ひ弱キャラのふかわが、筋骨隆々の“ケンシロウ”に変身した。
音楽活動の際名乗る「ROCKETMAN」の10周年記念ベスト盤「thank you for the music!」(ビクター、8月4日発売)の裏ジャケットに、勇姿は描かれていた。
2人がいとこであることは、7年前にフジテレビ系「トリビアの泉」で紹介されているが、「身内に頼るのはよくないと思い、これまで公言してこなかったんです」とふかわ。だが、今回は音楽活動の集大成となるアルバムに対する思いが、外聞を捨てさせた。
「今を逃したら一生チャンスがなくなると思ってお願いしました」。一方の原氏も「親戚だから断るわけにもいかず、大学生の娘がお笑いファンだったのでOKしました」と苦笑いだ。
2人が対面したのは、今回が27年ぶり。原氏は「『北斗の拳』の連載を始めたころ、親戚の子供がたくさん家に遊びに来て、その中の1人が小学生だったりょう君。でも、ほとんど印象に残ってないんだよね」。
ふかわが芸人になったことは親戚中の話題となり、「娘と妻がりょう君のライブに遊びに行って、僕抜きで仲良くなった」と原氏。ふかわも「事務所を通さず、奥さん経由で今回オファーしました」と明かした。
ふかわはお笑いのイメージが強いが、ピアノはプロ級の腕を持ち、ROCKETMANとしてテレビゲームに楽曲提供したり、ウッチャンナンチャンの内村光良(45)が監督した映画「ピーナッツ」のサウンドトラックも手がけている。
原氏は「頼りないりょう君がROCKETMANに変身するとパワフルになるイメージで描きました」と解説。ふかわは感激しきりで、「一生に1度のことなのでコラボ効果で絶対ヒットさせたい」と力が入っていた。