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2010-01-25 新ジャンル?アニマルコミュニケーション
■[トンデモ]新ジャンル?アニマルコミュニケーション

ペットに対するホメオパシーが流行っているようだ。■波動測定器の有効性を検証した論文を読んでみたでは、「動物の身体,感情,精神の状態を推定する」機械をホメオパスが利用していることを紹介した。代替医療ビジネスにおいて、人間を相手にするよりもペットを相手にしたほうが、法律違反や賠償金などのリスクが少ないのかもしれない。あるいは標準医療にも保険が効かない分、代替医療でも競争力を持つのかもしれない。顧客の数は少ないが、それでも喜んで代替療法に対価を支払う飼い主はいるようだ。
最近知ったのが、「アニマルコミュニケーション」という分野。人間相手の医療でも、精神科医とは別にカウンセラーの資格がある。「アニマルコミュニケーター」も似たようなものかと思ったけれども、どうも様子がおかしい。「動物たちの心の声を聞き、人と動物とのより良い関係と幸せなコミュニケーションを伝えるために設立されました」という日本アニマルコミュニケーション協会(JACA)のサイトより引用する。
■アニマルコミュニケーションで人と動物とのより良い関係を築きます | アニマルコミュニケーションカレッジ
動物たちも、私たちと同じように、悩み、喜び、そして様々な思いをいだいて生きています。その彼らの愛情とひたむきな心を理解したいという願いから、アニマルコミュニケーションは誕生しました。
彼らの言葉にならない心の声を、行動学や観察によって読み解き、さらにはテレパシーや直感、オーラリーディングによって感じ取ることで、動物たちの本当の心が見えてきます。共に地球上に暮らすものとして、心と心で語り合えたとき、私たちは本当の意味での純粋なコミュニケーションを体験できるのです。人と動物という垣根をこえて互いに理解し合うこと。
それがアニマルコミュニケーションです。
テレパシー?オーラリーディング?ちなみに、オーラリーディングとはこういうもの。
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■アニマルカウンセリングで大切な動物とあなたの心を繋ぎます | アニマルコミュニケーションカレッジ より引用
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他にもアニマル過去世リーディングというものもある。科学を装っていないのでニセ科学とは言えず、スピリチュアル系に分類されるのであろう。それにしても、お金がないため必要な治療が受けられない人もいる一方で、アニマルコミュニケーションに15000円とか63000円とか出してもらえるペットがいると思うと微妙な気持ちになる。ホメオパシーとは当然のように連鎖している。たとえば、レメディ選択のためアニマルコミュニケーターに依頼があった例。
■猫ピカイアのチャネリング・アニコミ日記 ホメオパシーを選ぶ為の猫への質問*1
ホメオパシー治療をうけている猫ちゃんの飼い主さんから
ホメオパシーを選択するために猫に必要な質問をして欲しいと
依頼がありました。
そこで
ホメオパスさんが、猫に聞きたい質問を、知らせて下さいと頼みました。
私が勝手に質問するより良いだろうと思いました。
ホメオパスさんの質問はそんなに多くなかったですが
「なぜ病気になったか?」このような質問もありました。
これが分かったら、苦労が無いですわね〜
人間だって自分が病気になった原因って分からないから。
ホメオパシーはレメディ選択の際の対話がカウンセリングとして機能しているので(というか、ただの砂糖玉であるレメディは単独ではなんら効果はない)、ホメオパスが猫に質問したくなる気持ちもわからないでもない。ただ、猫に対してカウンセリングの効果があるかどうかは、はなはだ疑問ではあるが。また、「波動測定器」という一見科学的な機械を使う方法と、「チャネリング」という方法。一見、全然違うように見えて、実のところは似たようなものであるのも興味深い。次は、アニマルコミュニケーター本人がホメオパスである例。海外の動画のナレーションからの孫引き。
■[ リンダ・ルースルート さん : アニコミュ海外動画] by SKYE CAIT*2
|幸福な視聴者の皆様、
|『動物の世界 地球の仲間』(Animal World)へ ようこそ。
|本日は、オランダの同種療法(ホメオパシー)を行う獣医で、
|テレパシーで動物と交信する、
|リンダ・ルースルート医師を取り上げます。
|
|医師は幼少時から動物達に強い親近感を持っていました。
|私達の仲間の動物に深い関心を持ち、
|大学で学位を修める間、動物行動学を研究しました。
|また、天使のエネルギーを通し他者を癒す、
|『天使エネルギー療法』の訓練を受け、
|それを使用した動物の傷や病気を癒す、
|総合エネルギー療法の上級指導者の資格も持っています。
|加えてリンダさんは、
|天使との接触を通し動物と交信できる能力があるので、
|他のアニマル・テレパシー・コミュニケーター交信者とは、
|区別されます。
|この特殊な能力のため、ルースルート医師は
|テレビやラジオ番組、新聞やインターネット記事で取り上げられ、
|オランダのメディアから多くの注目を浴びています。
