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【口蹄疫】鹿児島で家畜市場が再開 与論島で3カ月ぶりに
口(こう)蹄(てい)疫問題で4月中旬から開催が延期されていた鹿児島県の家畜市場が20日、約3カ月ぶりに与論島で再開した。同県は感染リスクが低い離島部の市場を順次開催し、日置市など同県の九州本土側では、宮崎県全域の制限区域解除が見込まれる27日から再開する予定。
鹿児島県内で最初に再開した与論町の「与論家畜市場」では、20日午後2時半から約400頭の子牛が競りにかけられた。入場者には消毒液が噴霧されるゲートを通るよう呼び掛け、車両消毒も徹底。強い日差しの中、屋内の会場も熱気に包まれ、参加者たちは首に巻いたタオルで汗をぬぐいながら子牛を真剣に見つめていた。
市場が延期された影響で、価格の低下が懸念されたが、ほぼ前回並みで取引が進んだ。与論島で購入された子牛はフェリーで運ばれ、同県の大隅半島などの肥育農家で育てられる。