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2010年7月19日(月) 19:15 |
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産廃撤去の進む島にも活力を
67万トンの産廃が不法投棄され、現在も撤去、処理事業が続く香川県豊島も芸術祭の舞台となっています。 地元住民は、この機会に産廃問題と戦い続けた島の歴史を多くの人に知ってもらえればと期待を寄せています。
「ゴミの島」とも呼ばれた香川県豊島です。 島の一角では、芸術祭開幕日の19日も産廃の処理作業が行われていました。 産廃の不法投棄問題で揺れた豊島も芸術祭の会場です。 訪れた人に、産廃問題と長年戦い続けた豊島の歴史も知ってもらえればと地元住民は話します。 芸術祭の舞台としての豊島では、設置された芸術作品とともに島の自然を楽しむことができます。 また、もともと公民館だった建物に設置されたトンネル状の通路、実は使われなくなった窓や扉、ゴミの再生素材を用いて作られています。 産廃問題と戦い続けた島を作者は表現したと言います。 家を改修して作られたこの場所では、島で取れた魚や野菜を使った料理が提供されています。 厨房では、島民らがスタッフとして観光客をもてなします。 住民パワーで産廃問題に立ち向かった豊島も舞台に繰り広げられる現代アートの祭典。 島に活力をもたらすきっかけになればと期待を寄せています。
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