２０１０年版の「ミージシャン所得番付」１位の「Ｕ２」
米経済誌フォーブス（電子版）がまとめた２０１０年版の「ミージシャン所得番付」はアイルランド出身のロックバンド「Ｕ２」が１億３０００万ドル（約１１３億円）で１位になった。２位はオーストラリアのヘビーメタルバンド「ＡＣ／ＤＣ」、４位にブルース・スプリングスティーンが入るなど、ベテラン勢の健闘が目立っている。
ここ数年、音楽配信の影響で、ＣＤの売り上げは大幅にダウン。一方で、“おじさん勢”は大々的な世界ツアーを敢行。１位のＵ２は昨年から今年にかけ「３６０°ツアー」を展開中（現在はボノの手術＆リハビリで休止中）。２位のＡＣ／ＤＣも大がかりなツアーを成功させ、元気いっぱいだ。
Ｕ２の今ツアーは史上最大といわれる巨大なセットが話題で、総重量３９０トン、トラック１８０台分の容量で、設営に４日間がかり。１日７５万ドルもの費用がかかっており、当初は赤字続きだったというが、出ていくものも多ければ入ってくるものも多かった。
８位にはマドンナ、９位にはカントリー歌手のケニー・チェズニーがランクインした。若手ではアルバム「ザ・フェイム」が世界的大ヒットとなった米歌手レディー・ガガ（２４）が７位でベスト１０内に食い込んだのが目立つぐらいだ。