ハロルド・マイネニコルス団長(左から2人目)を中心としたFIFA視察団が来日し、招致委員会の小倉純二副委員長(右から2人目)や大阪市の平松邦夫市長(左端)らが出迎えた=19日午後、大阪府泉佐野市、伊藤恵里奈撮影
サッカーのワールドカップ(W杯)2018、22年大会開催候補地の準備状況を調査する国際サッカー連盟(FIFA)の視察団が19日来日した。関西空港に着き、早速ヘリコプターで、大阪・梅田への誘致が進む大阪エコ・スタジアム(仮称)の建設予定地を上空から見た。日本招致委員会の計画では、この競技場で開幕戦と決勝を行う。
視察団は、22年招致を目指す日本を手始めに、世界9候補地を約2カ月かけて見て回り、開催の実現性や運営能力などを調査。その内容は12月のFIFA理事会での開催地決定に重要な意味を持つ。ハロルド・マイネニコルス視察団長(チリ・サッカー協会会長)はヘリ搭乗前、「日本は02年大会を経験しているが、改めて運営能力の有無をみたい」と話した。日本招致委の犬飼基昭委員長(日本サッカー協会会長)は別便で大阪入りした。
日本視察は4日間。20日には、大阪市内のホテルで日本招致委による最初のプレゼンテーションなどが予定されている。視察団は大阪のほか埼玉、東京の施設などを見て説明を受ける。