いろいろとトンデモな主張をしているホメオパシー・ジャパンですら、さすがに天使エネルギー療法などとは言わないと思う。しかし、天使エネルギーなどと聞いて、「え?いくらなんでもおかしくね?」と思わない人も一定数いるのだ。自分以外の誰かの方がペットと理解し合えると考える飼い主だけでなく、「アニマルコミュニケーターになりたい」と思う人も「顧客」であるのは、ホメオパシーと同じ構図。動物を助けたければ獣医を目指すべきだ。私が猫なら、テレパシーやら過去世リーディングやら天使エネルギーやらを信じている科学的思考能力に欠けた人間に自分の治療方針を決定して欲しくない。
テレパシーだろうとチャネリングであろうと、本当に動物とコミュニケーションがとれるのなら、科学的に検証可能である。たとえば、ペットだけが知っていて、アニマルコミュニケーターが知らない情報について、アニマルコミュニケーターが正答できるか、など。しかし、アニマルコミュニケーターは科学的な検証を行う気などないであろう。
関連記事
*1:URL:http://hikarioak.blog38.fc2.com/blog-entry-27.html
*2:URL:http://skyecait.blog62.fc2.com/blog-entry-123.html。ただし、元記事は「ダークサイドの人たちがネガティブな意味で、この記事にリンクしている事が分かりましたので」内容が変更になったようです。変更前の記事はこちら。
電波浴(ちとふるいか)に最適な本です。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4087205266.html
ペットに対するホメオパシーが流行っているいう記事を読み、書き込ませていただきます。
なんのリンクも示さない体験談であることを、最初にお断りして置きます。
なかなかこのような話ができるところがなく、一方的な書き込みになってしまっているという自覚はアリます、スミマセン。
当方はとある小型犬のコミュニティに所属しており、30組ぐらいのペットと飼い主の方とコンタクトを取っておりますが、ホメオパシーは本当に流行っています。
10組以上は何らかの形でレメディを(主に通販で)購入して使用したことがあります。
内3組は継続的にホメオパスの方に通っています。
その3組は、別々のホメオパスの方にかかっており、1組は処方のためにオーラソーマリーディングにて診断されているそうです。
オーラソーマリーディングは、2色の水と油の入ったいろいろな瓶の中から感性でえらぶという方式で、犬は自分では選べないので、犬を小脇に抱えた飼い主が犬の波動を一身に感じつつ選ぶ、という形式だそうです。
残りの2組は、オーリングテストで診断を受けているそうです。
が、こちらも犬は指をOにできないので、犬を小脇に抱えた飼い主が犬の波動を一身に受けつつ自分の指をOにして、ホメオパスの方に診断してもらうそうです。
ちなみに処方されるものは、3組とも、液状のレメディで、砂糖玉に浸して犬に食べさせる他にも、波動水で希釈して、スプレーで吹きかける方法を勧められるそうです。
毎月、安いとは言えない金額を払っている事以外は、困った事も無いようなので(例えば治療をホメオパシのみにせずに獣医師の事も信用している等)、特に関係を避けるような事も無いのですが…純粋な親切心で勧められてしまうと、複雑な心境になります。
そして、レメディが流行っているのがこのコミュニティだけならまだしも、ちょっと大きなオフ会などに行くと、必ず話題になってるんですよね…レメディが。
乱文、失礼いたしました。
ワタクシ実はペットに対する代替療法の資格を持っています。
と言うか、その資格講座に申し込むまで代替療法という言葉すら知らず、受講してみて内容にドン引きしたんですが、大人の事情というやつで、一応資格だけは取りました。
そんなワタクシの周囲には、アニマルコミュニケーターは胡散臭いと思ってる人でも、
ホメオパシーやバッチフラワーレメディは胡散臭いと思わない人は多いです。少し前のエントリであげられていた、霊感商法だか浄霊は胡散臭いと思っても、代替療法は信じるというパターンと同じような感じです。
意識が高いと言われる飼い主さんや業者さんほど、レメディだのマッサージだのハーブだのアロマだのを取り入れていたり、そうそう、酵素栄養学も一部では幅をきかせておりますし、自然/天然信仰も当然あります。
疑似科学について具体的に知らない人でも、ペット業界の今の流行を追えば疑似科学についておおよそ網羅できるんじゃないか?ってくらいに疑似科学だらけです。
ウォチ対象としては面白いんですが、
ガンの治療も自然療法に固執する人がいたりして、面白がってばかりもいられない状況です……。
呼び出して貰って(もう死んでました)話を聞いて貰って号泣してたのを見ました。
ペットが死んでいても写真があればおKだし、日本人が飼っていた犬でもおKと言うのを聞いて
私は「それイタコじゃん」と思いますた。
まあ砂糖玉なら、たいていのペットは喜んで食べるかも知れないけどねー。
おまけさん
バウリンガルは普通の辞書と同じ事をやっているだけであり、十分科学的だと思います。まあ人間同士の翻訳と同じく、とんでもない誤訳や大胆すぎる意訳の可能性はあるかも知れませんが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB