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つくば市立病院:市が縮小、廃止の2案 きょうから市民説明会 /茨城

 つくば市は、同市立病院(同市北条、48床)を、診療所に縮小するか、または廃止する案をまとめた。20日から市民への説明会を開き、早ければ9月議会に最終案を提出する。

 同病院は58年に開院し、77年に旧筑波町立病院となった。一時は内科、外科など6科を設けており、03年度の外来患者は1日平均約170人だった。しかし現在は内科、小児科、皮膚科の3科だけで、外来患者は1日50人程度。収入減のため、市が年間2億円余りを支出して赤字を埋めている。市が昨年暮れに実施した市民アンケート(回答者1365人)では、市立病院の存在を「知っている」が約50%。「年に数回以上利用する」は約10%だった。

 市役所内の検討会は、病院の体制を縮小し診療所化する▽廃止する--の2案を提案。廃止などで浮いた資金を活用し、市内に足りない産科・新生児科医療を充実させるべきだとしている。提案は昨年2月に行われたが、市は今回初めて市民に公表する。

 病院には20人弱が長期入院中で、診療所化や廃止となれば行き先が課題という。

 説明会は、20日午後7時に市民ホールつくばね(同市北条5060)で開かれるのをはじめ、29日まで市内7カ所で開催。問い合わせは市医療環境検討室(029・883・1111)。【高木昭午】

毎日新聞 2010年7月20日 地方版

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