により、各地で被害が拡大している。島根・松江市では16日未明、住宅の裏山のがけが崩れ、子どもを含む3人が生き埋めになった。午前5時すぎに、子ども1人が救出されたが、残る2人の救出作業は午前11時半現在も続いている。
島根・松江市で、住宅の裏山が崩れ、大きな岩が親子3人が寝ていた部屋を直撃した。
土砂崩れがあったのは、松江市鹿島町で、16日午前2時ごろ、直径4メートルほどの岩2つが崩落した。
住民は「言葉には言えないぐらいの、聞いたことのないような音でした」と語った。
岩は、住宅1階の寝室を直撃し、この部屋で寝ていた草本 留美子さん(37)と、長女で小学6年の美月さん(11)、長男で小学2年の竜我(りょうが)君(7)が生き埋めになった。
美月さんは、3時間後に救出され、左足の骨を折る大けがをしたが、意識はあるという。
一方、留美子さんと竜我君は、午前10時半ごろには救出される見通しという情報もあったが、作業は難航している。
2人の上に覆いかぶさっている岩が思ったより大きく、撤去に手間取っているとみられる。
現場周辺は10日から200mmを超える雨が降っていた。
(07/16 12:00 山陰中央テレビ)