「新日本」(19日、北翔クロテック月寒ドーム)
IWGPヘビー級選手権は、王者・真壁刀義(37)が、前王者・中邑真輔(30)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。ボディーに足技の集中砲火を浴びて左のアバラを痛めたが、ラリアートの乱れ打ちで逆転。スパイダージャーマン、後頭部へのキングコングニードロップとたたみかけ、飛龍原爆固めで爆殺した。
昨年8月のG1決勝を皮切りに9月のIWGP王座決定戦、今年5月のIWGP戦と約1年間にわたった中邑との連戦を3勝1敗と勝ち越した真壁は「会社にレールを敷かれた野郎と、レールの材料から自分で作らなきゃならなかった野郎との違いだな。それは言葉じゃ覆せない」と自負を口にした。
「アイツだって意地あんだろ?命かけて戦ってきたんだろ?そんなの分かってる」。年下の宿敵をたたえつつ「たかが2勝先行してるだけ。こういう意味のあるステージで、とことんブッつぶしてやるよ」と、再起を促した。
(2010年7月21日)