2010年 7月 19日
瀬戸内国際芸術祭 開会式
瀬戸内海の島々を舞台に国内外の現代アート作品を展示する瀬戸内国際芸術祭が、19日、開幕しました。開会式には、芸術祭の実行委員会会長を務める香川県の真鍋知事や、総合プロデューサーの福武總一郎さんなど関係者約350人が出席し、開幕を祝いました。式では高松港に鮮やかな大漁旗を掲げた約30隻の漁船が集まり開幕を祝福したほか、讃岐国分寺太鼓の力強い演奏で、開幕ムードを盛り上げました。瀬戸内国際芸術祭は、小豆島や犬島など7つの島と高松港などで、今年10月31日まで開かれます。

犬島で劇団「維新派」が公開リハーサル
瀬戸内国際芸術祭の舞台の一つ、岡山市の犬島では18日、世界をまたにかけて活躍する劇団、「維新派」の新作のリハーサルが行われました。維新派は大阪を拠点に世界各地で活躍する日本有数の劇団で、犬島での公演は8年ぶりとなります。新作のストーリーは時空を超えて海の道をたどるというもので、丸太約3000本を組み上げた巨大な野外劇場でリズミカルなせりふと全身を使った演技が繰り広げられました。18日は島民など約200人が招かれ、野外劇場ならではのダイナミックな空間を味わっていました。維新派の公演は20日から12日間行われます。

連休最終日 海の日
3連休最終日の19日、各地で今シーズン最高気温を記録するなどまさに夏本番の陽気となりました。岡山県内で最も多くの海水浴客が訪れる玉野市の渋川海水浴場では大勢の家族連れや若者でにぎわいました。19日の瀬戸内は高気圧に覆われ、午前中から気温がぐんぐん上がり高梁市で34.2度となるなど各地で今年最高気温を記録しました。真夏の太陽が照りつけるなか海水浴客は浮き輪を使って泳いだり、波打ち際で遊ぶなどして3連休の最後を楽しんでいました。

岡山市がグアム州と友好協定締結へ
岡山市が来月、アメリカのグアム州と友好協定を結ぶことがわかりました。友好協定については、今年初めごろから岡山市とグアム州で協議を行ってきましたが、市によりますと今月9日、グアム側から正式に協定を結ぶとの連絡があったということです。高谷市長が来月31日にグアムで州知事との調印式に臨みます。岡山空港からグアムに直行便が就航していることや去年2月に岡山大学がグアム大学と交流協定を結んだのに伴い、市民レベルでも交流を盛んにしようという機運が高まったことがきっかけということです。州と市という異なった規模の自治体同士の協定のため姉妹都市縁組みではなく友好協定という形を取ります。協定が締結されれば日本の自治体としては、千葉県の柏市に次いで2番目となります。