真壁肋骨骨折の疑いも不屈のV2/新日本
<新日本:月寒大会>◇19日◇北翔クロテック月寒ドーム◇5000人
IWGPヘビー級王者の真壁刀義(37)が2度目の防衛に成功した。挑戦者の前王者・中邑真輔(30)から容赦のないひざ蹴りを左脇腹と顔面に浴びて窮地に陥ったが、キングコングニードロップなどで反撃。肋骨(ろっこつ)骨折の疑いがありながらも18分15秒、意地の飛龍原爆固めでフォール勝ちした。8月6日に開幕するG1クライマックス前年覇者でもある現王者は、G1連覇の達成を公約に掲げた。
古傷の左脇腹に浴びたひざ蹴りの影響で、肋骨骨折の疑いがあった。顔面に浴びたひざ攻撃で左ほおは赤く腫れ、歯が折れた感触もあった。だが真壁の心は折れなかった。ゾンビのように立ち上がり、敵をねじ伏せるように太い両腕でダブルハンマーを振り下ろした。よろめく中邑の背後に立つと、若手時代に得意とした飛龍原爆固めで仕留めた。
5月3日の福岡大会で中邑からIWGP王座を奪った。その際は相手が試合中、左肩肩鎖関節を損傷した幸運もあったが、今回は違う。万全の中邑からフォール勝ちした意味は大きい。エリート街道を突っ走ってきた後輩に、昨年のG1決勝からシングル3勝1敗。「G1で現王者として連覇だよ、この野郎!」と、真壁の雑草魂は勢いづいていた。【藤中栄二】
[2010年7月20日9時35分 紙面から]
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