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暴力団問題で8・20みんなで意見交換会

 日本相撲協会が18日、愛知県体育館で理事会を開き、執行部以外の親方衆や十両以上の力士らを交えた「再生に向けた意見交換会」を8月20日に両国国技館で開催することを決めた。反社会的勢力が関係する不祥事について情報を共有し、話し合うことを目的とした。

 もともと協会在勤の執行部を除いた親方衆からは、野球賭博など、一連の不祥事への対応に不満の声が上がっていた。ある理事会出席者は「ガス抜きという意味もあるのでしょう。意見を出してくれればいい」とした。

 別の親方は「若い親方に『どうして外の人の意見ばかり聞くんだ』と怒っているのもいる」と嘆く。16日に初会合があった「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」からの出席者も見込まれ、「外部VS協会」の激論バトルが繰り広げられる可能性もある。

 「事態について共通の認識を持ち、協会員が理解しましょうということ」と効果を期待した村山代行だが、報道陣との懇談会では「代行はしかるべきところで、お役御免とさせていただきたい」と思わず本音も。内部と外部の意見すり合わせに、苦労が絶えないようだ。

(2010年7月18日)





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