交通事故を装って示談金をだまし取ったとして、府警交通指導課や堀川署などの合同捜査班は12日、京都市右京区西院清水町、無職、湯浅正基容疑者(31)を詐欺容疑で逮捕した。
逮捕容疑は今年3月17日午後5時ごろ、中京区の七本松通高辻上ルの市道で、自転車で走行中、乗用車の右ドアミラーに右ひじをわざと接触させ、運転していた同区の女性看護師(49)に「病院に行かなくても違う話し合いの方法がある。今いくら持ってるのか」などと示談金を要求、女性から現金2万円をだまし取ったとされる。
同署によると、湯浅容疑者は容疑を認め、「他にもいっぱいやっている。競馬やパチンコなどギャンブル代が欲しかった」などと供述しているという。
同課は、上京区2件▽中京区2件▽右京区1件▽伏見区1件の詐欺被害(合計8万5000円)を確認しており、余罪を追及する。【太田裕之】
毎日新聞 2010年7月13日 地方版