年金記録問題

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国民・厚生年金約5千万件の記録漏れが発覚。1695万件が未解明のままで、政府は2010年、11年の2年で解決を図りたい考え。[関連情報]

ヘッドライン

<年金記録>サラリーマンの妻 45万人実態とズレ

 サラリーマンの妻などが加入する国民年金の第3号被保険者制度を巡り、配偶者が会社を退職して資格を失ったのに3号のままとなっているなど年金記録が実態と食い違う人が推計約45万人に達することが、日本年金機構の調査で分かった。届け出が必要なことを知らない人が少なくないためとみられ、払うべき国民年金保険料が未納だったり、年金の受給額が本来より多くなっている人が多数に上る可能性が高い。「宙に浮いた年金」などと同様、実態とのずれが放置されてきた膨大な記録の存在が浮かんだ。【野倉恵】(毎日新聞)
[記事全文]

◇第3号被保険者とは
第3号被保険者 - 厚生年金、国民年金の財政「用語集
専業主婦の第3号被保険者って有利?不利? - 第3号被保険者の始まり、財源について。All About(2008年10月10日)
第3号被保険者問題とは? - 厚生年金・国民年金情報通

◇第1号被保険者への変更が必要な場合も
ライフステージごとの女性の年金 - 日本の年金制度の基礎知識
国民年金の被保険者について - 3つのグループについて。日本年金機構

年金制度の概要 - Yahoo!トピックス「年金問題」

※ここより下は、メディア関係者と読者が作るガイドコンテンツです。   表示方法: 標準全部

問題の経緯

1996(平成8)年までの公的年金制度は、加入者が加入していた年金制度の種類ごとの番号により、年金記録を管理していた。そのため、会社から自営業に転職したり、結婚して退社するなどにより加入する年金制度の種類を移動した場合は、一人で国民年金や厚生年金などの複数の番号を持つことが多く、その結果、日本の人口を大きく上回る約3億件の年金記録が存在した。

民主党の年金記録問題への対応

民主党政策集INDEX2009「年金」によると、

いわゆる「消えた年金」「消された年金」問題への対応を国家プロジェクトと位置付け、2年間集中的に取り組みます

記録問題の被害者に一刻も早く補償し、年金記録問題の再発防止と年金制度に対する信頼の回復を図るため、以下の政策を実行します。
(1)年金記録が間違っている可能性の高い方については、証拠収集等を簡略化し、一定の基準の下で記録を訂正する「一括補償」を実施する
(2)納付した証拠のない方の記録を積極的に回復するため、「年金記録回復促進法案(仮称)」の成立を図り、事務局体制強化や判断基準の見直しを行う
(3)記録訂正後の年金額が支払われるまでの期間を短縮するため、事務処理体制を見直す
(4)コンピューター上の年金記録と紙台帳の記録の全件照合を速やかに開始し、コンピューター上の記録の訂正・統合を行う
(5)厚生年金記録の改ざん等、記録問題の実態解明に必要な調査を実施し、被害者の確定と補償を行う
(6)すべての加入者に「年金通帳」を交付し、いつでも自分の年金記録(標準報酬月額を含む)を確認できるようにする。

によって、「年金通帳」で「消えない年金」を実現するとしている。

年金通帳の2010年度交付は断念へ

長妻厚労相は衆院選のマニフェストにも掲げ、2010年度からの導入を予定していた年金通帳に関して、財源難等の理由で2010年度からの導入を見送る考えを示した。代替措置として、社会保険事務所などにパソコンを設置して記録を閲覧できる仕組みを構築するとしている。
関連リンク

社会保障番号

社会保障と税の共通番号制度。導入に向けた議論が本格化している。社会保険庁による年金記録の記載漏れなどが発覚し、問題となったこともあり、社会保障番号を導入して、ミスを未然に防ぐことが期待されている。

年金記録統合対策 

年金記録統合のスケジュール

行政機関等の対応

年金記録問題への対応の今後の道筋 - 社会保険庁
  1. 年金記録のコンピュータ上での突合せ(名寄せ)及びその結果記録が結び付く可能性がある人への「ねんきん特別便」の送付
  2. すべての年金受給者及び現役加入者への「ねんきん特別便」の送付 - ねんきん特別便の仕様。社会保険庁
  3. 「ねんきん特別便」のフォローアップの徹底
  4. 相談体制の充実 相談窓口装置を配備している市町村名(PDFファイル) - 社会保険庁
  5. 広報
  6. 「今後解明を進める記録等」の解明・統合の推進(PDFファイル) - 社会保険庁
  7. ねんきん定期便
  8. コンピュータ記録と紙台帳との突合せ
  9. 厚生年金旧台帳等の記録(「1,430万件」「36万件」)への対応
  10. 年金記録確認第三者委員会からあっせんのあった標準報酬等の遡及訂正事案等の調査
  11. その他の課題への対応
  12. 年金記録確認第三者委員会における記録確認 - 総務省行政評価局
  13. 年金記録問題検証委員会による検証 - 総務省行政評価局
  14. 年金業務・社会保険庁監視等委員会による監督 - 総務省、年金業務・社会保険庁監視等委員会

年金記録の確認方法など

インターネットでの確認方法

社会保険庁が提供している年金個人情報提供サービスでは、インターネットを通じ加入記録を24時間いつでも確認することができる。利用の申し込み手順や注意点については、All About 「いつでも確認できる 年金加入記録」で解説している。

ねんきん特別便による確認方法

ねんきん特別便とは社会保険庁が2007年12月17日より、公的年金の加入記録の確認を目的として発送を開始した通知書である。厚生年金の加入記録は職歴と一致することが多いので、自分の職歴と加入記録を照合して抜けている期間やずれがある場合は、未統合の記録が存在する可能性がある。All About 「ねんきん特別便ともらい忘れ年金」(2008年8月5日)

ねんきん定期便

国民年金・厚生年金保険の被保険者全員(約7000万人)に保険料納付実績や年金見込額を知らせる。毎年被保険者の誕生月に、年金に関する個人情報を通知するサービス。2009(平成21)年4月からスタート(社会保険庁「ねんきん定期便」)。

通知される内容と注意点

  • 年金加入期間
  • 年金見込額
    • 50歳未満の方…加入実績に応じた年金見込額
    • 50歳以上の方…「ねんきん定期便」作成時点の加入制度に引き続き加入した場合の将来の年金見込額
※すでに年金受給中(全額停止も含む)の方には、年金見込額はお知らせしません。
  • 保険料の納付額
  • 年金加入履歴
  • 厚生年金のすべての期間の月ごとの標準報酬月額・賞与額、保険料納付額
  • 国民年金のすべての期間の月ごとの保険料納付状況
注意点
2009(平成21)年の初回の定期便は、厚生年金の標準報酬月額や保険料の納付額が、過去の月ごとにすべて記載されている。すべて記載されるのは、節目年齢時(35歳、45歳、58歳)のみであり、記憶のない標準報酬月額の大きな変動がないかに注意が必要。あった場合は社会保険事務所のミスの可能性もある。

解説・コラム

無年金者の数

受給資格がある事実を知らない人も

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