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【大リーグ】

松井また左腕打てない…。 打撃はついに.249

2010年7月20日 紙面から

マリナーズ戦の4回、バットが折れ、二ゴロに倒れるエンゼルスの松井秀=エンゼルスタジアムで(社英夫撮影)

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 【アナハイム阿部太郎】エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は18日(日本時間19日)、マリナーズ戦に6番左翼で先発したが3打数無安打。8回の守備からベンチに退いた。今季苦手の左腕をまたも攻略できず、打率はついに2割4分9厘となった。

 バキッ…。乾いた音が球場に響いた。4回の第2打席。左腕バルガスのツーシームに、松井のバットは真っ二つに砕け散った。「食い込んでくるボール。彼の場合、いつもカット系が多いけど、そのイメージでいって逆にきたという感じ」。この打席を含め「今日は打つ球を間違えた」と反省しきりの3タコ。これで対左腕の打率は1割8分3厘まで下落。ここ最近、左腕の際には6番に降格させる首脳陣を見返すことはできなかった。

 さらに、この日まで守備に就いたときは打率3割8分8厘を誇っていたが、その“守れば打つ”の神話も崩壊。8回の守備からは、1対1の同点の場面でベンチに下げられた。松井は「だいたい守っている時はあのタイミング」と話したが、好調であれば交代はなかったかもしれない。大好きな7月のはずが、今季は打率1割9分で本塁打もなし。爆発する季節を迎えても松井がもがき苦しんでいる。

 

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