このようなことはやめよう


■家庭菜園の踏みつけ(家浦浜地区)
レーベルガーのレストランの隣の畑。自分の家で食べる分だけの野菜を作っています。
準備段階からたびたび被害に遭ってきました。現在では「立入禁止」の大きな看板が立てられています。もうここの人は芸術祭には協力しないでしょう。
現金収入の少ない島の暮らしです。島には買いに行くスーパーもありません。守ってください。
■素朴な信仰の軽視(唐櫃岡地区)
唐櫃の清水にある祠に、アーティストの青木野枝氏がちゃっかりと自分の作品をはめ込んでいました。展示作品本体はここの隣接地にあります。作品を作った勢いで「ついでにやってみました」という軽い動機なのでしょうか。悪乗りしすぎですね。しかも恒久設置すると言います。後始末は島でやらなくてはなりません。遊び終わったら、片付けくらいしてもよいのではないでしょうか。
賛否両論あると思いますが私は嫌です。自分のものではないけど。
■暴言
下記のようなことを言ってお年寄りを泣かせないでください。
  • 豊島・直島・犬島はそれぞれ地元住民が生活を営んでいる島です。福武聡一郎氏の個人所有の島ではありません。「福武さんの島」というのはやめましょう。
  • 豊島は産業廃棄物自体で有名になったのではなく、産業廃棄物を島から撤去させる運動をして実現させた人々が住むことで有名になった島です。横尾忠則氏のように「ごみ捨て島」と言うのはやめましょう。品位と知的レベルが知れてしまいます。
■自然や生きものを大切に
  • 作品作りの材料にするために、ヒメボタルが生息している竹林を伐採したアーティストがいるとtwitterと瀬戸内国際芸術祭のWebに書かれていました。豊島や小豆島には「陸生」のホタルがいます。ホタルは水辺以外にもいます。
  • 内田晴之氏が「日本中からヒガンバナの球根を集めて豊島で植える」と芸術祭のガイドブック69ページに載っていました。豊島には豊島の植生があります。ヒガンバナは三倍体(クローン増殖しかしない)と言われていますが、わざわざこのようなことをする必要があるのでしょうか。豊島の植物を増やして作品作りはできないものでしょうか。

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