創価の森の小さな家

　　　　　　　　　　　　　　　◇安物のワインでも十分に美味しい理由は？
仕事から得られた報酬で生活する。
これは、人間にとって極めて大きな幸せだと、私は思っている。
もし、仕事をしないで、ブラブラ遊んでいたら‥それはきっと、楽しいことにはならない。
過去、高度経済成長という時代があった。その結果、生活は快適で便利になったが、心の豊かさを失ったのではないかとの指摘がある。
今、豊かな時代の中で、心の病を持つ人も少なくない。
ある学者は、次のように言っている。
「肉体の病気は病院に駆け込めばよいが、精神の貧困はそういうわけにはいかない。心の安定を保つには2つのことが必要だ。1つに、働く場があり、他人の役に立っていると感じられること。2つに、自分は1人ではなく、周囲とつながっていると感じること。すなわち、働き甲斐と連帯感だ」と。
1本10万円もするようなワインを、誰かにご馳走になったとしよう。
高級ワインである。美味しいに決まっている。
けれど、自分で働いて得たお金で、1本1000円程度のワインを飲んだとする。
この10万円のワインと、1000円のワインとは、一体、どちらが美味いだろうか。
答えは、互角なのだ。変わらないのだ。
写真のグラスは、昨年の夏休みに親戚の子供達と遊んだ時に作った。
当時の記事は、→ここをクリック！
この手作りグラスで飲むワインは、格別に美味しい。＾＾
食事は、口と喉と胃袋だけでしているのではない。心で食し、心で飲んでいる。
故に、人様のものを盗んで飲食しても美味くないわけだ。人生に感謝し、周囲を幸せにしている実感があれば、安物ワインは高級ワインと等しく美味しくなる。
故に、学会員は貧しくともご馳走を食べ、平凡でも幸せなのだ。
定年退職して仕事を失っても、学会活動という仕事は残る。学会活動は、通常の仕事以上の仕事である。故に、我らの幸せは尽きることはない。
若い時には、お金はなくてもよい。新婚生活も、ちゃぶ台程度からのスタートで十分だ。
そのちゃぶ台が、やがてテーブルに変わり、ボロいクルマが、少し程度のいいクルマとなっていくプロセスこそ、幸せなのだ。最初から、ピカピカのテーブルで、大きな屋敷に高級車があっては、きっと人生はつまらないものになるだろう。＾＾

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