金賢姫元工作員、拉致被害者家族らと面会するため日本政府の特別措置で来日
大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員(48)が20日朝、日本政府の特別措置により来日した。
20日午前6時現在、滞在先の長野県に向けて移動中で、23日までの滞在期間中、拉致被害者家族らと面会することになっている。
金元工作員を乗せた航空機は20日午前4時、羽田空港に到着した。
日本の法律上、入国できない外国人であるうえ、大韓航空機爆破事件で日本の偽造旅券を使用した疑いが持たれているが、今回、政府の特別措置で入国が可能となった。
入国手続きには、およそ1時間がかかった。
金元工作員は、白いブラウスにサングラス姿で、日本政府が用意した車に乗り込み、滞在先の長野県に向け移動している。
金元工作員は、23日まで長野や東京などに滞在し、この間、拉致被害者の飯塚さん親子や横田さん夫妻らと面会することになっている。
金元工作員はこれまで、拉致被害者の田口 八重子さんから日本語を教わったことや、横田 めぐみさんに会ったことを証言していて、今回、どこまで新たな証言をするのか注目されている。
(07/20 06:19)