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【口蹄疫】「全頭の目視検査が必要」 東国原知事、安全宣言前に
口(こう)蹄(てい)疫問題で、宮崎県の東国原英夫知事は20日、「風評被害が出ている中で、完全に安全と言うためには、県内の牛や豚全頭を目視検査する必要があるのではないか」と述べ、県内全域での口蹄疫終息の「安全宣言」を出す前に家畜全頭の目視検査を検討していることを明らかにした。
ただ、宮崎県内で飼育される膨大な家畜が対象の目視検査実施は、安全宣言が当初予定から遅れる可能性があり、宣言後に市場が再開する家畜の出荷時期などにも影響が出そうだ。
新たな発生がなければ、県は27日午前0時に、最後に残る宮崎市の発生農場を中心とする家畜の制限区域や非常事態宣言を解除した上で、安全宣言を出す予定となっていた。
東国原知事は「安全宣言と言ってしまうと、すべて終わったみたいになるが、ウイルスとの闘いは続く」と強調した。