もっちぃ夢かなった！野球部マネジャー役…ＡＫＢ「フレンチ・キス」、デビュー曲ドラマ化

　ロッテの元投手だった倉持明氏（５８）を父に持つ「ＡＫＢ４８」の倉持明日香（２０）が、ドラマで野球部のマネジャー役に挑戦する。柏木由紀（１９）、高城亜樹（１８）による新ユニット「フレンチ・キス」のデビュー曲「ずっと前から」（９月８日発売）をドラマ化したもので、デビューＣＤとセットのＤＶＤに収録。倉持は「（マネジャーは）かなわない夢だと思っていた。私、ＡＫＢで草野球チームつくるのがひそかな夢なんです！」と目を輝かせている。

　気迫の投球で８０年代、“炎のストッパー”として活躍した父を持つ倉持が、女優として夢をかなえた。柏木、高城とともに結成した新ユニットのデビュー曲をドラマ化した「ずっと前から」で、野球部のマネジャーに“就任”だ。

　父の影響で、ずっとマネジャーにあこがれの気持ちを抱いていたという倉持。「女子校に入ってから、かなわないと思っていた夢。お母さんも喜んでくれた。お父さん？　恥ずかしくて言ってないんです…」。うれし恥ずかしの初体験に、飛び上がるほどの思いを話した。

　「フレンチ―」は誕生から野球づいており、デビュー曲は今月３日からＮＨＫ教育の野球アニメ「メジャー　第６シリーズ」のエンディング曲としてオンエアされている。

　倉持にとっては願ってもない出来事ばかり。しかし、まだもう一つ、ひそかな野望がある。「ちっちゃい頃、野球選手にさせられそうになって、毎日バッティングの練習をさせられてた」という思い出が。「ＡＫＢで草野球チームつくるのが夢。そこでマネジャーやるんです」。柏木と高城も「やりたい！」と倉持の考えに乗った。

　３人にとって、演技は「ＡＫＢ４８」メンバーが総出演した「マジすか学園」（テレビ東京系）に続き２度目。撮影を終えた柏木は「不安だったけど、スポーツ系のマネジャーは私もやりたかった。すごく青春でした」。一方、高城は女優願望が強く「ＡＫＢに入るキッカケが“女優になりたい”という思い。これをキッカケに、みんなに知ってもらいたい」と願った。

　デビューは９月８日。総合プロデューサーの秋元康氏（５４）が「一番、女の子っぽくて、彼女にしたい、親にまで紹介したい３人組」との思いを込めたユニット。高城は「ＡＫＢとは違ったアーティスト性を見てもらいたい。５年後１０年後も、長くやれるように…」と抱負を掲げ、柏木も「秋元先生の思うイメージを全うしていきたい」と、デビューの日を心待ちにした。

　◆倉持　明日香（くらもち・あすか）１９８９年９月１１日、神奈川県生まれ。２０歳。０７年に第１回研究生オーディション合格。０８年３月に４期生としてデビュー。チームＡ所属、第２回選抜総選挙２３位。通称「もっちぃ」。身長１５６．５センチ。

　◆柏木　由紀（かしわぎ・ゆき）１９９１年７月１５日、鹿児島県生まれ。１９歳。０６年に第３期追加オーディションに合格。０７年４月にデビュー。チームＢのキャプテンを務め、第２回選抜総選挙８位。通称「ゆきりん」。身長１６３センチ。

　◆高城　亜樹（たかじょう・あき）１９９１年１０月３日、鹿児島県生まれ。１８歳。０８年に第３回研究生オーディションに合格。６期生として同年８月にデビュー。チームＡ所属、第２回選抜総選挙１３位。通称「あきちゃ」。身長１６４センチ。