時空を超えた豪華コラボが実現した!
会見場の照明が落ちた瞬間、スクリーンに浮かび上がったのは1957年公開の裕次郎さんの主演映画「嵐を呼ぶ男」のドラムシーン。裕ちゃんが華麗な演奏を披露し、「次はお前の番だぜ!」とイカした笑顔で目配せすると、舞台上のドラムセットに座った新たな“おいらはドラマー”が登場。スポットライトを浴びた舘はタキシード姿で激しいドラムパフォーマンスを初公開した。
CMでは見られない裕ちゃん×ひろしの“共演”に会場は沸いた。70年代後半に活躍したロックバンド、クールスのボーカルとして鳴らし、ギターもこなす舘だけに、ドラムも朝飯前?と思いきや、「昨日も夢に見るくらい緊張した。嵐を呼んで飛んで行かないようにがんばりました」と額の汗を何度もぬぐった。
昨年12月に岐阜・下呂温泉で行った初ディナーショーで裕次郎さんの曲も熱唱した舘だが、国民的ヒット曲「嵐を呼ぶ男」をリメークするのは初。「先代の代表作なんで、緊張したけどやりがいのある作品だと思いました」と大スターの名に恥じぬよう、1週間以上都内のスタジオにこもって練習に励み、先月9日のCM撮影に臨んだ。
自身の生演奏について「70点か80点。先代も誉めてくれるんじゃないですか」と充実の笑顔も、不意に困った表情に。「実はうちの事務所の番頭が『ディナーショーでドラムをやれやれ!』と言い出して…怖くなりました。1曲やるのは大変なんだから」と苦笑い。
“番頭”こと石原プロモーションの小林正彦専務(74)は新人ドラマーの逃げ腰にもどこ吹く風で「ドラムをやるなら全国でやりたい。クリスマスにできたら」とノリノリ。「俺、還暦だよ…平穏無事で生きていきたい」と笑わせた舘だが、ファンを喜ばせるため、今後も“嵐を呼ぶ”かも!?