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愛知県大治町砂子の空き地で18日夜、バーベキューの準備中、ジェル状の着火剤が引火したまま飛び散り、近くにいた同町の無職・高屋麗魅香(れみか)さん(22)が顔や肩にやけどを負い、意識不明の重体となった。誤った使用方法による着火剤の引火・爆発事故は過去も多発。夏本番で今後、バーベキューを楽しむ機会が増えるだけに、着火剤の使用には注意が必要だ。
楽しいはずの夏のバーベキューで、惨事が起きた。愛知県警津島署によると18日午後8時頃、4家族の男女十数人とバーベキューパーティーの準備中、会社員の男性(27)がバーベキュー用コンロの炭火の火力を強めようと、ジェル状の着火剤をつぎ足したところ、火のついたジェルが飛び散ったという。
引火したジェルは、近くにいた高屋さんの服に燃え移り、仲間が携帯ですぐ119番。消防署によると、高屋さんは上半身が燃えたため、仲間が水をかけて鎮火させ、体を冷やしたという。高屋さんは近隣の病院に搬送された。ほかにけが人はなかった。
ジェル状着火剤は本来、木炭やまきに塗ってから点火して使うもの。バーベキュー用品などを扱うホームセンターは「火がついているところにつぎ足すと、着火剤を伝って火が燃え上がってくるので危ない」と使い方に問題があったのではと話した。
着火剤は、主成分のメチルアルコールが揮発性が大きく、ガス化して引火しやすい。火をおこすのに便利な反面、使用方法を誤ると、重大な事故につながるとして、国民生活センターでは2001年に注意を呼びかけた。1993年4月~01年6月末までに同センターに寄せられた着火剤の事故情報50件中、半数が治療3週間以上か入院を要する重傷事故という。
主な事例は、炭の炎が消えたり、消えかかったため、もう一度火をおこそうと再び着火剤をつぎ足し、炎が上部に噴き上がったり、火のついた着火剤が飛んでやけどを負ったケースが多い。火は消えていないのに、さらに火力を増そうとしてつぎ足して爆発した例もある。
同センターは、一度火をつけたら、チューブ入り着火剤のつぎ足しやパック入り着火剤を火の中に投げ込まないよう呼びかけるとともに、揮発したガスが拡散して炎が広範囲に広がることがあるため、安全な距離をとることなどをアドバイスしている。
(2010年7月20日06時01分 スポーツ報知)
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